Text Services Framework

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Text Services Framework (TSF)は、Microsoft WindowsインプットメソッドAPIであるInput Method Manager (IMM32) の後継となる汎用テキスト入力フレームワークである。Windows XP以降で標準搭載されているほか、それ以前のWindowsでもOffice XPの導入に伴ってインストールされる。あるいはTSF単独のインストールも可能である[1]。TSFはキーボード入力だけでなく手書き文字認識音声認識にも対応し、多言語入力、スペルチェック、その他の自然言語処理をサポートする。Windows 8においてはIMMのAPIを用いて作成されたインプットメソッドはストアアプリに利用できずにシステムによってブロックされるため、TSFによる開発が必須となっている[2]

TSFに対応する入力エンジンはTIP (Text Input Processor) と呼ばれる。現在[いつ?]入手できるTIPにはMicrosoft IMEATOKGoogle 日本語入力Social IMEWinAnthyskkimeなどがある。

脚注[編集]

  1. ^ マイクロソフト (2001年4月12日). “Platform SDK Redistributable: Microsoft Windows Text Services Framework Redist files” (英語). Microsoft Download Center. 2008年12月12日閲覧。
  2. ^ IME 開発の要件 (Windows ストア アプリ)”. Windows デベロッパーセンター. 2014年10月1日閲覧。

外部リンク[編集]