ぼくたちと駐在さんの700日戦争

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ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(ぼくたちとちゅうざいさんのななひゃくにちせんそう、通称:ぼくちゅう)は、2006年3月から、一般ブログ中のエッセイとして書かれた同タイトルの作品が、同年7月よりFC2ブログにて独立公開されたもの。作者は「くろわっ」さん=主人公ママチャリ。作品中のイラスト、音楽も同作者によるもの。

2007年、英語版は、米国のワールド・トップ・ブログでユーモア部門の1位を獲得している。

概要[編集]

1970年代の田舎町(山形県、映画は栃木県)で繰り広げられた高校生グループと警察官との悪戯(イタズラ)戦争。心温まる青春コメディ小説で、半フィクションとされているが、どこからフィクションであるかは「公表すると書きづらくなる」とのことで不明。

開始と同時にネット中の口コミだけで広まって、独立した月にはブログランキング小説部門で1位。お笑い部門でも1位となり、開始から1年もたたずに500万HITを超え、同年の10月に1000万HIT、2012年8月には1億HITを超えた。

2007年4月に高陵社書店より書籍化。1 - 4章までを収めた1巻と、5、6章を収めた2巻が同時発売され、特に2巻に収められた5章『花火盗人 (はなびぬすびと)』が、読者の高い評価を受け売上げランキング入り。同年5月フジテレビ系の『めざましテレビ』で取り上げられ、爆発的なファン増加へとつながった。なお1巻には書き下ろしの『Side by Side』がブログとは別に追加されている。

2008年4月には小学館によりコミック化文庫化。文庫は、2014年8月までに21巻までが発売され、売上累計は130万部(2014年8月現在小学館。電子書籍版、単行本分はカウントされていない)。 2009年には、コミック、単行本ともに中国語韓国語に翻訳され、日本国外でも発売されている。

コメディ主体でありながら、人情話や、社会問題、アクション、推理、恋愛などの様々な要素を巧みに融合させた巧妙なストーリーは、そのなじみやすい語り口と相まって、幅広い年代に受け入れられ、小学生から90代の人までが連日コメントを残す人気ブログとなる。

FC2への独立から、ほぼ毎日更新されるという異色の作品で、前日に入れられたコメントによってストーリーが変化するばかりでなく、コメントを入れた読者をそのまま登場させるなど、次々に「ネット」という特色を生かした展開を広げ、書籍の小説と一線を画している。10章「神様への挑戦状」(文庫15巻-16巻)では白血病になった読者の子供をそのまま物語に登場させて励まし続け、この子供が病から治癒したことで、さらに話題となる。

また一方で、外伝の章タイトルであった「スイートピーロード」が実際に現地に再現されるなど、独自の社会現象を起こしている。

2014年1月現在、卒業による物語終了を先延ばしにするために、時間を遡ってサイドストーリーを執筆するなどにより、いまだ更新が続いており、すでに18章全3000話を超える大作。書籍化後も「主体はブログ」として全話が公開され続けているが、文庫版は大幅に改稿されているため内容が異なる。

2008年3月からは、人気携帯サイトモバゲータウンでも、加筆修正版が公開された。(モバゲーの小説部門がE☆エブリスタに移行され中断)

2008年4月5日、5章「花火盗人」までを基盤とした映画公開。主演は市原隼人。

2009年1月、国外上映第一弾として台湾で公開(字幕)。

2009年3月、山形放送ラジオ、隔週15分番組として『ママチャリラジオ』放送を開始。

2009年5月、グリーンスタンダード社によりCDドラマ化。映画版でのブログ読者の不評を受けて、作者自らが脚本を担当している。

2009年8月、日本テレビ系列で、「キッズウィーク」のトリとして初の映画地上波放送。

2010年4月、韓国で映画が公開。

2012年8月、1億アクセス突破。

ぼくちゅう「悪戯の定義」[編集]

  1. 相手に怪我を負わせてはならない
  2. しかけられた相手も笑えなくてはならない
  3. 相手が弱者であってはならない
  4. 償いができないものは悪戯ではない

登場人物[編集]

心霊研究会 (主人公グループ)[編集]

実行部隊[編集]

ママチャリ
本作の主人公。悪戯を考える事に関しては素晴らしい能力を発揮する。しかし、その頭脳は学業には活かされない。色々な人を引き付ける不思議な魅力を持つが、それが災いして、和美と付き合いはじめても、たびたび彼女を泣かすことになる。「ママチャリ」の名の由来は駐在さんへの初めての悪戯の際、ひとりだけママチャリに乗っていたから。文庫、単行本ともに作者と同名となっているが、これはブログネームの「くろわっ」さんというライターがすでに存在したためで、あくまでも作者そのものではない、とことわっている。
西条くん
他校の生徒や先輩が道をあけるほどの悪ガキ。空手、柔道、ボクシング、少林寺などの武道に長けており「瞬殺西条」の異名を持つ。孝明とは異なり、喧嘩は対集団戦が多い。子供にはとても好かれるが女性にはモテない。中学で父親を亡くし、やさしく母思いだが、老人は嫌い。超がつくほどのどスケベで、恥ずかしい題名の本をたくさん持っている。因みに原作者はコメント欄などで数回、西条が主人公であると明言している。
孝昭くん
西条とは違う中学で番をはっていた不良で、ケンカの強さもスケベ度合いも西条と並ぶ猛者。ただし、孝昭のケンカは「勝てばいい」というもので、西条とは異なり、飛び道具を使ったり、手段を選ばない。また、西条と異なり、勝った相手にも最後までダメージを与える。さらに、1対1で戦うことが多い。井上の妹、夕子ちゃんの熊のぬいぐるみ(デートリッヒ)を欲しがっている。スケ番の姉(早苗さん・お蘭)には異様なほど弱い。
グレート井上(井上俊隆→清十郎)
名家の生まれで成績優秀、顔も性格も良いモテ男だが、なぜかママチャリたちの悪戯に加わる。第5章『花火盗人』から駐在さんの義妹、美奈子さんに恋をしてしまう。強度のシスコンで、いつも夕子ちゃん(井上の妹)を心配する。
ジェミー(丹下くん)
1年下の後輩。メンバーいち小柄だったため第4章ではママチャリたちから「女装してパンティーを買ってくる」と言う任務を託され、このあとから女装がクセ(?)になる。性格は天然。実在する理容店のお坊ちゃまで、無制限のおこづかいを持つ。
村山くん
グループ1のトールボーイで、3年では男子バレーボール部のキャプテン。「そのままドラマに出られそうなほど」のイケメンで、親友であるグレート井上くん以上にモテまくるが、性格はいたって真面目で寡黙。メンバーでいち早く車の免許を持ち、無免許時代から運転はプロ並みの腕前。実はママチャリたちより1年年上だが病気により小学生の時に留年したことによりママチャリたちと同じ学年になった。いたずらでは、主に女子の説得に活躍している。
久保くん
ママチャリと同じ中学出身のワル。情報通でガセネタがないので、メンバーでも信用されている。緊張すると腸にくるタイプで、数々の失敗談を生む(ハウドゥユドゥなど)。グループの武闘派の一人だが、あまり強くはない。
河野くん
中学時代は孝昭の手下。「カナリ屋食堂」の息子で料理が得意。メンバーで2番目に自動車免許をとるが運転はヘタクソで、制限速度でしか運転ができない。グループでは武闘派の一人だが、久保と同様あまり強くはない。親に「生徒会長になった」と嘘をついたことから、あだ名は会長。
千葉くん
水泳部のエースで長身・筋肉質。そのため重たいものを持ち上げたり振り回したりできる。甘いマスクと天真爛漫な性格で、男女問わない人気者。モノマネが得意で、ビジネス用語にも通じ、特に工藤先生(生活指導の先生)の声まねで数々のイタズラに加担する。兄は警察官で駐在さんと同じ署に所属している。

のっぽさん部隊(工作部隊)[編集]

チャーリー(麻生千晶)
小柄で口数の多い自動車工場の息子。中学時代に自動車を作ったほどの技術者。おちんちんが小さいことを気にしているが、「(おちんちんが)小さくて(帽子を)被っている」ことから、駐在さんが、チャーリー・チャップリンを引き合いに出して慰めたため、そのままアダ名となってしまう。しかし、暴走族時代の経験から駐在さんは自らつけたのに麻生のことをチャーリーとは呼ばない。チャーリー親衛隊が存在する。
森田くん
メガネをかけた真面目系の少年。恵美ちゃんという彼女がいる。由緒正しいお寺の総代の息子で、メンバーに加わった理由が般若心経を唱えられるから(元々が心霊研究会であるため)。化学や電気工学に長け、下敷きのニトログリセリンから爆弾を作り、理科室で爆発させた武勇伝を持つ。いたずらのときは、道路の封鎖の時に爆弾を作ったり(2巻参照)、科学のジャンルで活躍している。
バリトンくん(安部くん本名は高橋君)
声質から「バリトン」と呼ばれている。超低音な美声の持ち主だが、肝心な時だけ声が高くなってしまう。放送委員で音響に詳しい。なお文庫化された書籍9巻の巻末に、実際はバレンタインの数日前に事故により17歳で亡くなっていると記されている。
坂本くん
チャーリーを師と仰ぐ1年下の後輩。家は水道工事屋で、高校生なのに溶接ができる。弟の病気により家が500万の借金地獄に陥るが、ママチャリたちによって助けられる。

他の学生[編集]

和美
中1の時からママチャリに恋心を抱く女子高生。巨乳(Eカップ)で、性格も明るく人気がある。9章からママチャリと恋仲となる。ただ喧嘩もしばしばである。父親が公務員のため家柄が厳しい。ママチャリたちのいたずらが好きで、たまにバックアップする。
夕子ちゃん(井上夕子)
グレート井上くんの二つ下の妹で、グループのアイドル的な美少女。ママチャリからは夕子ちゃんと呼ばれている。デートリッヒという熊のぬいぐるみを大切にしている。小さい時から、兄の親友であるママチャリにほのかに恋心を抱いていたが、最終的には村山くんとつきあい、後に結婚する。
竹内ゆかり
施設出身で不良っぽいところがある女の子。7章「のぶくんの飛行機」(文庫4巻)より登場。ジェミーと同学年で、西条の初彼女となるが、些細なことでよくケンカして常に別れたり付き合いなおしたりしている。ママチャリをド変態だと勘違いしている。
瑞穂
竹内さんと親友の巨漢少女。食欲旺盛で耳年増
恵美ちゃん
8章「マリア様によろしく」(文庫6巻)ヒロイン。耳が不自由なことから、ママチャリ達と同年でありながら1学年下の女子高生。敬虔なクリスチャンで、性犯罪に巻き込まれるが、それを森田くん達に助けられたことがきっかけで、森田くんと恋仲になる。
小町
番外編「チクリ小町のポーラスター」ヒロイン。英研に所属する優等生で、生真面目な性格からママチャリと対立する。旧姓が小野のため小町というあだ名が付けられる。本名理恵。
宮崎さん
詳細は不明だが、頻繁に名前の出る校内のアイドル的女子。井上に好意を抱いている。比較的貧乳らしい。

駐在さん関係者[編集]

駐在さん
大人気なく、ママチャリたちと同レベルでの争いを繰り広げる町の駐在。さまざまな悪戯をママチャリ達に仕掛けられており、いたずらをされるたびに同レベルの反撃をする。一方、弟分のように心配する一面もあり、何度もママチャリたちの窮地を助ける。元暴走族総長で、そのグループは伝説の走り屋グループとなっている(当時のあだ名は「セーコちゃん」、「メッタ切りの黒ヘル」)。苗字は中嶋で、階級は巡査長。ケーキやメルヘンのケンちゃんが恐れる、1人の人物。
中嶋加奈子(加奈子さん)
駐在さんの奥さん。驚くほどの美人で、ママチャリたちと駐在さんの戦争の影の原因となった。元レディース総長だが、性格は極めておっとりしている。
美奈子さん
奥さんの妹で東京の一流大学に通うエリート女子大生。奥さんに酷似している美人で、東京には「美奈処(美奈子さんの処女を守る会)」と呼ばれるファンクラブまである。5章「花火盗人」から、グレート井上が密かに恋心を抱く。車の運転が下手くそなのが唯一の欠点。右折ができず性格が変わる。
中嶋愛(愛ちゃん)
駐在さんと加奈子さんの愛娘。成長後の中学生時代を描いた「MINT倶楽部」では、ケンカが強く男勝りだが、母親似の美少女に成長している。初めてしゃべった言葉は「ママ」、その次が「ママちゃ〜」で、「パパ」よりも早かったことから、駐在さんがママチャリを逆恨みする。
五十嵐さん
駐在さんの後輩で、交通機動隊所属の白バイ隊員。一流中学 → 開成高校 → 慶応大学出の超エリートだが、中学の頃から男子校だった影響で女性に弱い。孝昭の姉・早苗を速度違反で検挙したことが原因でひと目ボレする。
千葉兄
千葉くんの兄で生活安全課に勤務する。弟をはるかに上回る乱暴者。
泉巡査
15章「枯れる花咲く花」にのみ登場する婦人警官。かなりのオテンバ。ママチャリたちが本署に潜入した際、「千葉兄の恋人」と嘘をついたことで周りが勝手に騒ぎ出し、実際に千葉兄とつきあい始めることになる。
純喫茶ポプラのマスター(的場さん)
温和な性格だが、実は駐在さんの率いたサーキット族「スターダスト」の元メンバー。演歌が好き。相模コーチがすき。ママチャリを働かせるが、「俺、こいつのツケで~」と同級生が言うため、借金がどんどん増やす。

その他の登場人物[編集]

タカさん
ママチャリの母。小学校まで神童と呼ばれた才女で、その片鱗を随所で発揮する。それが様々なところに影響を及ぼし、グレート井上の本名や夕子ちゃんの名前の由来にもなっている。息子の連れて来る女の子の名をひとりずつずらして覚える「スライド攻撃」で、ママチャリが結婚するまで悩まされた。映画版では「たみ子」。(作者の母の本名である)
ミカちゃん
5章「花火盗人」から登場する明るく少しおませな小学1年生。難病の弟がおり、看病している病院で入院中の西条と出会う。ママチャリたちグループを自分の家来だと思っている
リョウくん
ミカちゃんの難病の弟。花火泥棒はこの子のために行われるが、映画版には登場しておらず、難病の設定はミカちゃんに変更されている。
のぶ君
7章「のぶくんの飛行機」で登場する不遇の環境に育つ天才少年。西条によってミカちゃんと出会う。妹が一人いる。
お蘭/早苗さん
孝昭くんの姉で周りにも恐れられるスケバン。私立北女子高校(通称:北女)を卒業後OLとなる。孝昭以上に凶暴だが、意外に家庭的な一面も持つ。スケバンの時の芸名は「お欄」(文庫、モバゲー版では「お蘭」)。後に白バイ隊員の五十嵐さんと相思相愛の関係となる。
ユキ姉(ゆき姉表記もある。)
6章「小さな太陽」ヒロイン。城南女子高校を卒業後銀行に勤務するOL。西条の姉貴分。父親は柔道の師範代。
ケーキ屋ケンちゃん
本名ケンイチ。ユキ姉の兄で超凶暴な元ヤクザ。西条にとっては道場の兄弟子にあたり、ケンカの実力は西条が恐れる程だが、実は「メルヘン」という人気のケーキ屋を営んでいる。ケンカで倒した相手に、無理矢理会員カードをつくらせて客を増やすという荒技で、店は大繁盛だが、自分の奥さん(妙子さん)と駐在さんには頭が上がらない。西条君は知らなかったが実は西条を陰ながら支え鹿目との戦いで明らかにした。
お蝶婦人/花ちゃん(斎藤花)
北女に通う女子高生。また実家は京都の和菓子老舗『橘』で、祖父母に厳しく育てられるが、スケ番お蘭(早苗さん)の後継者となる。紆余曲折あり井上の許嫁。ケンちゃんとは義理の姪の関係であり、遠いユキ姉の親戚に当たる。
椿
城南のスケバン番長。お蝶婦人率いる北女と対立する。猫なで声がママチャリに近づく。本名は利江。
城南のスケバンで椿の手下。ママチャリに好意を抱く振りをして近づいて、お蝶婦人と井上に復讐を果たそうとする。本名は正子。
早乙女さん
名前に似つかわない本物のヤクザ幹部。内面の優しさにつけこまれ、ママチャリにいいように使われる。ケンちゃんが苦手。
BJ(大場和夫)
ブラックジャックにひたすら憧れる名獣医師。大場のB、獣医のJから無理矢理BJと呼ばせている。おおば かずひこをおおばか ずひこと訳されるのが嫌でBJを名乗る。
バナナちゃん(大場奈々)
13章「風を見た日」ヒロイン。BJの妹で、名門校KJ館高校に通う才色兼備な少女。孝昭が恋心を抱く。
澪ちゃん
ぼくちゅう三大美女の1人。10・11章「神様への挑戦状」ヒロイン。最初は弟のレオが暴走族に対抗するのに反対していたが、次第にママチャリたちに共感する。
レオ
澪ちゃんの弟。10・11章は同名のブログ読者のために書かれていた
洋次
10章「神様への挑戦状」から登場する定時制高校生。暴走族の構成員ながら、並外れたギターの才能を持つ。ママチャリのすすめで暴走族脱退を決意する。
森田じじい
森田くんの祖父で、由緒あるお寺の総代。川柳と将棋、さらには囲碁が趣味だが、どちらもうまくない。ママチャリの祖父に敵意がある。
グレ-ト父さん(井上薫)
グレート井上の父。大のジャイアンツファン。町の企業や教育機関に顔がきく。神社を所有していた。しかしそんな地域の名主でもタカさんには一目置いている。
グレート母さん(井上弓美)
グレート井上の母。大のカープファン。ちなみに全家族が登場するのは、グレート井上家のみ。

人間以外[編集]

デートリッヒ
夕子ちゃんの持つ熊のぬいぐるみ。ドイツのベルリン生まれ。番外編「デートリッヒ物語」は、幼年期〜思春期までの夕子ちゃんが、ぬいぐるみ視点から描かれる
サチコ
グレート井上くんの家のドーベルマン。名前はサチコだが実はオス。なぜかチャーリー(麻生くん)を気に入っている
パトパト(オセロ)
駐在所にいる全国初の警察ヤギ。元は久保の家で生まれた子ヤギだが、ママチャリたちによってパトカー模様に塗られて駐在所におかれる
タカギ
久保家で飼われる知能の高い大型豚
モロッコ
「ポップコーン戦線」にのみ登場する小熊。母親はトゥモロー(意味は明後日)。
クィーン
13章「風を見た日」(文庫12巻「アンダルシアからの手紙」)にのみ登場する競走馬。世界一美しいと言われるアンダルシアン

映画[編集]

ぼくたちと駐在さんの700日戦争
監督 塚本連平
脚本 福田雄一
出演者 市原隼人
佐々木蔵之介
竹中直人
麻生久美子
石田卓也
倉科カナ
加治将樹
賀来賢人
冨浦智嗣
脇知弘
小柳友
豊田エリー
水沢奈子
成嶋こと里
森崎博之
主題歌 FUNKY MONKEY BABYS「旅立ち」
配給 ギャガ
公開 日本の旗 2008年4月5日
上映時間 110分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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2007年7月中旬から栃木県那須烏山市で撮影が行われた。2008年4月5日より全国公開。地上波テレビ放送では2009年8月12日日本テレビ系列で「キッズウィーク3夜連続夏休み映画祭り[1]」の一環として初放送された。

キャスト[編集]

主題歌[編集]

スタッフ[編集]

原作との相違点[編集]

登場人物と設定[編集]

  • 時代設定が原作では1975年だが、映画版では1979年。
  • 原作のママチャリの一人称は「僕」だが、映画版では「俺」。
  • 原作の千葉は、筋肉質であまいマスクの水泳部のエースだが、映画版での体型は肥満で、水泳部という描写もない。
  • 辻村というキャラクターは、映画独自のもの。村山という登場人物は出てくるが、原作とは全くの別人。
  • グレート井上は原作では医師の息子ではなく、単なる「地元の名家の長男」とされている。
  • 駐在の奥さんである加奈子は、映画版では喫茶店でバイトしているが、原作では「駐在所勤務者の奥さんはアルバイトはできない」という規定により、働いていない。
  • ママチャリの母の名前は、映画版では「たみ子」で、原作では「タカさん」。「元神童」と呼ばれる才女で、(設定が1975年ということもあり)コンビニで働く場面も無い。
  • 映画版では駐在が「中嶋」と名乗っていた。原作では駐在の名前は一度も出てこないが、「MINT倶楽部」で愛ちゃんの名前が「中嶋愛」になっている事から、苗字は中嶋だと推定される。
  • 映画版では、森田・久保・河野の3人は登場しない。

イタズラ[編集]

  • 「イタズラの定義」に反する事なので、相手に怪我を負わせるような「ワックス」「落とし穴」といったものは、原作には登場しない。
  • 同様に、物を壊すといったこともしないため、「バーバーの看板」や、トリモチによる「逃げられない鳥作戦」、腹話術の人形破壊、赤色灯を盗む、といったイタズラも映画独自のものである。
  • 全体的に、映画のイタズラは単純なものになっているが、原作では、法や自分たちの定義にふれないための技巧が凝らされている。
  • 万引き疑惑作戦は、映画では電気屋におけるものだが、原作は本屋で、駐在はママチャリ達が捕まった後で店主によって呼ばれる。

ストーリー[編集]

  • 奥さんの妹・美奈子は、原作では東京理科大に通う才女で、グレート井上に天文を教えた(映画版では立場が逆)。
  • 西条の入院の原因は、原作では美奈子を襲った暴漢に復讐するため。映画ではよそ見によるバイク事故。
  • 少女ミカとは、この入院先で西条が知り合う。映画版は初期から知り合いの設定。
  • 原作では入院しているのはミカ本人ではなく弟のリョウ。ミカは単なる付き添いで、弟が難病で動かせないために、病院前での花火打ち上げを西条に依頼する。西条は、看護婦の噂話から「来年の花火大会はない」ことを知り、当初は花火購入を模索する。
  • 映画での西条は「駐在を困らせる」という理由をつくって花火打ち上げをママチャリたちに依頼するが、原作ではミカとママチャリ達を親しくさせ断れないようにさせていた。
  • 原作では打ち上げ後に駐在に捕まるが、映画版では打ち上げ前に捕まる。
  • 原作での逮捕理由は窃盗のみではなく、火薬類取締法違反、消防法違反など、複数の罪状が付いていた。手錠をかけられるのはママチャリのみ。
  • 打ち上げは、原作では駐在ひとりではなく、事情を知った病院の職員たちもカンパする。
  • 原作で花火を盗むのは、ママチャリ・孝昭・久保・河野・森田・ジェミーの6名。映画版では、ママチャリ・千葉・ジェミーの3名。
  • 原作には、駐在が全員を駅に送って行くといったシーンはない。
  • 「花火盗人」というタイトルは、映画版では「花火盗人作戦」という作戦名とされているが、原作中では親方の「花火盗人は罪になんねぇ」という台詞から取ったもの。狂言の名作『花盗人』のもじり。

ドラマCD[編集]

  • Vol.1 - 2009年5月リリース
  • Vol.2 - 2009年8月リリース
  • Vol.3 - 2010年1月リリース

キャスト[編集]

書籍[編集]

高陵社書店による単行本、小学館による文庫、コミックが発売されている。

単行本[編集]

  • 1巻 宣戦布告編 2007年3月
    • エッセイ「靴の墓場」
    • 序章「俺たちは風」
    • 1章「宣戦布告」
    • 2章「万引き疑惑」
    • 3章「公害ブルース」
    • 4章「夕陽の決闘」
    • 番外編「SIDE BY SIDE」(書き下ろし)
  • 2巻 激闘編 2007年3月
    • 5章「花火盗人」
    • 6章「小さな太陽」

小学館文庫[編集]

  • 1巻 2008年4月9日初版 (単行本修正版) ISBN 978-4-09-408261-6
    • エッセイ「靴の墓場」
    • 序章「俺たちは風」
    • 1章「宣戦布告」
    • 2章「万引き疑惑」
    • 3章「公害ブルース」
    • 4章「夕陽の決闘」
    • 番外編「SIDE BY SIDE」
  • 2巻 2008年5月13日初版 (映画コラボ版) ISBN 978-4-09-408282-1
    • 5章「花火盗人」
    • 番外編「ポップコーン戦線」(モバゲータウンコラボ)
  • 3巻 2008年9月10日初版 ISBN 978-4-09-408304-0
    • 6章「小さな太陽」
    • 特別編「星のメドレー」(書き下ろし)
  • 4巻 2009年5月13日初版 ISBN 978-4-09-408389-7
    • 7章「のぶくんの飛行機」(ブログ改稿版)
  • 5巻 2009年8月6日初版 ISBN 978-4-09-408415-3
    • 8章「すもももももも」(書き下ろし)
    • 番外編「ふりむき地蔵」(携帯サイト「星の砂」連載)
    • 特別編ショート「夏いちりん」(携帯サイト「星の砂」連載)
  • 6巻 2009年12月4日初版 ISBN 978-4-09-408454-2
    • 9章「マリア様によろしく」(ブログ改稿版)
  • 7巻 2010年6月4日初版 ISBN 978-4-09-408519-8
    • 10章「桜月夜」(ブログ改稿版)
  • 8巻 2010年11月5日初版 ISBN 978-4-09-408561-7
    • 11章「失恋注意報」(書き下ろし)
  • 9巻 2011年2月4日初版 ISBN 978-4-09-408587-7
    • 12章「プロポーズはテノールで」(ブログ改稿版)
  • 10巻 2011年7月14日初版 ISBN 978-4-09-408632-4
    • 13章「走れ!チャーリー号」(ブログ改稿版)
  • 11巻 2011年11月8日初版 ISBN 978-4-09-408661-4
    • 短編集「スイートピーロード」ほか全13編
  • 12巻 2012年2月3日初版 ISBN 978-4-09-408686-7
    • 14章「アンダルシアからの手紙」(ブログ改稿版)
  • 13巻 2012年5月8日初版 ISBN 978-4-09-408715-4
    • 15章「ジャスミンティーにクロワッサン」(書き下ろし)
  • 14巻 2012年8月3日初版 ISBN 978-4-09-408750-5
    • 「CARPORT'76」(書き下ろし)
    • 「早苗さんの卒業式」(ブログ改稿版)
    • 「デートリッヒ物語」(ブログ改稿版)
  • 15巻 2012年12月6日初版 ISBN 978-4-09-408777-2
    • 「神様への挑戦状(上)」(ブログ改稿版)
  • 16巻 2013年1月4日初版 ISBN 978-4-09-408778-9
    • 「神様への挑戦状(下)」(ブログ改稿版)
  • 17巻 2013年4月5日初版 ISBN 978-4-09-408815-1
    • 「チクリ小町のポーラスター」(ブログ改稿版)
  • 18巻 2013年8月2日初版 ISBN 978-4-09-408851-9
    • 「枯れる花 咲く花」(ブログ改稿版)
  • 19巻 2013年12月6日初版 ISBN 978-4-09-408887-8
    • 「アパッチじいさんと銀杏の木」(書き下ろし)
    • 「和美ちゃん・恋の700日戦争」(ブログ改稿版)
  • 20巻 2014年4月8日初版 ISBN 978-4-09-406036-2
    • 「井上くん革命」(ブログ改稿版)
  • 21巻 2014年8月5日初版 ISBN 978-4-09-406072-0
    • 「井上くん革命II」(ブログ改稿版)

小学館コミック[編集]

  • 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』 2008年4月8日初版 (オオイシヒロト画)
    • 5章「花火盗人」まで

脚注[編集]

  1. ^ キッズウィーク 三夜連続映画祭り!”. 日本テレビ. 2014年8月24日閲覧。
  2. ^ a b 製作委員会にTBS系列局のCBCとSBSが入っているが、地上波初放送は2009年8月に日本テレビ系にて行われたため中京広域圏では中京テレビ静岡県では静岡第一テレビで放送された。

外部リンク[編集]