イレブンシス

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イレブンシス(Elevenses)は、イギリス英連邦王国の一部地域で朝に行われる、アフタヌーン・ティーに似た軽食習慣である。[1] 一般的にブランチほど塩味のきいたものが出ることはなく、ケーキ及びビスケットコーヒーまたは紅茶のセットを取ることもある。

イレブンシスという名前は午前11時に行われるところから来ているが、この話はやや時代遅れとみなされている。[1]

コロンビアではlas onces(スペイン語で11という意味)という似たような習慣がある。チリの人々の間でも同じ名前の習慣があったが、現在は行う時間帯が午後にずれ、イギリスのティータイムに近いものになってしまった。[2]

オーストラリアニュージーランドでは、モーニング・ティーとかスモコと呼ばれており、小学校ではリトルランチやプレイランチと呼ばれている。モーニング・ティーと異なるのは、ケーキやペーストリー、Lamingtonやビスケットをつまんだり、コーヒーだけ、ということがあることである。オーストラリア海軍では"Morno's"として一般的に知られている。

ポップカルチャーにおけるイレブンシス[編集]

くまのプーさんは、イレブンシスの時間に蜂蜜を塗ったパン練乳を準備する。中つ国では、第2の朝食に付け加え、ホビット族がこの時間帯に食事をする。また、くまのパディントンはPortobello Roadにあるミスター・グルーバーの経営するアンティークショップでイレブンシスをとり、グルーバーはいつもパディントンの悩みに対するアドバイスを与えている。

ハーマン・ウォークの小説Don't Stop the Carnivalの中にイレブンシスという単語がたくさん出てきている。この小説の中で、様々な登場人物たちが楽しくイレブンシスという名前の食事をするが、たいていアルコール飲料がつく。 "Lang Elevenses"には、たいていJohnnie Walker Red Label がつき、参加者は午後1時までに騒がしくなりがちになる。アフタヌーン・ティーの時間を過ぎたと知ることもある。

脚注[編集]

  1. ^ a b Harper, Timothy (1997). Passport United Kingdom: Your Pocket Guide to British Business, Customs and Etiquette. World Trade Press. ISBN 1885073283. 
  2. ^ Collier, Simon (2004). A History of Chile, 1808-2002. Cambridge University Press. ISBN 0521534844.