カエルのペペ

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ペペ
ボーイズ・クラブのキャラクター
初登場 2005年「ボーイズ・クラブ」[1]
作者 マット・フュリー
詳細情報
種族 カエル
性別 男性
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カエルのペペPepe the Frog)は、マット・フュリーの漫画シリーズ『ボーイズ・クラブ』に2005年に登場する、緑色の顔と人間そっくりの体を持つ擬人化したカエルのキャラクター[2]。その人気は、MySpaceGaia Online4chanで着実に成長し、インターネット・ミームになった。2015年までに、4chanで最も人気のあるミームの1つになった。

ミーム[編集]

ミネソタ州セントポールで行われたドナルド・トランプ大統領支援デモ「マーチ・フォー・トランプ英語版」にてぺぺの描かれたプラカードを掲げるオルタナ右翼活動家。

ペペの登場後、世界各国の電子掲示板等でインターネット・ミームとして人気となる。誰からもメールが来ない、人生の道を誤ったなど悲しい状況を表すのに使われることが多かった。

ミームの元々の使用は、時間の経過と共に進化しており、Sad Frog(悲しみカエル)、Smug Frog(ドヤ顔カエル)、「You will never ...(永遠に〜は起こらない)」カエルを含む多くの亜種がある[3]

元々は差別的な意味のあるキャラクターではなかったが[4]、2015年頃から人種差別主義的な投稿に使われるようになった結果、議論の的となっているオルタナ右翼運動の象徴として使われ始めた[5]。2016年9月には米国のユダヤ団体名誉毀損防止同盟(ADL)はデータベースにヘイトの象徴としてぺぺを登録した[6]。同団体はぺぺの全てのミームが人種差別主義的ではないと付け加えた[7]。それ以来、フュリーはぺぺがヘイトの象徴として使用されていることを公然と表明しており[8]、フュリーによってペペのイメージを回復すべく「#SavePepe」キャンペーンを行うもキャンペーンの成果が得られず[4]、2017年5月にフュリーは、ボーイズ・クラブ内で棺に横たわって死んだぺぺを仲間が弔うストーリーを公開した[4][9]

出典[編集]

  1. ^ Priscilla, Frank (2016年9月30日). “The Strange Internet Journey Of Pepe The ‘Chilled-Out Stoner Frog’”. The Huffington Post. http://www.huffingtonpost.com/entry/matt-furie-pepe-frog-meme_us_57ed3a6fe4b0c2407cdc4298 2016年10月3日閲覧。 
  2. ^ Khan, Imad (2015年4月12日). “4chan's Pepe the Frog is bigger than ever—and his creator feels good, man”. The Daily Dot. 2016年1月4日閲覧。
  3. ^ Kiberd, Roisin (2015年4月9日). “4chan's Frog Meme Went Mainstream, So They Tried to Kill It”. Motherboard. 2016年1月4日閲覧。
  4. ^ a b c ヘイト目的で使われ続けた「カエルのペペ」、作者が奪還を断念して公式で葬式を行う GIGAZINE 2017年5月9日
  5. ^ EMMA GREY ELLIS (2017年1月23日). “How the Alt-Right Grew From an Obscure Racist Cabal”. WIRED. 2017年2月23日閲覧。
  6. ^ “米ユダヤ人団体、カエルのペペを「ヘイトの象徴」に指定”. 朝鮮日報日本語版. (2016年9月30日). http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2016093001018 2017年5月8日閲覧。 
  7. ^ “Pepe the Frog meme branded a 'hate symbol'” (en-GB). BBC. (2016年9月28日). http://www.bbc.com/news/world-us-canada-37493165 2016年11月16日閲覧。 
  8. ^ Pepe The Frog: From Innocent Meme To Hate Symbol Super Deluxe Youtubeチャンネル 2016年10月24日
  9. ^ “「カエルのペペ」永眠…極右象徴にされた漫画キャラ、作者が死なす”. AFPBB News. (2017年5月9日). http://www.afpbb.com/articles/-/3127569 2017年5月8日閲覧。