せとうちSEAPLANES

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株式会社せとうちSEAPLANES
Setouchi SEAPLANES
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
720-0551
広島県尾道市浦崎町1364番地6
北緯34度23分29.1秒 東経133度17分6.3秒 / 北緯34.391417度 東経133.285083度 / 34.391417; 133.285083座標: 北緯34度23分29.1秒 東経133度17分6.3秒 / 北緯34.391417度 東経133.285083度 / 34.391417; 133.285083
設立 2014年11月7日
業種 空運業
法人番号 8240001046705
事業内容 航空運送、航空機使用、運航・整備受託
代表者 代表取締役社長 松本武徳
資本金 1億円
主要株主 せとうちホールディングス
外部リンク https://setouchi-seaplanes.com/
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株式会社せとうちSEAPLANES日本の航空運送事業会社。広島県尾道市を拠点として水陸両用機による遊覧飛行を行っている。常石造船を中核とする常石グループの関連会社せとうちホールディングスの子会社。

概要[編集]

常石グループ中において新規事業等を担当する会社として2012年に設立されたせとうちホールディングスは、水陸両用機の販売、整備、サービス事業への進出を決め、2014年11月7日にせとうちSEAPLANESを設立した。翌2015年にアメリカ合衆国の小型航空機メーカー「クエスト・エアクラフト」社の株式を100%取得した。この会社で製造されている単発ターボプロップ機「クエスト コディアック」を日本とシンガポールを拠点としてアジア各国において販売するとともに、尾道を拠点としてコディアック機を用いた事業を計画した。

2016年1月15日付で国土交通省大阪航空局より航空運送事業と航空機使用事業許可を取得した[1]。水上機の発着場について航空法第七十九条(離着陸の場所)は「航空機(国土交通省令で定める航空機を除く。)は、陸上にあつては空港等以外の場所において、水上にあつては国土交通省令で定める場所において、離陸し、又は着陸してはならない。ただし、国土交通大臣の許可を受けた場合は、この限りでない。 」となっているが省令は存在しない[2]

尾道市のベラビスタ境ガ浜内に水上機用施設オノミチフローティングポートを建設しこれを拠点としている。事業開始当初はしまなみ街道西瀬戸自動車道)が通る芸予諸島をめぐる遊覧飛行コース「せとうちディスカバリーフライト(SETOUCHI Discovery Flight)」のみを取り扱う。宮島厳島神社香川県直島小豆島などの瀬戸内海上空でのコース、琵琶湖遊覧飛行も予定している[3]

日本国内において水陸両用機が営業運行されるのは50年ぶりである。定期遊覧飛行の他にも、宮島松江関西国際空港へのチャーター飛行、宣伝媒体としての利用、水上機のフライトスクール、運行受託、整備などを予定している[1]

パイロットは開業時点で4名が所属し、さらに10名程度の養成が行われている[1]

定期遊覧飛行[編集]

2016年8月10日に開始された遊覧飛行「せとうちディスカバリーフライト(SETOUCHI Discovery Flight)」では、オノミチフローティングポートを出発し、尾道水道因島生口島 (サンセットビーチ)、多々羅大橋能島岩城島生口島の間、因島地蔵鼻、尾道水道を経由してオノミチフローティングポートへ帰還する。桟橋を出発してから離陸までが10分、飛行が30分、着陸から桟橋までが10分で合計50分程度のツアーになる。一日数便でスタートし、今後便数も増やしてゆく[1]

全予約制で事前にインターネット等を通して予約が必要。乗客は最大6名。フライト中は高度700m程を飛行する。

パイロット一名のみでの飛行も可能だが、事業開始当初は二名で飛行する。波高が高い場合などは欠航となる。運用限界波高は40cmで80から90%の運行が可能と見られている[1]。天候不良によるキャンセルについては全額払い戻しか後日への予約変更に対応する。

所有・運航機体[編集]

2015年に常石造船の子会社となったクエスト・エアクラフト社のコディアック100にAerocet社製フロート「Aerocet 6650」を装備した機体を導入している。機体は最大乗員乗客10人乗りで最大巡航速度は300km/h、航続距離は重量に応じて500kmから1,000kmになる。運行開始時点で4機を取得済みで同年度中にさらに4機の取得を計画している。1機約4億円[4]。業績によってはコディアックよりも大型で双発のデ・ハビランド・カナダ DHC-6ツイン・オッターの取得も検討している[1]

2017年8月、赤色の特別塗装機「ラーラ ロッサ」を導入した。スタジオジブリ宮崎駿が機体デザインを、鈴木敏夫が社名ロゴを監修した[5][6]

事故・インシデント[編集]

2017年3月24日、境ガ浜に向けて別府国際観光港付近を離水しようとしたコディアック100(JA02TG)が、波の影響で離水を中止し桟橋に引き返した際、桟橋到着後の機体点検でフロート支柱の折損、胴体の損傷などが発見された[7]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]