グローリー・グラント
グロリアナ・"グローリー"・グラント(Gloriana "Glory" Grant)は、マーベル・コミックのスパイダーマンに登場するキャラクター。彼女を生み出したのは、ジェリー・コンウェイ(脚本)、ロス・アンドル(作画)[1] 。グローリーは、1975年1月に発売された「The Amazing Spider-Man #140」で初登場[2]。
誕生
[編集]グローリーは、登場当初からモデル志望でローワー・ウェスト・サイドにあるアパートに住んでいる。そのアパートに引っ越したばかりのデイリー・ビューグル社のカメラマン、ピーター・パーカーと出会い、2人は親友になる。グローリーが就職先を探しているとき、ピーターは彼女を連れてデイリー・ビューグル社に向かった。そこでは、デイリー・ビューグル社長のJ・ジョナ・ジェイムソンが、長年にわたって彼の秘書を務めてきたベティ・ブラントが辞職してから新しい秘書を探していた。グローリーは、ジェイムソンと、後に編集長となるロビー・ロバートソンと共に働く事となる。
その他のバージョン
[編集]マーベル・ノワール
[編集]マーベル・ノワールの世界では、グローリーは『スパイダーマン:アイズ・ウィズアウト・ア・フェイス』に登場する。グローリーはロビー・ロバートソンの恋人で、行方不明になったジョセフの父を探すためにパーカー家まで一緒に行くという、とてもマイナーな役で登場する。彼女は最後、ロバートソンがドクター・オットー・オクタビアスからロボトミー手術を受けた姿で現れる。[3]
オールドマン・ローガン
[編集]アース807128/21923を舞台とする『オールドマン・ローガン』の世界では、ピーター・パーカーはグローリー・グラントと結婚してトーニャと言う娘を儲け、トーニャは最後にホークアイと結婚してアシュリーという子供を儲けたとのこと。[4]
スパイダーグウェン
[編集]アース65を舞台とするスパイダーグウェンの世界では、グローリーの高校生の姿がグウェン・ステイシーの友達でバンド仲間として登場し、2人はメリージェーンズというバンドを組んで活動している。[5]
メディアミックス
[編集]テレビアニメ
[編集]- スパイダーマン(1994年)
- 声 - ネル・カーター、日本語吹き替え版 - 江口秀子[6]
- この作品では、デイリー・ビューグル社の秘書。
- スペクタキュラー・スパイダーマン
- 声 - クリー・サマー、日本語吹き替え版 - ???
- この番組は高校生の設定で、ミッドタウン高校に通うピーター・パーカーのクラスメイト。
- マーベル ライジング:始動
- 声 - スカイ・ジャクソン、日本語吹き替え版 - ???
- アース65の世界と同様、本作ではグウェン・ステイシーのガールズバンド仲間。
テレビドラマ
[編集]- アメイジング・スパイダーマン
- 声 - チップ・フィールズ、日本語吹き替え版 - さとうあい(映画版)
- このキャラクターをモデルとしており、リタ・コンウェイとして登場している。
アニメ映画
[編集]- スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
- 声 - アヨ・エデビリ、日本語吹き替え版 - ???
- グウェン・ステイシーたちが活動しているガールズバンドグループのメンバー。
脚注
[編集]- ^ DeFalco, Tom; Sanderson, Peter; Brevoort, Tom; Teitelbaum, Michael; Wallace, Daniel; Darling, Andrew; Forbeck, Matt; Cowsill, Alan et al. (2019). The Marvel Encyclopedia. DK Publishing. p. 155. ISBN 978-1-4654-7890-0
- ^ Cowsill, Alan; Manning, Matthew K. (2012). Spider-Man Chronicle: Celebrating 50 Years of Web-Slinging. DK Publishing. p. 81. ISBN 978-0756692360
- ^ Spider-Man Noir: Eyes Without a Mask Issues #2, #4
- ^ Wolverine vol. 3 #68 (2008)
- ^ Spider-Gwen #2
- ^ “ぷろだくしょんバオバブ所属時の公式プロフィール”. 2009年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- Glory Grant at Marvel.com