トラビス・スナイダー

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トラビス・スナイダー
Travis Snider
ニューヨーク・メッツ (マイナー)
Travissnidernhfishercat.jpg
AA級ニューハンプシャー時代(2008年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ワシントン州スノホミッシュ郡エバレット
生年月日 (1988-02-02) 1988年2月2日(29歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
235 lb =約106.6 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 左翼手右翼手
プロ入り 2006年 MLBドラフト1巡目(全体14位)でトロント・ブルージェイズから指名
初出場 2008年8月29日
年俸 $2,100,000(2015年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

トラビス・ジェームズ・スナイダーTravis James Snider, 1988年2月2日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州スノホミッシュ郡エバレット出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。MLBニューヨーク・メッツ傘下所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校時代は野球の他にアメリカンフットボールも行っており、ランニングバックラインバッカーをつとめていた。野球ではワシントン州のチャンピオンシップで優勝している。最終学年の2006年シーズンは打率5割、11本塁打、45打点を記録し、ドラフト前に「ベースボール・アメリカ」が発表した全米高校生のランキングでは4位に入り[2]クレイトン・カーショウ(現ロサンゼルス・ドジャース)らと共にUSAトゥデイ紙のオールUSAチームにも選ばれた[3]

ブルージェイズ時代[編集]

2006年のMLBドラフト1巡目(全体14位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。

1年目は傘下のルーキー級プラスキ・ブルージェイズ、2年目はA級ランシング・ラグナッツで3割を超える打率を残し、2008年にはブルージェイズのトッププロスペクトとなる。2008年のシーズンはA+級ダニーデン・ブルージェイズからスタートし、夏にはAAA級シラキュース・チーフスまで昇格。8月末にメジャー昇格を果たした。

2008年8月29日ニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初出場、その日にいきなりカール・パバーノからメジャー初安打となる二塁打を放つ。最終的に24試合の出場ながらも打率.301を記録した。

2009年は開幕をメジャーで迎える。開幕直後は好調だったが、その後は深刻な打撃不振に陥りマイナー降格。AAA級ラスベガス・フィフティワンズでは好成績を残し、8月に正右翼手のアレックス・リオスシカゴ・ホワイトソックスに放出されると、再びメジャーへ昇格した[4]

2010年こそはブレイクを期待されたが、開幕直後から苦しみ、さらに5月には故障者リスト入り。結局82試合の出場にとどまり、満足の行く成績を残すことができなかった。しかし本塁打数は2009年に比べ5本増やし14本塁打を放った。

2011年は春先から不振に陥り、再びAAA級ラスベガスに降格となった。降格後は怪我の影響もあり再昇格しないままシーズンを終えた。メジャー、マイナーを合わせてもわずか7本塁打に留まり、持ち前のパワーも影を潜めた。

パイレーツ時代[編集]

2012年7月30日ブラッド・リンカーンとのトレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[5]。移籍後、トロントメディアからの取材の中で、シト・ガストン元監督やジーン・テナス英語版元打撃コーチの指導法を痛烈に批判した[6]

2014年1月17日にパイレーツと1年契約に合意した[7][8]

オリオールズ時代[編集]

2015年1月27日スティーブン・タープリー英語版スティーブン・ブロールト英語版とのトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[9][10]8月7日DFAとなり[11]、15日に自由契約となった[2]

パイレーツ復帰[編集]

2015年8月20日にパイレーツとマイナー契約。9月1日にメジャー契約を結んで40人枠入り。10月22日FAとなった[2]

ロイヤルズ傘下時代[編集]

2016年1月30日カンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]3月30日に一旦自由契約となった[13]後、4月1日に再びマイナー契約を結んだ[14]。この年は6月30日に再び自由契約となるまで傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーした。

レンジャーズ傘下時代[編集]

2017年1月6日テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[15]。シーズンでは開幕から傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーした。

メッツ傘下時代[編集]

2017年8月15日に金銭トレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍し、傘下のAAA級ラスベガス・フィフティワンズへ配属された[16]

プレースタイル[編集]

2009年MLBプロスペクトTOP50では7位[17]にランクインしており、一時期は将来を嘱望されていたが、伸び悩みが続いている。

がっしりとした体格で長打力があるが、対左投手を苦手にしている。

守備位置は左翼手、または右翼手。高校時代は右翼手だったが、ブルージェイズの外野陣には看板選手のバーノン・ウェルズ(中堅)とアレックス・リオス(右翼)がいたため、プロ入り後は主に左翼手として育成されてきた。しかし、リオスの放出に伴い、右翼での起用が多くなった[18]。毎年のように三振率が25%を超えており、コンタクト能力に欠けているのがメジャーに定着できない原因となっている。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2008 TOR 24 80 73 9 22 6 0 2 34 13 0 0 0 2 5 0 0 23 0 .301 .338 .466 .803
2009 77 276 241 34 58 14 1 9 101 29 1 1 2 1 29 1 3 78 5 .241 .328 .419 .748
2010 82 319 298 36 76 20 0 14 138 32 6 3 0 0 21 2 0 79 3 .255 .304 .463 .767
2011 49 202 187 23 42 14 0 3 65 30 9 3 1 2 11 1 1 56 5 .225 .269 .348 .616
2012 10 40 36 6 9 2 0 3 20 8 0 0 0 1 3 0 0 14 0 .250 .300 .556 .856
PIT 50 145 128 17 32 5 1 1 42 9 2 0 0 2 14 0 1 34 2 .250 .324 .328 .652
'12計 60 185 164 23 41 7 1 4 62 17 2 0 0 3 17 0 1 48 2 .250 .319 .378 .697
2013 111 285 261 28 56 12 2 5 87 25 2 3 0 0 24 3 0 75 1 .215 .281 .333 .614
2014 140 359 322 37 85 15 1 13 141 38 1 1 1 0 34 2 2 67 10 .264 .338 .438 .776
2015 BAL 69 236 211 23 50 9 2 3 72 20 1 0 0 0 23 1 2 56 3 .237 .318 .341 .659
PIT 18 29 26 1 5 3 0 1 11 8 0 0 0 0 3 1 0 10 0 .192 .276 .423 .699
'15計 87 265 237 24 55 12 2 4 83 28 1 0 0 0 26 2 2 66 3 .232 .313 .350 .663
MLB:8年 630 1971 1783 214 435 100 7 54 711 212 22 11 4 8 167 11 9 492 29 .244 .311 .399 .709
  • 2015年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 45 (2008年 - 2012年途中)
  • 23 (2012年途中 - 2015年)

脚注[編集]

  1. ^ Travis Snider Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac. 2017年1月10日閲覧。
  2. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2017年1月10日閲覧。
  3. ^ Kershaw headlines the 2006 All-USA high school,USATODAY.com(英語),2009年9月2日閲覧
  4. ^ “Jays recall Snider, demote Inglett” (英語). SI.com. (2009年8月18日). オリジナル2009年8月22日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/YBHuR 2017年1月10日閲覧。 
  5. ^ Snider, Thames traded for Lincoln, Delabar in separate moves
  6. ^ Snider Saga Part 1: Clashes with Cito sportsnet.ca
  7. ^ “Pirates agree to terms with all six arbitration eligible players” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Pittsburgh Pirates), (2014年1月17日), http://m.pirates.mlb.com/news/article/66789326/pirates-agree-to-terms-with-all-six-arbitration-eligible-players/ 2014年1月18日閲覧。 
  8. ^ Tom Singer (2014年1月17日). “Cases closed: Bucs finalize all arbitration-eligible deals” (英語). MLB.com. 2017年1月10日閲覧。
  9. ^ “Pirates and Orioles make trade” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Pittsburgh Pirates), (2015年1月27日), http://m.pirates.mlb.com/news/article/107657092/pirates-and-orioles-make-trade 2017年1月10日閲覧。 
  10. ^ Dan Connolly (2015年1月27日). “Orioles acquire outfielder Travis Snider in trade with Pirates”. The Baltimore Sun. 2015年2月4日閲覧。
  11. ^ “Orioles recall OF Junior Lake from Triple-A Norfolk; designate OF Travis Snider for assignment” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Baltimore Orioles), (2015年8月7日), http://m.orioles.mlb.com/news/article/141783384 2015年8月8日閲覧。 
  12. ^ Dodd, Rustin (2016年1月30日). “Royals sign outfielder Travis Snider to a minor-league deal”. Kansas City Star. 2017年1月11日閲覧。
  13. ^ Royals release outfielder Travis Snider, re-sign reliever Peter Moylan to minor-league deal”. kansascity.com (2016年3月30日). 2017年1月11日閲覧。
  14. ^ Wilmoth, Charlie (2016年4月1日). “Royals Re-Sign Duensing, Barmes, Snider To Minor-League Deals”. mlbtraderumors.com. 2017年1月11日閲覧。
  15. ^ T.R. Sullivan (2017年1月6日). “Snider inks Minor League deal with Rangers” (英語). MLB.com. 2017年1月10日閲覧。
  16. ^ Anthony DiComo (2017年8月15日). “Mets acquire Snider from Rangers” (英語). MLB.com. 2017年8月16日閲覧。
  17. ^ Travis Snider Top 50 Prospects Profile” (英語). MLB.com. 2017年1月10日閲覧。
  18. ^ Erika Gilbert (2009年8月26日). “Snider makes adjustments in outfield” (英語). MLB.com. 2017年1月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]