浮造
![]() |
浮造(うづくり)は、刈萱(かるかや)の草の根を水にさらした後、干して麻紐で束ねた道具。
用途として、木の板・柱などの柔らかい部分(春材)を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせ、
木材の見た目を美しくするために使用する。
また、そのような仕上げ技法を浮造仕上げという。
古い木材に使用するときは根の粗い部分を束ねたものを、新しい木材のときは根の細い部分を束ねたものと使い分ける。入手性がよいとはいえないため現在ではワイヤーブラシや電動工具で代用することも多い。
浮造仕上げの無垢板は、木目が強調され凹凸が目立つようになる。
外部リンク[編集]
- 商品画像(丸半金物.shop) - ウェイバックマシン(2019年5月14日アーカイブ分)
- 商品画像(材質:カルカヤ、サイズ:約⌀40×約170mm、有限会社チハラ金物店、2019年5月9日) - ウェイバックマシン(2019年5月14日アーカイブ分)
- 鳥取県農林総合研究所林業試験場 木材利用研究室 研究員 川上敬介 (2010年12月). “伝統技法を今に生かす : うづくりを利用した快適フローリングの開発” (PDF). 中国地域産学官連携コンソーシアム. 2019年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月23日閲覧。