山下駅 (兵庫県)
山下駅 | |
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駅舎 | |
やました Yamashita | |
所在地 | 兵庫県川西市見野1-19-1[1] |
駅番号 | ● NS10 |
所属事業者 | 能勢電鉄 |
駅構造 | 高架駅[1] |
ホーム | 3面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
3,267人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
6,474人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)11月3日[1][2] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 妙見線 |
キロ程 |
8.2km(川西能勢口起点) 大阪梅田から25.4 km |
◄NS09 畦野 (1.1 km) (0.4 km) 笹部NS11► | |
所属路線 | 日生線 |
キロ程 | 0.0 km(山下起点) |
◄(畦野)* (- km) (2.6 km) 日生中央 NS21► | |
* 日生線は妙見線畦野方へ直通。 |
山下駅(やましたえき)は、兵庫県川西市見野一丁目にある能勢電鉄の駅である[1]。駅番号はNS10。
能勢電鉄の二つの路線が接続する結節点である。
利用可能な鉄道路線
両線をまたいで利用する乗客向けに、当駅と妙見口駅及び日生中央駅との間で区間列車が終日にわたって運行されており、その多くが川西能勢口発着の列車と接続する。
妙見線は当駅と終点の妙見口駅との間で単線となる。
歴史
- 1923年(大正12年)11月3日:開業[1][2]。当時は現在の駅前広場よりも50m西側に駅があった[1]。線路は駅に至るバス道路にほぼ沿っており、現在の山下立体駐車場に沿ってほぼ90度の急カーブがあった[1][3]。
- 1976年(昭和51年)4月11日:高架化し、現在地に移転[1][2]。
- 1978年(昭和53年)12月12日:日生線開業[2]。
- 1997年(平成9年)11月17日:特急「日生エクスプレス」運転開始[2]。
駅構造
島式1面2線と外側に相対式2面2線のホームを持つ高架駅[1]。中央の島式ホームはV字型になっている[1]。
駅は3階建てで、1階に改札口と助役室やトイレ(車椅子用も併設)、2階に乗り換え用のコンコース、3階にホームがある。
エレベーターはすべてのホームに設置されているが、1階の改札口とホームを直接結んでいるのは中央の2・3号線ホームに設置されたものだけで、残りの2つのホームのものは2階と3階の間だけを結んでいるため、2階で中央のエレベーターに乗り換えることになる。
エスカレーターは設置されていないが、すべての階段に2段式手摺が設置されている。かつては1階改札口前に売店があったが、現在は営業していない。
1 | ■日生線 | 日生中央行 | |
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2 | 日生線 1号線経由 | ||
川西能勢口方面 | 主に日生中央始発列車 | ||
3 | ■妙見線 | 妙見口方面 | |
川西能勢口方面 | 一部のみ | ||
4 | 主に妙見口始発列車 |
- 各ホームの有効長は、1・2号線が8両編成、3号線が6両編成、4号線が4両編成分。すべてのホームの中程に待合室が設置されている。また、当駅から妙見口方面のホーム有効長は4両までである。
- 当駅と妙見口間で運転される区間列車は3号線に到着し、そのまま折り返す。
- 当駅の妙見口方、日生中央方ともにホームを出るとすぐに線路は曲線となる。そのため、分岐器を設置する余裕が無く、妙見口方については直線となる笹部駅直前までを当駅構内として設置され(この区間は駅構内であるため、単線並列ではない)、日生中央方には設置されていない。
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改札と助役室
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駅ホーム
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「1号線経由の日生中央行きです」表示の反転フラップ式案内表示機(2022年1月19日撤去)[4]
日生線の区間列車の運行形態
特筆すべき点として、日生線の当駅 - 日生中央駅間の区間運転列車の運行形態が挙げられる。
日生中央からの当駅止まりの列車は、まず2号線に入線する[5]。ここで、対面にある3号線に停車した川西能勢口発妙見口行きからの乗り換え客を乗せた後、日生中央行きとなる列車は一旦川西能勢口方に引き上げ、妙見線と日生線の分岐部のダブルスリップを過ぎた所で停車する[5]。すると運転士が反対側の運転台へ移り、先程と逆の方向(日生中央方面)に進んで当駅の1号線に入線し、当駅からの乗客を乗せて日生中央へ向かう[5]。
結果として、回送を経ずに路線上でのスイッチバック運転を行うこととなり、これを初めて経験する乗客が、この動作に一瞬驚いてしまうことも珍しくない[5]。
この一連の流れは乗り換え客の便宜を考慮したものであるが、運用の面では乗客を乗せたまま円滑に日生中央方に折り返すための苦肉の策でもある。かつては当駅で日生中央方面に折り返す列車のために、2号線から直接日生中央方面へと接続する渡り線が存在していたが、日生エクスプレスの運転開始に伴い1・2号線の有効長が8両編成分に延長されたことと、当駅を出ると線路がカーブを描いている上に下りの勾配もかかっているといった線形の問題から、止むなく撤去された経緯がある[5]。
日生中央からの区間列車が2号線に到着する際、ホームの行先案内表示器には「1号線経由の日生中央行きです」と表示され、発車時刻は表示されない[5]。
駅周辺
- 川西市郷土館
- 川西市東谷公民館
- 川西市営東団地
- 川西市立川西病院
- 川西見野郵便局
- 川西市消防本部 北消防署
- 川西市立東谷幼稚園
- 川西市立東谷小学校
- 川西市立東谷中学校
- 兵庫県立川西北陵高等学校
- 大和団地(阪急北ネオポリス)
- 鳴尾ゴルフ倶楽部
- 阪急オアシス(旧・ニッショーストア)山下店
- ハローズ 山下駅前店
- ミニストップ 川西見野2丁目店
- リサイクルショップドリーム 川西店
- 池田泉州銀行 山下支店(旧:池田店)
- 国道173号(能勢街道)
バス路線
駅の西側に阪急バスの西能勢線・多田グリーンハイツ線・大和団地線が乗り入れている。停留所名は「山下駅」[6]。
- 73系統 - 能勢町宿野 行き(一庫ダム・森上経由)
- 77系統 - 豊中センター前 行き(一庫ダム・森上・能勢町宿野経由)
- 74系統 - 口山内 行き(一庫ダム・森上・能勢町宿野経由)
- 76系統 - 日生中央駅 行き ※土休日1本のみ運転
- 100系統 - 平野駅 行き(川西病院前(※玄関前は経由しない)・グリーンハイツセンター経由)
- 大和(1)系統 - 大和 循環(畦野駅→大和西一丁目先回り)
- 大和(2)系統 - 大和 循環(畦野駅→大和西五丁目先回り)
- 大和(1)・(2)系統 - 平野駅 行き(川西病院(玄関前)・グリーンハイツセンター経由)
隣の駅
- 能勢電鉄
- 妙見線
- ■普通
- 畦野駅 (NS09) - 山下駅 (NS10) - 笹部駅 (NS11)
- ■普通
- 日生線
- ■特急「日生エクスプレス」・■普通
- 畦野駅 (NS09)(妙見線) - 山下駅 (NS10) - 日生中央駅 (NS21)
- ■特急「日生エクスプレス」・■普通
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、150-151頁。ISBN 9784343006745。
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、16-17頁。
- ^ 参考:1974年当時の航空写真 (CKK7414-C21B-16) - 地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)
- ^ のせでん【公式】twitter2022年1月19日
- ^ a b c d e f “「次の駅は、乗った駅」【連載】鉄道なにコレ!?(第1回)”. 共同通信. (2019年8月27日). オリジナルの2021年2月11日時点におけるアーカイブ。 2021年2月11日閲覧。
- ^ “各バス停情報 山下駅(1050)”. 阪急バス. 2022年11月29日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 山下駅 - 能勢電鉄