浮造

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浮造(うづくり)は、刈萱(かるかや)のを水にさらした後、干して紐で束ねた道具。

用途として、木の板・などの柔らかい部分(春材)を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせ、

木材の見た目を美しくするために使用する。

また、そのような仕上げ技法を浮造仕上げという。

古い木材に使用するときは根の粗い部分を束ねたものを、新しい木材のときは根の細い部分を束ねたものと使い分ける。入手性がよいとはいえないため現在ではワイヤーブラシや電動工具で代用することも多い。

浮造仕上げの無垢板は、木目が強調され凹凸が目立つようになる。

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