中国語入力方法

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倉頡輸入法用のキーボード配列の例(『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のキーボードの様式の模倣)
五筆字型輸入法用のキーボード配列の例

中国語入力方法(ちゅうごくごにゅうりょくほうほう)はコンピュータ携帯電話などへ中国大陸では簡体字香港台湾では繁体字中国語文字入力に使われ、さまざまな方法が開発・使用されてきた[1]北京語だけでなく、方言広東語など)の入力も整いつつある。なお、中国語の「輸入」は日本語の「入力」のことである。

キーボードでは大きく分けて、読み方をローマ字で入力する発音記号入力、部首などの字形から入力する字画入力の2種の方式がとられる。

様々な方法[編集]

手書き認識[編集]

音声認識[編集]

発音記号入力[編集]

字画入力[編集]

コード番号[編集]

歴史[編集]

2012年における中国で話される言語別の人口割合[2](下位にさらに細かい方言がある)

  ビン語 (6.2%)
  呉語 (6.1%)
  晋語 (5.2%)
  粤語 (4.9%)
  カン語 (4.0%)
  客家語 (3.5%)
  湘語 (3.0%)
  徽語 (0.3%)
  広西平話, その他 (0.6%)

コンピューター以前から、中国語タイプライター英語版で打ち込みが研究されていた。初期の物の一つは、1940年代に中国人言語学者である林語堂の発明したタイプライター 明快 である。彼は基本的な30図形か漢字をカテゴライズする新しい仕組みを採用し異なるキーを打つことで入力する方法をとった。しかし、そのタイプライターは商業生産はされず、大きな借金を背負うこととなった[3]

1980年代以前では、中国の出版社は多くの作業者を雇用し莫大な漢字型から数千のピースを選び出した。また政府は、煩雑で長い中国語の電文を送る仕組み電碼を使用して入力していた。 初期のコンピュータ時代でも現在のように部首や発音から入力していたが、現在ほど容易ではなかった。

1976年に、香港で発明された部首を組み合わせる(日+月=明となる)倉頡輸入法によって、香港や台湾などの繁体字を使用している文化で1分間に100以上の漢字を入力することが可能になった。ただし習熟が難しいという難点があり、台湾では、より簡単に覚えられる、発音を注音符号で変換する注音輸入法が主流である。また中国でも、発音をローマ字で変換するピン音入力方法が主流である。

ただし、発音から入力する方法では、一般的な中国語(ほぼ北京語普通話)話者以外の中国語の方言話者(文章は統一され筆談可能だが、方言自体が7言語以上あり、人口も多い)への対応をしないとならず、さらに一分間に入力出来る文字数が少なくなる欠点がある。

脚注[編集]

  1. ^ スマートフォンで中国語入力をするには?―iPhoneとAndroid
  2. ^ Chinese Academy of Social Sciences (2012), p. 3.
  3. ^ 中文與計算機 Archived 2003-05-13 at Archive.is

外部リンク[編集]