福田雄一
ふくだ ゆういち 福田 雄一 | |
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生年月日 | 1968年7月12日(55歳) |
出生地 | 日本 栃木県小山市 |
血液型 | A型 |
職業 | 劇作家、放送作家、脚本家、演出家、映画監督 |
活動期間 | 1990年 - |
主な作品 | |
『THE3名様』(2005年) 『33分探偵』(2008年) 『勇者ヨシヒコと魔王の城』(2011年) 『コドモ警察』(2012年) 『アオイホノオ』(2014年) |
福田 雄一(ふくだ ゆういち、1968年7月12日 - )は、日本の劇作家、放送作家、ドラマ・映画脚本家、ドラマ演出家、映画監督。栃木県小山市生まれ。栃木県立栃木高等学校、成城大学経済学部卒業[1]。成城大学の学生劇団を母体に立ち上げた劇団ブラボーカンパニーの座長。
来歴
お笑い好きの父親の影響でクレージーキャッツを見て育つ[2]。小学校の頃、学期末ごとに開催される「お楽しみ会」では毎回台本を書き、コントを披露していた[3]。中学・高校生の頃はゴルフに夢中になり、プロゴルファーになりたいと思っていたが、大学に進学してほしいという父親の希望もあり、高校の先生に薦められてゴルフ部のある成城大学に入学[3]。しかし想像以上に部費がかかることや、自分のゴルフの腕前に夢を諦めざるをえなくなり、一時はノイローゼ状態にも陥る[3]。しかしそんな時にたまたま見た、小劇場ブームを伝えるニュースに昔の「お楽しみ会」の楽しかった思い出がよみがえり、入部先を演劇部に変更[3]。以降、演劇づけの日々を送る[3]。
日本テレワークを経てフリーの放送作家に転身。『笑っていいとも!』『SMAP×SMAP』『いきなり!黄金伝説』などバラエティ番組の構成を多数手がける。2007年よりマギーとの共同脚本・演出のユニット「U-1グランプリ」も立ち上げ、自ら出演もしている。2004年9月5日、小山評定ふるさと大使に任命される[1]。
HKT48の指原莉乃が過去に出演していた冠番組『さしこのくせに』を見て「一緒に仕事をしてみたい」と思った[4]ことをきっかけに、『ミューズの鏡』を始めとして、自身の多数の作品に何らかのかたちで指原を起用している[5]。2013年10月9日よりスタートした『指原の乱』(テレビ東京)では構成・演出を担当し、本人も出演して共演を果たした[6]。『コドモ警察』については、指原本人から「(鈴木)福くんと共演したい」と頼まれるかたちでゲストの役を用意している。指原については「天才だ」と語り、「アイツのだめなところをイジって、いじめたくて仕方ない。とりこになってる」、「中途半端なブサイクぶりとかが、逆に気になってすごく構いたくなる。それこそが彼女の最大の魅力で、天性の才能」と語る[5]など評価している。
人物
恐妻家であり、『週刊現代』(講談社)でエッセイ「妻の目を盗んでテレビかよ」を執筆している。酒もたばこもギャンブルもゴルフもやらない。[7]
笑いのルーツはアメリカにあると考えている[2]。多くの作品を翻訳・脚色しており、海外のギャグを日本語に翻訳するセンスに定評がある[2]。
主な作品
映画
監督・脚本
- 大洗にも星はふるなり(2009年) - 兼原作
- 劇場版 ミューズの鏡〜マイプリティドール〜(2012年)
- コドモ警察(2013年)[8]
- HK 変態仮面(2013年)
- HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス(2016年)
- 俺はまだ本気出してないだけ(2013年)[9]
- 薔薇色のブー子(2014年)[3]
- 女子ーズ(2014年)[10]
- 明烏(2015年)[11]
脚本
テレビドラマ
演出・脚本
- いぬ会社(2007年、BSフジ)
- 33分探偵(2008年8月 - 9月、フジテレビ) - 兼原案
- 帰ってこさせられた33分探偵(2009年3月 - 4月、フジテレビ) - 兼原案
- プロゴルファー花(2010年4月 - 6月、読売テレビ)
- 勇者ヨシヒコと魔王の城(2011年7月 - 9月、テレビ東京)
- ミューズの鏡(2012年1月 - 6月、日本テレビ)
- コドモ警察(2012年4月 - 6月、MBS)
- メグたんって魔法つかえるの?(2012年7月 - 12月、日本テレビ)
- 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵(2012年10月 - 12月、テレビ東京)
- 天魔さんがゆく(2013年7月 - 9月、TBS)
- 裁判長っ!おなか空きました!(2013年10月 - 2014年3月、日本テレビ)[12]
- 新解釈・日本史(2014年4月 - 6月、MBS)[3]
- 「the TEAM NACS perfect show」〜なんでこんな時に〜(2014年6月、フジテレビNEXT) - 兼構成
- アオイホノオ(2014年7月 - 9月、テレビ東京)[13]
- 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな(2014年11月 - 2015年2月、LaLa TV)
- ニーチェ先生(2016年1月 - 3月、Hulu・読売テレビ)[14]
脚本
- ギンザの恋(2002年、読売テレビ)
- 独身3!!(2003年10月 - 12月、テレビ朝日)
- ラスト・プレゼント(2005年、テレビ朝日) - コント部分
- ココリコミラクルタイプドラマスペシャル(2006年、フジテレビ)
- ですよねぇ。(2006年、TBS) - 初の連続ドラマ単独脚本
- 和田アキ子殺人事件(2007年、TBS)
- 1ポンドの福音(2008年1月 - 3月、日本テレビ)
- 帰ってくるのか!? 33分探偵(2009年3月、フジテレビ) - 兼原案
- 猿ロック(2009年7月 - 10月、読売テレビ)
- 東京DOGS(2009年10月 - 12月、フジテレビ)
- バーン・ノーティス 元スパイの逆襲(2009年 - 2014年、海外ドラマ) - 日本語吹替版脚色
- 同期(2011年2月20日、WOWOWドラマW)
- 私立探偵★真壁リュウ(2012年1月 - 2月、フジテレビワンツーネクスト)
- TOKUNOSHIMAエアポート(2012年10月 - 11月、フジテレビワンツーネクスト)
- コドモ警視(2013年1月 - 3月、MBS) - 兼監修
- 都市伝説の女(第2期)(2013年10月、テレビ朝日)
- 私の嫌いな探偵(2014年1月 - 3月、テレビ朝日)
- 星新一ミステリーSP「程度の問題」(2014年2月、フジテレビ)
- 恋の合宿免許っ!(2014年12月、フジテレビ)
バラエティ
特記のないものはすべて構成を担当。太字は現在担当している番組。
- エブナイTHURSDAY(フジテレビ)
- ココリコA級伝説→いきなり!黄金伝説(テレビ朝日)
- 堂本剛の正直しんどい(テレビ朝日)
- 新堂本兄弟→KinKi Kidsのブンブブーン(フジテレビ)
- THE THREE THEATER→爆笑レッドシアター(フジテレビ)
- ピカルの定理(フジテレビ)
- 1年1組 平成教育学院(フジテレビ)
- スフィアクラブ(脚本・演出、日本テレビ)
- ココリコミラクルタイプ(フジテレビ)
- 歌スタ!!(日本テレビ)
- 明石家マンション物語(フジテレビ)
- SMAP×SMAP(関西テレビ・フジテレビ)
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ)
- 退屈貴族(フジテレビ)
- 極楽とんぼのとび蹴りヴィーナス→とび蹴りゴッデス(テレビ朝日)
- オトナの!(出演、TBS)
- サタデーナイトチャイルドマシーン(脚本・監督、日本テレビ)
- 指原の乱(構成・演出・出演、テレビ東京)
- トーキョーライブ24時(テレビ東京)
- となりのシムラ(脚本、NHK総合テレビ)
- トライベッカ(脚本・演出、WOWWOW、2016年)[15]
テレビアニメ
- わいもくん きいろいかおしてババンバン(脚本・構成、2009年10月 - 2011年5月、MUSIC ON! TV)
ショートムービー
- 出発×泡と羊(2015年) - back numberの楽曲「泡と羊」を福田のオリジナル舞台脚本『出発』改訂&映像化[16]
DVD
- やっぱり猫が好き2002・2003・2004・2007(脚本)
- THE3名様シリーズ(脚本・監督)
- 極楽とんぼのテレビ不適合者 上巻(出演)
- U-1グランプリCASE 01『取調室』(脚本・演出(マギーと共同))
- U-1グランプリCASE 02『厨房』(脚本・演出(マギーと共同))
- U-1グランプリCASE 03『職員室』(脚本・演出(マギーと共同))
- 大洗にも星はふるなり これって全力すぎてスピンオフじゃねえじゃんスペシャル(脚本・監督)
- 地球征服アパート物語(脚本・監督)
舞台
- THE3名様 夏はやっぱり祭りっしょ!!ライブ2006(2006年) - 脚本・監督
- U-1グランプリCASE 01『取調室』(2007年) - 脚本・演出(マギーと共同)
- U-1グランプリCASE 02『厨房』(2008年) - 脚本・演出(マギーと共同)
- キバコの会 第二回公演『フォトジェニック』(2009年) - 脚本
- バンデラスと憂鬱な珈琲(2009年) - 脚本・演出(マギーと共同)
- U-1グランプリCASE 03『職員室』(2010年) - 脚本・演出(マギーと共同)
- 舞台「スマートモテリーマン講座」(2010年・2011年に再演) - 脚本・演出
- モンティ・パイソンのスパマロット(2012年) - 企画・脚色・演出
- モンティ・パイソンのSPAMALOT(2015年)[17]
- フル・モンティ(2014年・2015年) - 演出・翻訳・訳詞
- 16人のプリンシパル trois(2014年) - 脚本・演出
- タイトル・オブ・ショウ(2014年) - 翻訳・訳詞・演出
- THE 39 STEPS(2014年) - 上演台本・演出
- エドウィン・ドルードの謎(2016年) - 演出
雑誌連載
- 『週刊現代』講談社 / エッセイ「妻の目を盗んでテレビかよ」
- 『STAGE SQUARE』vol.1 - 日之出出版 / コラム「こんな内容ならツイッターに書けよ!だけどツイッターって字数に制限あるでしょ?だからここに書かせてよスペシャル」
出典
- ^ a b 小山ブランド創生協議会
- ^ a b c d 祐成秀樹 (2014年11月30日). “福田雄一、演劇でも爆笑の渦…海外ギャグ翻案にセンス”. YOMIURI ONLINE. オリジナルの2014年12月3日時点におけるアーカイブ。 2015年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g 福田雄一 (26 May 2014). "映画『薔薇色のブー子』監督・脚本 福田 雄一さん" (Interview). 2015年8月27日閲覧。
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は無視されます。 (説明) - ^ 「さしこのくせに」を見て指名
- ^ a b “福田雄一監督「指原をいじめたくて仕方ない。とりこになってる」”. Spnichi Annex. (2013年6月7日) 2015年8月27日閲覧。
- ^ 指原冠番組で福田雄一とタッグ
- ^ 「妻の目を盗んでテレビかよ 第246回」『週刊現代』2014年12月20日号、p.145
- ^ 福田雄一 (2013). "映画『コドモ警察』福田雄一監督インタビュー" (Interview). 2015年4月5日閲覧。
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は無視されます。 (説明) - ^ “堤真一「俺はまだ本気出してないだけ」で外見真逆のダメ男に”. 映画.com. (2012年7月23日) 2012年7月23日閲覧。
- ^ “桐谷美玲、戦隊ヒーロー姿を披露!福田雄一監督『女子ーズ』に主演”. シネマトゥデイ. (2013年12月19日) 2013年12月19日閲覧。
- ^ “菅田将暉、城田優、若葉竜也、柿澤勇人、松下優也ら若手が集結 福田雄一の映画最新作「明烏」が5月公開”. シアターガイド. (2015年2月17日) 2015-0218閲覧。
- ^ “Kis-My-Ft2・北山宏光が弁護士に!福田雄一のコメディドラマ『裁判長っ!おなか空きました!』10月5日スタート”. テレビドガッチ (2013年9月13日). 2015年4月5日閲覧。
- ^ “福田雄一監督、新作ドラマ自画自賛「自信ある」「面白い」”. ORICON STYLE (2014年7月16日). 2015年4月5日閲覧。
- ^ “福田雄一次回作で「ニーチェ先生」をドラマ化”. Smartザテレビジョン (2015年8月27日). 2015年8月27日閲覧。
- ^ “StarSのコメディ番組始動!福田雄一演出に井上芳雄「覚悟決めた」”. ステージナタリー (2016年2月9日). 2016年2月9日閲覧。
- ^ “back number×SUNSTAR TONICコラボキャンペーンで福田雄一監督のショートムービーが公開”. シアターガイド (2015年4月2日). 2015年4月5日閲覧。
- ^ 福田雄一,池田成志 (13 February 2015). "『モンティ・パイソンのSPAMALOT』福田雄一&池田成志ロングインタビュー〈前編〉『狙いのためには"フック"をかけておかないと』" (Interview). Interviewed by 豹坂. 2015年4月5日閲覧。
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関連項目
外部リンク
- 劇団ブラボーカンパニー
- U-1グランプリ
- 福田 雄一 (@fukuda_u1) - X(旧Twitter)