オルガスム (Xの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
オルガスム
Xシングル
リリース
録音 1986年3月
マッドスタジオ
ジャンル ロックヘヴィメタル
時間
レーベル エクスタシーレコード
プロデュース X
X シングル 年表
I'LL KILL YOU
(1985年)
オルガスム
(1986年)

(1989年)
テンプレートを表示

オルガスム」は、日本のロック・バンドであるXが1986年4月10日にリリースした2枚目のシングル。発売元はエクスタシーレコード

解説[編集]

エクスタシーレコードの第1号商品。インディーズ時代にリリースされた自主制作EP。

このレコードを発売するためだけに、リーダーのYOSHIKIエクスタシーレコードを設立した。通販やライブハウスのほか、YOSHIKIが直接掛け合ったレコード店でも販売された。初回プレス分の2500枚が完売したため再プレスを予定していたが、レコーディングに参加したギタリストのJUNとベーシストのHIKARUが脱退したため行われなかった[1]

発売当時のキャッチコピーは「このスピードに着いて来れるか!?」、「はっきり言ってこのEPは爆発的に売れてます!!」であった。

当時のメンバーはYOSHIKI(ドラムス)、TOSHI(ボーカル)、JUN(ギター)、HIKARU(ベース。ジャケットには「HIKALU」と表記)。

歴代の音源中と比べ、TOSHIのヴォーカルキーが高くレコーディングされている。

シングルのタイトルはX(X JAPAN名義含む)の楽曲としては数少ない仮名表記だが、ライブ・アルバムなどに収録される際に「Orgasm」と表記されることもある。

歌詞カードにはコンドームが描かれている。ライブではタムタムを使用することがある。

ヘヴィメタル専門誌『BURRN!』で低評価を下されたことに激怒したYOSHIKIが『BURRN!』編集部に抗議の手紙を送ったことがあった[2]。評価を下したのは当時の編集部員で、現在はフリーライターである増田勇一であり、増田によると別のバンドのレビューで「スピード歌謡曲のようなXよりは好感がもてる」と書き、それを読んだYOSHIKIから「いつかきっと見返してやります」との手紙が来た事を明かしている[3]

日本テレビ系バラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で、流行らない食堂を立て直すという主旨の企画に出演したX(出演したメンバーは、YOSHIKI、TOSHI、HIDE、PATA、TAIJIの5人)が、新装開店した「やしろ食堂」の店内でこの曲を演奏するパフォーマンスを行った。TAIJIが店の前の一般道で炎を吹いたり、食事をする客(ほとんど女子学生の客であった)に向かって「食うぞ-!!」「食えよ-!!」「食え-!!」と叫ぶなど大暴れしながら演奏するも、誤って店を破壊したTOSHIが演奏を中止し、店側に謝罪して終了するという内容であった[4]

CBSソニーでのオーディションでも「紅」とともにいつものライブのノリで演奏された。間奏中TOSHIはひたすら審査員を煽り続け、二酸化炭素を撒き散らそうとしたYOSHIKIがスタッフに制止されていた。

収録曲[編集]

SIDE-A

  1. オルガスム - 3:02
    (作詞・作曲:YOSHIKI 編曲:X)
    後にメジャーデビューアルバムBLUE BLOOD』に収録されたものとは、歌詞の一部やギターソロが若干異なり、本作の歌詞はより性描写が直接的である。ギターソロでハウリングしている。
  2. Time Trip Loving - 3:44
    (作詞:TOSHI 作曲:JUN 編曲:X)
    JUNが作曲を手掛けた曲では、唯一リリースされた曲である。ライブでは、『夢を両手に抱え街を渡り 幸せに背を向ける』という歌詞が追加されている。

SIDE-B

  1. X - 5:37
    (作詞・作曲:YOSHIKI 編曲:X)
    後に『BLUE BLOOD』に収録されたものとは、歌詞がわずかに異なるほか、ギターソロとアウトロが大幅に異なる。

パーソネル[編集]

  • レコーディング・エンジニア:倉持宏

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 小松成美『YOSHIKI/佳樹』(角川書店、2009年)p. 164
  2. ^ 『ロッキンf』(2000年11月号)立東社
  3. ^ 『ヘドバン』(シンコーミュージック・エンタテイメント 2013年7月発行)96p
  4. ^ 1987年7月19日放送分。当該放送時はFeatunng"X"と表記されており、オルガスムの曲名は表示されていなかった。また、収録版よりテンポが若干遅めで、歌詞もインディーズ版準拠である。