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ピエール・アゴスティーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピエール・アゴスティーニ
生誕 (1941-07-23) 1941年7月23日(83歳)
フランス保護領チュニジアチュニス
国籍 フランスの旗 フランス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究分野 アト秒物理学英語版
研究機関 サクレー研究所
オハイオ州立大学
出身校 エクス=マルセイユ大学 (BEd, MAS, PhD)
博士論文 Appareillage permettant la réalisation de filtres multidiélectriques UV: Étude des couches Sb2O3 cryolithe (1967)
主な業績 超閾イオン化英語版
RABBITT英語版
主な受賞歴 en:Gay-Lussac–Humboldt Prize (2003)
William F. Meggers Award (2007)
ノーベル物理学賞 (2023)
公式サイト
physics.osu.edu/people/agostini.4
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:2023年
受賞部門:ノーベル物理学賞
受賞理由:物質中の電子ダイナミクスの測定を可能にするアト秒パルス光を生成する実験手法の開発

ピエール・アゴスティーニ(Pierre Agostini, フランス語発音: [pjɛʁ aɡɔstini]1941年7月23日 - )は、フランス出身でアメリカ合衆国実験物理学者[1]オハイオ州立大学名誉教授であり、高強度場レーザ物理学やアト秒物理学英語版における先駆的な研究で知られる[2]。特に超閾イオン化(above-threshold ionization)の観察及びアト秒光パルスの特性評価のためのRABBITT英語版の発明で特に知られる[3]。2023年にノーベル物理学賞を共同受賞した[4]

来歴

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フランス保護領チュニジアチュニスで生まれ、1959年にフランス北西部、ラ・フレーシュの軍事学校であるプリタネ国立軍事学校(Prytanée national militaire)でバカロレアを取得した。1961年エクス=マルセイユ大学を卒業、1968年に同大学からPh.D.を取得した。

出典

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  1. ^ "Physiknobelpreis 2023 für ungarisch-österreichischen Physiker Ferenc Krausz". DerStandard.at. 3 October 2023. 2023年10月3日閲覧
  2. ^ Agostini, Pierre; DiMauro, Louis F (1 June 2004). “The physics of attosecond light pulses”. Reports on Progress in Physics 67 (6): 813–855. Bibcode2004RPPh...67..813A. doi:10.1088/0034-4885/67/6/R01. ISSN 0034-4885. https://iopscience.iop.org/article/10.1088/0034-4885/67/6/R01. 
  3. ^ Garisto, Daniel. “This Year's Physics Nobel Awards Scientists for Slicing Reality into Attoseconds” (英語). Scientific American. 2023年10月4日閲覧。
  4. ^ Nobel Prize in physics goes to Pierre Agostini, Ferenc Krausz and Anne L'Huillier for research into electrons in flashes of light”. CNN (3 October 2023). 3 October 2023閲覧。

外部リンク

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