モージ (北欧神話)
モージ | |
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古ノルド語 | Móði |
親 | トール、ヤールンサクサ |
兄弟 | マグニ、スルーズ |
モージ(古ノルド語: Móði)は、北欧神話に登場する雷神トールの息子の名前である。ラグナロクを生き延びる神々のうちの一人でもある。
解説[編集]
トールはしばしば「モージの父」(同『ヒュミルの歌』第34節[1]など)と名乗ったり呼ばれたりする。
兄弟[編集]
兄弟にマグニ(古ノルド語: Móði)がおり、彼もラグナロクを生き延びる。このモージが前述のヤールンサクサの子かは不明である。
トールはしばしば「マグニの父」(『古エッダ』の『ハールバルズルの唄』第9節[2]など)と名乗ったり呼ばれたりする。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 『詩語法』においてトールが「スルーズの父」と呼ばれている(「『詩語法』訳注」18頁)。
出典[編集]
参考文献[編集]
- 谷口幸男「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』第43巻No.特輯号3、1983年。
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。