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パーターラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーターラ

パーターラ (pātāla) とは、インド神話プラーナ世界における7つの地底の世界[1]の総称、またはその一部の名称のことである[2]

地底の世界は文献によって異なる。『ヴィシュヌ・プラーナ英語版』では第1層アタラ、第2層ヴィタラ、第3層ニタラ、第4層ガバスティマット、第5層マハータラ、第6層スタラ、第7層パーターラとされる。『パドマ・プラーナ英語版』では第1層アタラ、第2層ヴィタラ、第3層スタラ、第4層ガバスティマット、第5層マハータラ、第6層ラターサラ、第7層パーターラとされる[2]

『パドマ・プラーナ』では、第1層はマハーマーヤが支配し、第2層はハータケーシュヴァラ(シヴァ神の化身)が支配し、第3層はアスラマハーバリが支配し、第4層はマーヤが支配し、第5層は蛇が支配し、第6層はダイティヤダーナヴァが支配し、第7層はナーガヴァースキが支配しているという[2]。第7層はこのために別名「ナーガローカ」(ナーガが住む場所)とも言う[要出典]

ヴァーユ・プラーナ英語版』では、第1層にナムチカーリヤが支配し、第2層にハヤグリーヴァタクシャカが支配し、第3層にプラフラーダヘーマカが支配し、第4層にカーラネミガルーダが支配し、第5層にヒラニヤークシャキルミーラが支配し、第6層にプローマンとヴァースキが支配し、第7層にマハーバリが支配している。第7層より下の最下層にシェーシャ(アナンタ)が世界の全てを支えている。

パーターラは冥界であり、天界地界と冥界をあわせて三界とされる[3]。 ただし、冥界パーターラは「地獄」ではない。地獄はナラカと呼ばれ区別される。

バーガヴァタ・プラーナ英語版』においては、苦しみや病気、困難などが決して訪れることのない楽園として紹介されている。また、インドラの従者であるマータリは自分の娘に嫁ぐ最高の婿を探す為にパーターラを訪れており、神々でも満足できなかったマータリはそこでナーガのスムカを見いだした[要出典]

脚注

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  1. 世界大百科事典内のパーターラの言及”. コトバンク. 2014年5月3日閲覧。
  2. 1 2 3 インド神話伝説辞典』, p. 255.(パーターラ)
  3. Maruvada, Surya N. (2020-03-02). Who is Who in Hindu Mythology - VOL 2: A Comprehensive Collection of Stories from the Pur??as. Notion Press. ISBN 978-1-64805-686-4.

参考文献

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  • 菅沼晃編 編『インド神話伝説辞典』東京堂出版、1985年3月。ISBN 978-4-490-10191-1  ※特に注記がなければページ番号は本文以降

関連項目

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