伊藤準規

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
伊藤 準規
Chunichi itoujunki 20150322.JPG
現役時代
2015年3月22日、阪神鳴尾浜球場にて撮影
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 愛知県稲沢市
生年月日 (1991-01-07) 1991年1月7日(30歳)
身長
体重
187 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 ドラフト2位
初出場 2009年9月30日
最終出場 2019年6月18日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
伊藤 準規
YouTube
チャンネル
活動期間 2021年4月16日 -
ジャンル 野球エンターテインメント
登録者数 約7200人
総再生回数 約19.6万回
チャンネル登録者数、総再生回数は2021年8月29日時点。
テンプレートを表示

伊藤 準規(いとう じゅんき、1991年1月7日 - )は、愛知県稲沢市出身の元プロ野球選手投手、右投左打)、YouTuber

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学生の時に稲沢リトル(硬式)で野球を始め、中学時代は父親が創設したヤングリーグ「西尾張ドリームス」でエースとして全国大会に出場。高校進学にあたっては、地元の私学からの誘いもあったが、愛知県では愛工大名電中京大中京東邦など一部私学が甲子園出場寡占状態であることもあって、甲子園出場を目指す本人の希望もあり、越境して岐阜県立岐阜城北高等学校へ進学する。

岐阜城北時代は1年秋からエースとして活躍し、夏の県大会では2年時の2007年に準々決勝の清翔高校(現:岐阜聖徳)戦でノーヒットノーランを達成し、チームの中軸打者として本塁打も記録している。3年夏の県大会では4回戦で敗退。

2008年のドラフト会議中日ドラゴンズから2位指名を受け11月30日に仮契約した。12月13日に入団発表され、背番号は18に決定した。

中日時代[編集]

2009年9月30日の読売ジャイアンツ戦(ナゴヤドーム)でプロ入り初登板を果たす[1]。この試合は立浪和義の引退試合であり、「子供の頃からドラゴンズファンの自分にとって、憧れていた立浪さんの引退試合が自分の初登板の試合になったというのが一番の思い出」と、後年語っている。直後の10月3日にはファーム日本選手権の先発投手として登板、5回1/3を無失点に抑え勝ち投手となった[2]クライマックスシリーズでは第5戦の9回に登板している。

2010年は開幕ローテーション入りし、開幕3戦目(3月28日)の広島東洋カープ戦でプロ入り初先発を果たす[3]。4月4日には阪神戦で、8回を1失点に抑えプロ初勝利を挙げた(中日ドラゴンズの10代先発勝利投手は1989年の今中慎二以来21年ぶり)[4]。ただし次の巨人戦ではクイックモーションができずに簡単に盗塁を許し、2回3失点でKOとなり二軍落ちした。その後は右肘痛もあって一軍に戻ってくる事はなかった。

2011年は7月3日の巨人戦で同季初登板し、5回途中までを完全に抑えるなど7回2/3を2失点に抑えて勝利投手となり、交流戦後初のチームのカード勝ち越しに貢献した[5]。10月1日の阪神タイガース戦では急遽リリーフに上がり勝利投手になったが[6]、2勝に留まった。

2012年は1勝に終わるも、クライマックスシリーズファイナルステージの第2戦に先発。巨人打線を相手に7回2/3を2失点と好投し、勝利投手となった[7]。第6戦でも先発したが、1回1/3を5安打3失点でKOされ、日本シリーズ進出を逃した[8]

2013年4月3日のウエスタン・リーグ広島戦での登板中、右肘に違和感を訴え、4月9日に右肘関節外側側副靱帯損傷と発表された[9]。オフにこの年のドラフト1位で入団した鈴木翔太が背番号18を付ける事になったため、65に変更した。

2014年は、8月に一軍に昇格。8月22日の巨人戦では中継ぎとして登板するも、1回を1失点で敗戦投手となる。その後は勝ち星こそつかなかったものの、6先発中4回でクオリティスタートするなどした。

2015年は2試合の登板にとどまり、防御率も5点台後半と振るわなかった。

2016年は7月29日の阪神戦(阪神甲子園球場)で4年ぶりの勝利投手となった[10]。しかし、防御率は6.05と振るわなかった。

2017年は開幕を二軍で迎えるが、5月2日に一軍に昇格し、リリーフとして0勝1敗9ホールド、防御率2.35という成績を残し、9月5日の巨人戦から先発に転向するも、9月23日のDeNA戦では8失点を喫した[11]

2018年は中継ぎ投手として開幕を一軍で迎えたが、一軍では11試合の登板にとどまる。

2019年も中継ぎ投手としての起用を見込まれたが[12]、2月のキャンプ入り序盤に右肘痛を発症し、別メニューで調整[13]。開幕後は4月9日、二軍のソフトバンク戦でシーズン初登板[13]。故障再発を危惧し、登板間隔を開ける慎重な起用方法となったが[13]、18試合に登板し、防御率0.48と安定した成績で[14]、6月17日に不調の田島慎二に代わって一軍に昇格[15]。翌18日の対西武戦(ナゴヤドーム)で3番手としてシーズン初登板。しかし、1回1/3を被安打7、8失点という大炎上を喫する。この試合では先発の阿知羅拓馬も4回1/3を被安打10、8失点と炎上しており、チームはナゴヤドームワーストタイの16失点を記録してしまった[16]。この1試合以降登板なく、7月1日に登録を抹消される[17]。登録抹消後も二軍では好投を続け、30試合に登板して1勝0敗4セーブ、失点は5月9日の阪神戦の1点のみで[18]、防御率0.29という格の違いを見せつけていたが、8月に右肘の違和感が再発し、一軍再昇格は叶わずシーズンを終える[19]。投球練習はできる程度ではあったが、右肘痛に毎年見舞われていることから手術を受けることを決断し[19]、10月17日に神奈川県横浜市内の病院で右肘関節形成術を受けた[20]。11月12日の契約更改では300万円ダウンの推定年俸1100万円でサインした[21]

2020年は、一軍での登板が無く、11月3日に球団より戦力外通告を受けた[22]。現役続行を目指し、2020年12月7日に行われた12球団合同トライアウトに参加し、3者連続三振を奪った[23][24][25]。しかし、他球団から声が掛かることがなく、12月18日に自身のInstagramで現役引退を表明[26][27]

現役引退後[編集]

2021年2月27日放送のCBCラジオ若狭敬一のスポ音』にゲスト出演し、実兄が経営する不動産会社に1月から入社してサラリーマンとして働いていることを明かした[28]。実兄からはメディアへの出演は「どんどんやれ」と言われており、同年4月17日にはYouTubeでの配信活動を開始[29]Spotifyでのラジオ配信も行っている。

選手としての特徴[編集]

ストレートの最速は153km/hをマークし[30]、変化球はスライダーフォークボールを投げる[31]

クイックモーションと故障の多さを課題としている。

新人時代から「イケメン右腕」としてオフのイベントなどによく参加させられ、ファンから人気を博していた[30]。その容姿を活かし、引退後に不動産会社に入社してからは、企業広告やモデルの仕事も始めているという[28]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2009 中日 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 4 1.0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0.00 0.00
2010 3 3 0 0 0 1 1 0 0 .500 57 14.0 11 1 7 0 0 12 0 0 6 6 3.86 1.29
2011 9 7 0 0 0 2 4 0 0 .333 196 42.2 46 0 19 0 8 27 2 0 23 17 3.59 1.52
2012 2 2 0 0 0 1 0 0 0 1.000 35 9.2 3 0 5 0 0 3 1 1 1 1 0.93 0.83
2014 9 7 0 0 0 0 2 0 0 ---- 186 38.2 48 3 23 1 4 24 3 0 23 17 3.96 1.84
2015 2 1 0 0 0 0 0 0 0 .000 33 6.1 9 0 3 0 1 3 0 0 6 4 5.68 1.90
2016 6 3 0 0 0 1 2 0 0 .333 89 19.1 22 2 9 0 0 12 1 0 14 13 6.05 1.60
2017 39 4 0 0 0 0 2 0 9 .000 276 62.2 59 5 33 0 4 57 1 0 28 27 3.88 1.47
2018 11 0 0 0 0 2 0 0 1 1.000 65 13.2 13 2 11 0 2 6 3 0 6 6 3.95 1.76
2019 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 13 1.1 7 0 2 0 0 1 1 0 8 8 54.00 6.75
通算:10年 83 27 0 0 0 7 11 0 10 .389 954 209.1 218 13 112 1 20 146 12 1 115 99 4.26 1.58

年度別守備成績[編集]



投手












2009 中日 1 1 0 0 0 1.000
2010 3 2 2 0 1 1.000
2011 9 2 10 1 1 .923
2012 2 2 0 0 0 1.000
2014 9 1 9 2 1 .833
2015 2 0 1 0 0 1.000
2016 6 0 1 0 0 1.000
2017 39 5 6 0 0 1.000
2018 11 0 3 0 0 1.000
2019 1 0 0 0 0 ----
通算 83 13 32 3 3 .938

記録[編集]

投手記録
  • 初登板:2009年9月30日、対読売ジャイアンツ24回戦(ナゴヤドーム)、3回表に2番手で救援登板、1回無失点
  • 初奪三振:同上、3回表に谷佳知から空振り三振
  • 初先発:2010年3月28日、対広島東洋カープ3回戦(ナゴヤドーム)、4回2失点(勝敗付かず)
  • 初勝利・初先発勝利:2010年4月4日、対阪神タイガース3回戦(ナゴヤドーム)、8回1失点
  • 初ホールド:2017年5月21日、対広島東洋カープ9回戦(ナゴヤドーム)、6回表に2番手で救援登板2回1失点
打撃記録

登場曲[編集]

  • 「Fam Feat.so-ta」LGYankees(2010年)
  • 「BECAUSE YOU`RE MY SHAWTY」AK-69(2011年 - 2014年)
  • 「ray」BUMP OF CHICKEN(2015年 - 2017年)
  • 「宝石になった日」BUMP OF CHICKEN(2018年)

背番号[編集]

  • 18 (2009年 - 2013年)
  • 65 (2014年 - 2020年)

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “伊藤、鮮烈149キロ”. CHUNICHI Web (中日スポーツ). (2009年10月1日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/hold/dragons/news/2009/200910/CK2009100102000042.html 2013年5月5日閲覧。 
  2. ^ “18歳の伊藤 強気に攻めて勝利呼ぶ!”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2009年10月3日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2009/10/03/kiji/K20091003Z00001050.html 2013年5月5日閲覧。 
  3. ^ “伊藤、初先発は4回降板「もっと投げたかったけど…」”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2010年3月28日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/03/28/kiji/K20100328Z00001160.html 2013年5月5日閲覧。 
  4. ^ “今中以来!19歳・伊藤、祖父にささげるプロ初勝利”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2010年4月5日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/04/05/kiji/K20100405Z00001560.html 2013年5月5日閲覧。 
  5. ^ “惚れてまうやろ~準規プロ2勝”. CHUNICHI Web (中日スポーツ). (2011年7月4日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/hold/dragons/news/2011/201107/CK2011070402000013.html 2013年5月8日閲覧。 
  6. ^ “竜2差、準規でかした2勝目”. CHUNICHI Web (中日スポーツ). (2011年10月2日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/hold/dragons/news/2011/201110/CK2011100202000005.html 2013年5月8日閲覧。 
  7. ^ 伊藤準規が投打に大活躍!高木竜連勝 SANSPO.COM 2012年10月18日付記事より。
  8. ^ 【中日】準規降板「僕の技術不足」/CS日刊スポーツ.2012年10月22日
  9. ^ “準規、右肘靱帯損傷”. CHUNICHI Web (中日スポーツ). (2013年4月10日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/farm/list/201304/CK2013041002000097.html 2013年5月11日閲覧。 
  10. ^ “中日・伊藤 1406日ぶり勝った 山本昌流ケアで右肘手術乗り越えた”. スポニチ. (2016年7月30日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/07/30/kiji/K20160730013062670.html 2017年8月10日閲覧。 
  11. ^ 中日・伊藤 乱調1回持たず8失点KO「申し訳ありません」 チームは5位決定”. スポーツニッポン (2017年9月23日). 2017年9月23日閲覧。
  12. ^ “準規、リリーフの心構え学んだ”. 中日スポーツ. (2019年2月8日). https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201902/CK2019020802000114.html 2019年12月16日閲覧。 
  13. ^ a b c “【ファーム竜情報】 伊藤準 右肘痛からの復帰登板で1回1安打無失点”. 中日スポーツ. (2019年4月10日). https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201904/CK2019041002100002.html 2019年12月16日閲覧。 
  14. ^ “伊藤準が1軍合流”. 中日スポーツ. (2019年6月17日). https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201906/CK2019061702100021.html 2019年12月16日閲覧。 
  15. ^ “17日の公示 前夜サヨナラ負けの中日、田島抹消で伊藤準を登録 ロッテは中村稔を登録”. Full-Count. (2019年6月17日). https://full-count.jp/2019/06/17/post411500/ 2019年12月16日閲覧。 
  16. ^ “中日が屈辱的大敗 阿知羅8失点、伊藤準規8失点”. 日刊スポーツ. (2019年6月18日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201906180000973.html 2019年12月16日閲覧。 
  17. ^ 出場選手登録および登録抹消 | 公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2019年7月1日). 2019年12月16日閲覧。
  18. ^ “【ファーム竜情報】 伊藤準が151キロで1軍昇格アピール”. 中日スポーツ. (2019年6月5日). https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201906/CK2019060502100029.html 2019年12月16日閲覧。 
  19. ^ a b “伊藤準規が右肘手術決断 来春キャンプには間に合う見込み”. 中日スポーツ. (2019年10月16日). https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201910/CK2019101602100051.html 2019年12月16日閲覧。 
  20. ^ “【中日】堂上、伊藤準、佐藤が右肘手術を行ったと発表”. スポーツ報知. (2019年10月23日). https://hochi.news/articles/20191023-OHT1T50076.html 2019年12月16日閲覧。 
  21. ^ “中日・伊藤準 300万円減でサイン 1軍登板がわずか1試合「悔しい思いをしたシーズン」”. Sponichi Annex. (2019年11月12日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/11/12/kiji/20191112s00001173238000c.html 2019年12月16日閲覧。 
  22. ^ "来季の契約について". 中日ドラゴンズ公式サイト. 3 November 2020. 2020年11月3日閲覧
  23. ^ 3者三振は狙い通り…元中日・伊藤準規「最高の出来」決め球全てフォーク【プロ野球12球団合同トライアウト】:中日スポーツ・東京中日スポーツ” (日本語). 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2020年12月18日閲覧。
  24. ^ 元中日の伊藤準規は3者三振 最速141キロを記録 - プロ野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2020年12月18日閲覧。
  25. ^ 元中日・伊藤準 3連続三振で猛アピール 12球団合同トライアウトに参加” (日本語). www.sponichi.co.jp. 2020年12月18日閲覧。
  26. ^ 中日・伊藤準規が現役引退 通算7勝11敗10H「12年間やらせていただき、いろいろな方に出会えたのが財産」:中日スポーツ・東京中日スポーツ” (日本語). 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2020年12月18日閲覧。
  27. ^ 中日から戦力外の伊藤準規が現役引退 トライアウト好投も「ここで野球界を退く」” (日本語). Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ―. 2020年12月18日閲覧。
  28. ^ a b 中日・伊藤準規引退の影響があまりにも深刻!?”. RadiChubu-ラジチューブ-. 若狭敬一のスポ音 (2021年3月2日). 2021年6月10日閲覧。
  29. ^ 【元プロ野球選手】引退後すぐにファンとして元チームメイトを応援してみた‼(笑)前編 - YouTube
  30. ^ a b 中日イケメン伊藤イベントにモテモテ
  31. ^ 準規、三者三振 はまった「この球で取る」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]