前田祐二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
前田 祐二
オリックス・バファローズ #60
OB-Yuji-Maeda20110623.jpg
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府藤井寺市
生年月日 1986年1月10日(28歳)
身長
体重
180 cm
67 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2009年 ドラフト4位
初出場 2010年8月7日
年俸 1,800万円(2014年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

前田 祐二(まえだ ゆうじ、1986年1月10日 - )は、オリックス・バファローズに所属するプロ野球選手投手)。

経歴[編集]

近鉄バファローズの地元・大阪府藤井寺市の出身。藤井寺市立藤井寺中学校で野球を始め、進学した大阪府立富田林高等学校1年の秋からエースを務める。最高成績は2年春の大阪府大会5回戦進出で、甲子園出場経験はない。高校卒業後にいったんある大学に進学するも「雰囲気が合わずに」退学し、翌年一般入試で龍谷大学を受け直して合格し入学する[1]。前田が4年時に龍谷大は関西六大学野球春秋季連続優勝を果たすも、同期でエースの古野正人や2学年下の松岡裕也の先発が大半であり、主に中継ぎや抑えでの登板が多かった。リーグ通算成績は19試合に登板し3勝2敗。

大学卒業後は社会人野球でのプレーを希望したが、監督の交代などで話は立ち消えとなる[1]。そんな中、BCリーグ福井ミラクルエレファンツの新監督である天野浩一から素質を買われ、2008年のBCリーグドラフト会議において1位指名を受ける[2]

2009年シーズンは開幕投手を経験し、4月24日の試合で初勝利、5月2日の試合では初完封勝利を収めた。その後も左のエースとして、右のエースである藤井宏海とともに低迷するチームを引っ張る活躍をみせ、リーグ奪三振王(152奪三振)を獲得した。この実績が評価され、同年のNPBドラフト会議にて、オリックス・バファローズより4位指名を受け入団。史上初めてBCリーグから支配下登録選手としてのドラフト指名を受けた選手となった。同年11月29日のファン感謝祭では、「藤井寺出身で、藤井寺(球場)に通っていたので、バファローズに入れてうれしいです」とコメントした[3]

2010年8月6日に初の1軍登録をされ、翌8月7日のロッテ戦でプロ初登板を果たした。主に左のワンポイントまたはビハインド時などに起用され、8月は13試合に登板し防御率2.16と好成績を残した。9月になると打ち込まれるようになり最終的に防御率は5.91に悪化したものの、左の中継ぎ不足に悩むチーム事情に割って入る活躍を見せた1年であった。

2011年は肘を下げるフォームにするも失敗[4]。一軍登板無しに終わり、ファームでも29試合で防御率3.79と目立った成績は残せなかった。

2012年は腕の振る位置を元に戻し、秋季キャンプから走り込みと筋力トレーニングに打ち込んだ[5]。開幕1軍とはならなかったが、ファームで好成績を残し8月26日に一軍昇格。昇格後初登板となった9月5日の対ロッテ戦でプロ初先発を務めると、5回1/3を6安打2四球4奪三振で無失点に抑え、チームの日本人投手としては2006年の平野佳寿以来となるプロ初先発初勝利を挙げた[6]。その後は2試合連続で敗戦投手となったが、4度目の先発となった9月26日の対ソフトバンク戦では5回無失点に抑え、チームの連敗を12で阻止する好投を見せると、本拠地最終戦となった10月7日の対西武戦でも8回無失点の好投で連勝し、この年限りでの現役引退を表明した北川博敏の引退試合を白星で飾った。5試合の登板で3勝2敗、防御率1.30の好成績で、飛躍の契機を掴むシーズンとなった。

プレースタイル[編集]

最速148km/hのストレートを軸に、スライダーカーブチェンジアップなどの変化球で組み立てるピッチングをする。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2010 オリックス 20 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 52 10.2 14 1 6 0 0 8 3 0 7 7 5.91 1.89
2012 5 5 0 0 0 3 2 0 0 .600 122 27.2 28 0 12 0 1 19 0 0 10 4 1.30 1.45
2013 21 12 0 0 0 3 4 0 1 .429 297 74.0 65 7 19 0 2 53 6 0 23 22 2.68 1.14
通算:3年 46 17 0 0 0 6 6 0 1 .500 471 112.1 107 8 37 0 3 80 9 0 40 33 2.64 1.28
  • 2013年度シーズン終了時

記録[編集]

  • 初登板:2010年8月7日、対千葉ロッテマリーンズ14回戦(スカイマークスタジアム)、9回表に6番手で救援登板・完了、1回無失点
  • 初奪三振:同上、9回表に的場直樹から空振り三振
  • 初ホールド:2010年8月22日、対千葉ロッテマリーンズ18回戦(千葉マリンスタジアム)、6回裏に2番手で救援登板、2/3回 無失点
  • 初先発・初勝利:2012年9月5日、対千葉ロッテマリーンズ19回戦(ほっともっとフィールド神戸)、5回1/3を無失点

背番号[編集]

  • 17 (2009年)
  • 60 (2010年 - )

登場曲[編集]

独立リーグ時代の成績[編集]
















































W
H
I
P
2009 福井 25 8 11 0 7 .421 160.2 661 141 5 152 40 8 59 47 10 0 2 2.63 8.51 1.13
通算:1年 25 8 11 0 7 .421 160.2 661 141 5 152 40 8 59 47 10 0 2 2.63 8.51 1.13
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注[編集]

  1. ^ a b 「雑草魂 開花に期待」朝日新聞河内版2009年11月6日朝刊
  2. ^ 福井は2008年のNPBドラフト指名選手(柳川洋平)を輩出していたためドラフトでは優先枠が設けられており、その枠を利用しての指名だった。
  3. ^ 朝日新聞関西版2009年12月3日夕刊
  4. ^ “オリ、前田のプロ初星で今季初の4連勝”. デイリースポーツ. (2012年9月6日). http://www.daily.co.jp/baseball/2012/09/06/1p_0005357711.shtml 2012年9月8日閲覧。 
  5. ^ “前田、強気に初勝利=プロ野球・オリックス”. 時事通信社. (2012年9月5日). http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_date1&k=2012090501039 2012年9月8日閲覧。 
  6. ^ “オリックス・前田、プロ初先発で初勝利”. サンケイスポーツ. (2012年9月6日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20120906/buf12090605020000-n1.html 2012年9月8日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]