世界侵略: ロサンゼルス決戦

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世界侵略: ロサンゼルス決戦
Battle: Los Angeles
Comic-Con 2010 - Battle- Los Angeles helicoper (4874439019).jpg
コミコン2010で展示されたPRヘリコプター
監督 ジョナサン・リーベスマン
脚本 クリストファー・バートリニー
製作 ジェフリー・チャーノフ
ニール・H・モリッツ
製作総指揮 デヴィッド・グリーンブラット
オリ・マーマー
音楽 ブライアン・タイラー
撮影 ルーカス・エトリン
編集 クリスチャン・ワグナー
製作会社 レラティビティ・メディア
オリジナル・フィルム
配給 アメリカ合衆国の旗 コロンビア映画
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2011年3月11日
日本の旗 2011年9月17日
上映時間 116分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $70,000,000[1][2]
興行収入 $211,819,354[2]
7億5000万円[3] 日本の旗
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世界侵略: ロサンゼルス決戦』(せかいしんりゃく ロサンゼルスけっせん、原題:Battle: Los Angeles北米以外では『World Invasion: Battle LA』)は、2011年アメリカSFアクション映画PG12指定。

ロサンゼルスに襲来した地球外生命体の軍勢に、アメリカ海兵隊が立ち向かうアクション映画


ストーリー[編集]

米国・カリフォルニア州サンオノフレ・ミリタリービーチ英語版の海辺。ここはペンドルトン米軍キャンプ[4]近くの海岸だ。水曜の朝。海兵隊の二等軍曹のマイケル・ナンツがトレーニングのために砂浜を走っている。だがもう若くないナンツは、息切れして以前のように速く走れない。20年も軍で勤務したのだから歳だってとる。そんなナンツを若い軍人のグループが楽々と追い抜いてゆく。若者たちが余裕で自分より速く走るのを見たナンツは、がっくりと力が抜けたようになり、立ち止り、苦しげに肩で呼吸をする。ナンツ自身の実感としては歳をとったとは感じていない。だがこうして若者たちが自分より速く走る現実を見せつけられると、自分の実感と現実の間に大きな落差を感じ困惑する。

朝のトレーニングを終えたナンツはマッスルカーをかっとばして勤務先の海兵隊基地へ向かう。ナンツは先日すでに退役願を提出した。あとは承認を得て、今期限りで軍人を辞めるつもりだ。

カーラジオからはニュースが流れており、小規模の流星群らしきものが明朝に大気圏に突入すると予想される、隕石が落下するのは陸から何キロも離れた太平洋だ、などと伝えている。

海兵隊基地に到着したナンツは、古くからの友人で今は曹長で上官となっているジョン・ロイに会いにゆく。ロイはナンツに向かって、なぜ退役願なんて提出するのか? 勲章も山ほどもらっているのに? と問いかける。ナンツに辞めてほしくないのだ。そう言ってくれる友人の気持ちを感じつつもナンツは、兵士には賞味期限がある、今訓練中の兵士たちが卒業したら自分は引退して楽しく余生を送りたい、管理職にはなりたくない、などと強がりを言ってみせる。泣き言を言わないのが軍人の文化だ。ロイはナンツの気持ちを察して、前回の実戦での出来事は本当に不幸なことだった、と気持ちに寄り添ったことを言い、残念だとは思いつつもナンツの希望どおり退役願の書類に承認の署名をする。

ナンツは歴戦で手柄をあげてきた兵士だが、前回、実戦で作戦行動中に部下を死なせてしまったことがナンツにとってトラウマになっている。今でも自分を責め続けており、自分には指揮をとる資格が無いとも思え、実戦を避け訓練教官になったのだが、教官をしていてもトラウマが蘇ってしまい、辛いから退職しようと思ったのだった。

翌朝のマルチネス少尉の自宅。マルチネスは士官学校を首席で卒業して1か月。最近小隊長になったばかりだ。妊娠して大きくなった妻のお腹に愛情をこめてキスをするマルチネス。その妻は、玄関口まで夫に寄り添い、優しく職場に送り出す。

場面は変わり、海兵隊の訓練場。ナンツが若い兵士たちの訓練を行っている。そこへ友人で上官のロイがやってきてナンツに向かって言う。流星群がカリフォルニア沖に落下している、全員出動だ、お前が必要だ、マルチネス少尉が指揮する第一小隊の2等軍曹が今は不在なので代わりにサポートに入ってくれ、マルチネスは士官学校を卒業してまだ一か月で頭は良いがまだ経験が浅いから経験豊富なナンツのサポートが必要だ、今回はただの住民の避難誘導の仕事だ、と言う。

招集された兵士たちが海兵隊基地の建物の中に続々と入ってゆく。基地内のテレビがニュースを伝えており、流星が海に落下した、大きな水しぶきが上がった、という映像と音声が流れている。 集合した兵士たちを前に指揮官が言う。「NASAによると、落下している物体は、速度を落としてから着水している」。 それを聞いた兵士たちは、落下したのはただの流星ではなく生物が操っている何かだと即理解し、困惑を感じ、互いに顔を見合わせる。指揮官は言葉を続ける。「落下物体の一群は、街の中心から16kmの位置に着水している。落下物体は機械的な物体だ。つまりこれは流星群ではない。我が国を侵略しようとしているのだ!」。

それを聞いたナンツは「つまりこれは実戦というわけだ」とつぶやく。トラウマをかかえ実戦を避けてきたのに、今回の事件でまた実戦に戻されてしまうのか、と困惑している。

テレビのニュースが、サンタモニカの海岸にいる人々が得体の知れない地球外生物 数百体に襲われている映像を流し始める。

ナンツら海兵隊の部隊は前線基地英語版(F.O.B.)に設定されたサンタモニカ空港へと輸送ヘリで向かう。途中、敵の兵器からの攻撃を受けるが、敵の姿は見えない。幸い敵の弾は当たらず部隊は無事前線基地のサンタモニカ空港にたどりつき、前線本部となった航空機格納庫に兵士たちが入ってゆく。 到着した海兵隊の兵士たちが指揮官をとりかこむと、即座に指揮官は状況の説明を始める。「サンタモニカの民間人はほぼ避難させた。海から1.5kmのリンカーン通りに防衛線を設定した。空軍はA-10B-52の出撃の準備中。19:30にリンカーン通りから海までのエリア全域を爆撃する予定だ」。 それを聞いた新人少尉のマルチネスは驚きを隠せず言う。「サンタモニカを爆撃するんですか!!?」。 新人の部下からこの疑念の言葉を聞いた年配の指揮官は、冷静かつ断固として言う。「侵略者の正体は不明で、地球の生物ではない!! 全兵力を総動員して敵を撃退しなければならない!!」。 敵は地球の生物ではないという言葉を聞いた周囲の兵士たちは不安そうな表情を見せる。 指揮官はかまわず言葉を続ける。「敵は地上部隊のみで、戦闘機は持っていないから、空からの攻撃には弱いはずだ。我々が制空権を握るぞ!」 指揮官は命令を続ける。「民間人を完全には避難させていないから、まだ残っている民間人の救出が必要だ。ゴルフ中隊はサンタモニカ通り以南を捜索しろ。フォックス中隊はオリンピック通り、エコー中隊はピコ通り。マルチネス少尉は自分の部隊を捜索班と攻撃班に分割してリンカーン通り(en)の先の警察署へ向かえ。場所はベニス通りとアマローサ通りの交差点だ。警察署から警官は退却したが、救難信号が出ている。つまり民間人がいるんだ。人数は不明だが、逃げ遅れた民間人を見つけ、当基地に連絡を入れろ。こちらからはヘリを送るから、民間人とともに脱出するんだ!爆撃が始まるまでに3時間しかない!お前らが脱出できなくても空爆は時間通りに始まるぞ!だから急いで民間人を発見するんだ! 人間以外と出会ったら全て殺せ! 以上だ! 皆 任務にかかれ!」

マルチネスとナンツの小隊は、命令されたとおり、警察署に向かって徒歩で進んでゆく。住宅街。周囲は煙がたちこめ視界が悪く、わずか数十メートル先しか見えない。煙のせいで道路標識も建物も良く見えないので、地図で小隊の現在位置を確認するのもやっとだ。道路のあちこちに民間人の遺体がころがっている。地球外生物に殺されたのだろう。危険だ。

何か物音がする。異星人がいるのかと思われ、銃をかまえる小隊の兵士たち。煙の中から何かが近づいてくる。だがそれは普通の犬だった。ほっと安心する兵士たち。だが次の瞬間、敵から銃撃を受け始める。小隊の兵士が何人も被弾し倒れてゆく。ただでさえ煙で視界が悪いうえに、敵は民家の屋根の上を素早く移動しつつ小隊を攻撃してくるので敵の姿がよく見えない。敵の攻撃からのがれるために小隊は横町へ走り、民家の裏庭のような空間に逃げ込む。だが、その空間もいつのまにか周囲の屋根の上に敵十数体が集まってきて、すっかり取り囲まれ、袋の鼠状態で一方的に攻撃を受ける。小隊の兵士は次々と被弾し倒れてゆく。呆然自失となり指揮をとれなくなる新人隊長マルチネス。だが兵士のひとりが機転をきかせ、もろそうな木戸を見つけてそれを蹴破って脱出口を作り、小隊全員で住宅内に逃げ込む。

小隊の兵士たちは住宅内で警戒態勢をとる。隊長マルチネスはようやく正気をとりもどし、負傷兵を搬送するために無線でヘリを依頼。

警戒態勢に入った兵士たちだが、ふと、仲間のひとりレニハンがいないことに気づく。そのころ、はぐれたレニハンは数軒先のアパートの建物内の半地下の洗濯室に逃げ込んでいた。無線のスイッチを入れるのをうっかり忘れていたことに気づいたレニハンはスイッチを入れ小隊を呼ぶ。近くで物音がするので警戒しアパートの庭に出て周囲を見回したレニハンは、地球外生物とわずか4~5mほどの近距離でばったりと遭遇。あわてて銃を連射で撃つと、地球外生物は弾丸をくらい、倒れてプールの中に沈む。敵を倒したのだ。そこへようやくナンツら2名が駆けつけてくる。だがプールの中から、死んだはずの地球外生物がガバッと飛び出してきて右腕の武器を構える。地球外生物は人間より数十センチほど背が高い。それを見たナンツら3人は反射的に銃を撃つが、弾をくらっているはずなのに地球外生物は倒れない。恐ろしい敵だ。恐怖を感じた3人が銃の連射を10秒ほど続けると、地球外生物はようやく倒れふたたびプールの中に沈んだので、手榴弾を投げ込んでとどめを刺す。

はぐれたレニハンも戻り、小隊はふたたび目的地の警察署へ向かい進む。サンタモニカ10番街、警察署まで2km地点まで来たところで小隊はふたたび敵の攻撃を受ける。だがどこから敵が撃っているのかわからない。銀行の建物に逃げ込む。小隊の数名ほどがすでに負傷者になっている。建物内から周囲を警戒していると、煙の中で2体の姿が動く。地球外生物か!と思われたが、煙の中から出てきて人間と判明。呼びかけ、合流させる。所属を尋ねると、ひとりは歩兵師団の兵士で、もうひとりは空軍のサントス技能軍曹で無線技士だとのこと。それぞれの部隊は敵からの攻撃で壊滅したとのこと。

こうして新たな合流者も加わり、小隊は負傷兵を担架で運びつつ進み、目的地のロサンゼルス西警察署の建物にたどりつく。命令されたとおり民間人を見つけるべく、建物内に入り、部屋をひとつひとつ確認する。地球外生物が潜んでいないか、おそるおそる確認する。ある部屋で民間人の家族、親2名と子供3名を発見。

そのタイミングで救援のヘリが飛んできて、警察署前の道路に着陸。ヘリの乗員は警察署前に出てきた負傷兵を乗り込ませ、満員となったのでとりあえず飛び立つ。だが上昇中、突然攻撃を受けてヘリはバラバラになり墜落し、乗り込んでいた兵士らは全滅。どこから攻撃してきたのか?と空を見ると、数百メートル離れたビルの合間の空中に、敵の空飛ぶ円盤のようなものが浮かんでいる。あわてた兵士らは警察署の建物の地下に逃げ込む。

とりあえず建物地下に逃げ込んだものの、若き小隊長のマルチネスはがっくりと落ち込んでしまう。ナンバー2のナンツに向かいマルチネスは暗い顔で言う。「敵も戦闘機を持っている。ヘリも撃墜された。制空権も握られた」。ナンツは言う「嘆いている暇はありません。空爆が始まるので、ここから逃げないと」。マルチネスは自分の思いをぶちまける。「士官学校を首席で卒業したが、実戦に配備されたらこのザマだ。すでに部下を4人も死なせてしまった!!」。それを聞いたナンツはこの若い隊長を励ます。「部下に死なれるのは指揮官の宿命です。嘆いていては戦えない。皆があなたの命令を待っているんです」。これはマルチネスに向かって自然に出た言葉だが、ナンツの心の深いところにいる、もうひとりのナンツ、傷ついたナンツにも響いた。人は、他者を励ます言葉によって、自分自身も励まされるものなのだ。

そこへ別の兵士が近づき報告する。「見たこともない飛行物体に上空は支配されています。もうヘリは来ません」

小隊メンバーにも、発見した民間人にも、危機が迫っているのだ。ナンツのサポートのおかげで隊長のあるべき姿を自覚しはじめたマルチネスは毅然とし、警察署を放置された路線バスで脱出し前線基地に戻ると決断する。

彼らは危険な空爆エリアから無事脱出できるのだろうか? 恐ろしい地球外生物との戦いはどうなるのだろうか? ...

登場人物[編集]

マイケル・ナンツ二等軍曹
演 - アーロン・エッカート、日本語吹替 - 木下浩之
本作の主人公。ある作戦(出征地、作戦内容不明)において部下(ロケット伍長の兄を含む)4名を戦死させてしまい生還する。前日に除隊願いが受理されていたが、緊急招集によりマルチネス少尉小隊に編入され、任務に赴く。
ウィリアム・マルチネス少尉
演 - ラモン・ロドリゲス、日本語吹替 - 志村知幸
第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊(2/5)エコー中隊第1小隊の指揮官士官学校を首席で卒業し、任官1ヶ月目。身重の妻がいる。今回が初出動の新人であるため、実戦で犠牲者が出たことに動揺を隠せない。物語中盤のフリーウェイでの戦闘で負傷し、敵を道連れに自爆して戦死する。
リー・イムレイ伍長
演 - ウィル・ロスハー英語版
マルチネス少尉の小隊の分隊長。マルチネス少尉曰く、射撃の名手であり指揮経験もある。レニハン一等兵の教育係。
スコット・グレイストン伍長
演 - ルーカス・ティル
イムレイ伍長と同様、射撃の名手であり指揮経験もある。ハリス伍長曰く子どもがいる。物語序盤、敵との交戦で右腕を負傷し、茂みに引きずりこまれそうになるが、ナンツに助けられる。救助ヘリに乗るもヘリが撃墜され戦死
ジェイソン・ロケット伍長
演 - コリー・ハードリクト英語版、日本語吹替 - 咲野俊介
過去にナンツ二等軍曹の指揮下で兄を失っており、最初は彼を一方的に敵視している。マルチネス少尉が戦死した後、ナンツが小隊の指揮を引き継ぐ事となった際にも反発の意思を示すが、基地において、ナンツ自身からその心内に抱えてきた苦悩を打ち明けられた事で和解。本編終盤における最終決戦ではナンツと息のあった連携を見せる。
ケヴィン・ハリス伍長
演 - ニーヨ、日本語吹替 - 檀臣幸
結婚式を目前に控えている。黒縁眼鏡が特徴。
ニック・スタヴロー伍長
演 - ジーノ・アンソニー・ペシ英語版
元ワルであり、物語中盤では乗り捨てられたバスエンジンを鍵無しでかける。フリーウェイでの戦闘で、車両の残骸の上から敵を狙撃していたが、敵の重火器に捕捉され、逃げ出す際にサントスを庇って戦死した。
ピーター・カーンズ上等兵
演 - ジム・パラック英語版
以前の出征時に受けた戦闘ストレスにより、精神科医カウンセリングを受けていた。物語終盤で敵の位置情報をミサイル基地に送信することに成功するが、直後に敵に発見され戦死する。
スティーブン・モトウラ上等兵
演 - ジェームズ・ヒロユキ・リャオ
アジア系で、通信担当。ゲレロ上等兵白人のラップショップを作るのが夢。フリーウェイでの戦闘では子供たちに声をかけていた。民間人の脱出を援護中に被弾し負傷、戦死する。
ゲレロ上等兵
演 - ニール・ブラウン・Jr.英語版、日本語吹替 - 佐藤せつじ
マルチネス少尉曰く腕の立つ兵士。任務中もよく冗談を良い、モトーラ上等兵とラップショップを作るのが夢。物語序盤、敵との交戦で頭部を負傷し、救助ヘリに乗るもヘリが撃墜され戦死。
シモンズ上等兵
演 - テイラー・ハンドリー英語版
物型序盤、敵との交戦で首に三度の火傷を負う。救助ヘリに乗るもヘリが撃墜され戦死。
ショーン・レニハン一等兵
演 - ノエル・フィッシャー英語版
童貞であることをネタにされている。最近小隊に配属されたためにロケット伍長の兄が死んだことを知らなかった。物語序盤、敵との交戦で仲間とはぐれ、救出されるも負傷する。救助ヘリに乗るがヘリが撃墜され戦死。
アドゥクゥ(ドク)海軍衛生下士官
演 - アデトクンボー・マコーマック、日本語吹替 - 西凛太朗
アフリカ系移民で、市民権を得るために海軍に入隊。妹がおり、大切に思っている。
エレナ・サントス空軍技能軍曹
演 - ミシェル・ロドリゲス、日本語吹替 - 朴璐美
攻撃計画を作る情報収集のため戦闘地帯を調査していたが、敵襲を受けて所属部隊が四散して任務に失敗。警察署に向かっていたマルチネス少尉の小隊に合流する。
オズワルド二等軍曹
サントスと共にマルチネス少尉の小隊に合流した陸軍第40歩兵師団の兵士。フリーウェイでの戦闘で吹き飛ばされた車両の下敷きになり戦死。彼の他にハーパーとディーヴァという名の兵士がいたが両名ともフリーウェイでの戦闘で戦死している。
ミッシェル
演 - ブリジット・モイナハン、日本語吹替 - 山像かおり
二人の姪とともに警察署に取り残された民間人獣医をしている。
ジョー・リンコン
演 - マイケル・ペーニャ、日本語吹替 - 間宮康弘
ミッシェル達や息子ヘクターとともに警察署に取り残された民間人。フリーウェイでの戦闘で、負傷したモトーラ上等兵の応急手当をしていて近づく敵に気付かなかったアドゥクゥ衛生下士官を庇って応戦するも重傷を負う。基地に戻って間もなく死亡した。
ジョン・ロイ曹長
演 - ジョー・クレスト、日本語吹替 - 青山穣
ナンツの親友。彼の退役願いを受理するが、緊急招集を受けて彼をマルチネス少尉の小隊に配属する。

登場兵器[編集]

銃火器[編集]

車両[編集]

航空機[編集]

その他[編集]

侵略者[編集]

流星群カモフラージュした飛翔体によって、地球へと飛来した謎の地球外生命体。飛翔体は落下前日になるまで観測されず、ハッブル宇宙望遠鏡で観測された形状や大気圏突入時に減速していることから、通常の隕石ではなく何らかの人工物であると推測された。飛翔体は世界各地の沿岸部の海へ相次いで落下し、そこから攻撃が開始されることになった。

その攻撃開始地点はパリ香港など12の大都市沿岸で、日本では東京湾に出現している。侵略目的は不明だが、地球の燃料および栄養源として略取するのが目的と推測されている。

歩兵
東京湾から最初に侵攻を開始した陸戦部隊。人型の生物だが、体に直接武器や機械を埋め込んだサイボーグのような存在である模様。
指揮官タイプ以下、数十体単位で「部隊」を編成。携行火器や四足歩行する自走砲・飛行プラットフォームなど強力な各種兵器を使い、部隊間で綿密な指揮連携をとって波状攻撃を行う。
頭部には脳に相当する器官が無いが、胸の右側に弱点となる心臓があり、ここを攻撃することで銃器や刀剣で倒すことが可能。
地球人類とは一切コミュニケーションをとろうとせず、兵士、民間人を問わず殺害するが、負傷した仲間を回収する様子も観察される。
・自走砲
歩兵のすぐ後ろには自走砲が付いており、操縦のような行動を見せている。
主砲となる部分の先端から放たれる砲撃は、複数の小型ミサイルが同時に発射されているような描写があり、着弾時に電気を帯びた爆発を起こす。おそらく、作中で登場する陸戦部隊の中で最高火力の兵器である。
・飛行プラットフォーム
三つの甲羅型のロケットエンジンのような物を動力源とし、エンジンの上に歩兵が搭乗するスペースがある。歩兵の下半身から下はプラットフォームと一体化しており戦闘だけに特化した兵器。
機銃を2〜3搭載しており、赤色を帯びた弾丸を連射していた。
無人飛行戦闘兵器
ロサンゼルス沿岸部上空を制圧した飛行兵器。集合合体することにより、円盤状になる。
その戦闘力は非常に高い。序盤は陸戦部隊のみが都市への侵攻を進め、ロサンゼルス上空は海兵隊の輸送用ヘリ・アメリカ空軍の戦闘機が飛び交っていた。しかし中盤、侵略者の無人戦闘機が戦場に投下されると戦況は大きく傾く。ヘリに機体もろとも突っ込み、米軍のヘリを一撃で破壊するが特攻した無人機は全く損傷していない事や、物語中盤から空を沢山往来していた米軍の航空機が一機も確認できない事からアメリカ空軍よりも上の戦闘能力を持つと思われる。
具体的な性能は不明だが、サンタモニカを空爆予定だったアメリカ空軍を撤退させるほどの圧倒的な戦闘力を持つ。
前線司令部
普段はアンテナだけ地上に出して地下に埋まっているが、自力で飛行することも出来る。無人飛行戦闘兵器をコントロールしている他、異星人軍全体の指揮管制の役割も担っている。

製作[編集]

この映画は、第二次世界大戦中の1942年に、日本軍によるアメリカ本土攻撃が行われる中に南カリフォルニアで発生した「ロサンゼルスの戦い」も題材としつつ書かれたフィクションで、アクション映画である。モキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)映画としての要素も含まれている[5]

監督のジョナサン・リーベスマンによると、本作は戦争映画のスタイルでエイリアン侵略を描くため、『ブラックホーク・ダウン』『プライベート・ライアン』『ユナイテッド93』からインスピレーションを得ているという[6][7][8]。また、リーベスマンは、映画の外観のためにファルージャで戦う海兵隊YouTubeビデオからインスピレーションを得た[9][10]。結果、ハンドヘルドカメラ英語版・スタイルで撮影され、監督は観客が画面酔いをするのを考慮し、3D撮影は断念された[7]

2008年11月、主演はアーロン・エッカートに決まったことが報じられた[11]。翌2009年9月、R&B歌手のニーヨの出演が決まった。彼が音楽やダンスと関係の無い映画に出演するのは本作が初めてのことである[12]

設定上はロサンゼルスを舞台としているが、2009年9月-2010年10月のあいだに行われた実際の撮影は、大半がルイジアナ州シュリーブポートバトンルージュに組まれた特設セットにて行われた[13]

ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントは、本作のVFXを担当した会社ハイドラックスのストラウス兄弟が、本作より先に公開された同じくロサンゼルスを舞台にエイリアンによる地球侵略を描いた彼らの映画『スカイライン -征服-』に本作の製作過程で得た資源を無断で流用したとして、彼らに対する法的措置を検討している[14]。これに対しストラウス兄弟の広報は「われわれが不当だとする主張はすべて根拠のないものだ。『スカイライン』の公開日は監督の意思に関わらずユニバーサルレラティビティが以前から決めていたもので、これは組織に属さない製作者に公開を延期させようとするソニーの明らかに不当な試みである」と答えている[15]

サウンドトラック[編集]

ブライアン・タイラーが本作の音楽を手掛けた。

予告編では、ヨハン・ヨハンソンの "The Sun's Gone Dim And The Sky's Turned Black" が使われていたが、サウンドトラック盤には未収録である。

評価[編集]

2011年3月11日時点でRotten Tomatoesでの評論家は支持率は36%(99名中35名)で「腐敗映画」となっており、平均点は10点満点中5点である[16]

『トータル・フィルム』誌[17]、『ラジオ・タイムズ』誌[18]、『シカゴ・トリビューン』誌[19]では5つ星満点で3つ星が与えられている。

『エンパイア』誌のキム・ニューマンは、5星満点で2星とし、独創性の不足を指摘した[20]。『タイム・アウト』のナイジェル・フロイドもまた、2つ星とし、「陳腐な対話とつまらない感傷を平坦な軍人キャラクターに押しつけている。」と評した[21]

日本では、『キネマ旬報』の5点満点の「REVIEW」欄で、北川れい子が「一見の価値あり」の3つ星、高崎俊夫と那須千里が「悪くはないけど」の2つ星をつけた[22]。2011年のキネマ旬報ベスト・テンの外国映画部門では、西脇英夫が「娯楽性に酔いしれた」と10位の1点を入れたのが唯一の得票で、同点多数の159位だった[23]立川志らくは、同誌の連載エッセイで「相手がエイリアンというだけで、ただの戦争映画」「この映画はゲーム」「虚しさが残った映画」と酷評した[24]

S-Fマガジン』では、渡辺麻紀が「『ブラックホーク・ダウン』の市街戦をエイリアン相手にやってみた」「エイリアンが姿を見せるまでの緊張感は凄い」と本作を紹介している[25]

日本での公開[編集]

日本での本作のための宣伝のキャッチコピーは「それでも人類は戦うのか。」「映画史に残る2時間ノンストップの銃撃接近戦!」「戦うしか、選択肢はない。」だった。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受け、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと興行各社は4月1日に予定されていた日本における公開を10月まで延期すると発表し[26][27]、その後2011年9月17日の公開を決めた。

興行成績については、丸の内ピカデリー1他全国333スクリーンで公開され、公開3日間の興行収入は2億4000万円。この時点では、配給元のソニーの期待をやや下回るが、最終興収は10億円程度が見込まれ、洋画不振のなかでは健闘という評価だったが[28]、最終的には、7億5000万円と失速し、予想を下回る興行成績に終わった。2011年に日本公開の外国映画の興行収入としては25位だった[29]

テレビ放送履歴[編集]

回数 放送日時 放送分数 放送局 単発特別番組枠 視聴率 吹き替え版 備考
1 2013年11月16日(土)
21:00 - 23:10
130 フジテレビ 土曜プレミアム 9.9% DVD版
2 2015年5月16日(土)
21:00 - 23:20
140 11.0% 当初は『テルマエ・ロマエII』を放送予定だったが、
箱根山大涌谷)の火山活動活発化の影響に伴い差し替え。
3 2016年8月17日(水)
20:00 - 21:54
114 BSジャパン シネマクラッシュ
4 2017年2月27日(月)
13:50 - 15:55
125 テレビ東京 午後のロードショー
5 2019年4月7日(日)
21:00 - 22:55
115 BSフジ BSフジ4Kシアター
6 2019年8月18日(日)
21:00 - 22:55
115
7 2019年12月27日(金)
21:00 - 22:52
112 フジテレビ (なし) 4.7%

ゲーム化[編集]

2011年時点で、Saber Interactiveが開発し、コナミが販売する本作のコンピュータゲーム化が予定されていた。PlayStation Network、Xbox LIVE Arcade、Steamで展開される予定だった[30]。アーロン・エッカートも映画と同じ役でゲームに出演する予定[31]

脚注[編集]

  1. ^ 日本語の吹替と字幕では「ミサイル」と訳されている。

参考文献[編集]

  1. ^ Battle: Los Angeles Likely to Beat Red Riding Hood at Box Office” (2011年3月10日). 2011年3月10日閲覧。
  2. ^ a b Battle: Los Angeles”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年1月14日閲覧。
  3. ^ キネマ旬報」2012年2月下旬決算特別号 211頁
  4. ^ en:Marine Corps Base Camp Pendleton
  5. ^ 角川メディアハウス『シネコンウォーカー』No.063より
  6. ^ Director Jonathan Liebesman, Producer’s Ori Marmur & Jeffrey Churnov, James D. Dever, and Screenwriter Chris Bertolini On Set Interview BATTLE: LOS ANGELES” (2011年1月20日). 2011年2月19日閲覧。
  7. ^ a b Interview: Jonathan Liebesman Talks Battle: Los Angeles” (2010年7月29日). 2011年2月19日閲覧。
  8. ^ Jonathan Liebesman on 'Battle: Los Angeles'” (2011年2月23日). 2011年3月10日閲覧。
  9. ^ Comic-Con 2010: ‘Battle: Los Angeles’ Press Panel” (2010年7月22日). 2011年2月28日閲覧。
  10. ^ Aaron Eckhart on 'Battle: Los Angeles'” (2011年2月23日). 2011年3月10日閲覧。
  11. ^ アーロン・エッカート、アクション映画で主演” (2008年11月29日). 2010年11月9日閲覧。
  12. ^ 宇多田ヒカルとデュエットした歌手ニーヨ、SFアクション映画へ出演” (2009年9月11日). 2010年11月9日閲覧。
  13. ^ Battle: Los Angeles, Aaron Eckhart to shoot in Baton Rouge, Shreveport”. 2010年11月9日閲覧。
  14. ^ Schrader, Chris (2010年8月17日). “‘Battle: Los Angeles’ Goes to War with ‘Skyline’” (英語). Screen Rant. Screen Rant, LLC. 2010年11月16日閲覧。
  15. ^ Nastasi, Alison (2010年8月17日). “'Battle: Los Angeles' to Battle 'Skyline' in Court” (英語). Cinematical. AOL. 2010年11月16日閲覧。
  16. ^ Battle: Los Angeles Movie Reviews”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2011年3月12日閲覧。
  17. ^ Battle: Los Angeles review”. Total Film (2011年3月10日). 2011年3月10日閲覧。
  18. ^ Battle Los Angeles (2011) The Radio Times
  19. ^ Cliches abound, but 'Battle: Los Angeles' prevails Chicago Tribune
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外部リンク[編集]