只見駅
只見駅 | |
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駅舎(2005年5月) | |
ただみ Tadami | |
◄会津蒲生 (4.5 km) (20.8 km) 大白川*► | |
福島県南会津郡只見町大字只見字上ノ原1827 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■只見線 |
キロ程 | 88.4 km(会津若松起点) |
電報略号 | アミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
22人/日(降車客含まず) -2014年- |
開業年月日 | 1963年(昭和38年)8月20日 |
備考 | 直営駅 |
只見駅(ただみえき)は、福島県南会津郡只見町大字只見字上ノ原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)只見線の駅である。
2013年3月16日ダイヤ改正で、西隣の田子倉駅(臨時駅)が廃止になったため、以後東北地方で最も西に位置する駅となった。
駅構造
島式ホーム1面2線に側線を有する地上駅で、構内は広い。駅舎はコンクリート平屋で、保線詰所も入った大きなものである。ホームは広い構内の中に鋼製の骨組みにコンクリートのパネルを敷いたものがぽつんとある形となっており、駅舎からホームまで構内通路の上を60メートル程歩かねばならない。しかし豪雪時はこの通路両脇が除雪した雪で壁となりホームから駅舎の屋根も見えなくなる。
構内の大白川方の線路の東側には、珍しい人力で動かす転車台もあり、夏季などに運転される観光列車「SL会津只見号」の蒸気機関車の向きを変えるときにも使用されている。只見線は昭和40年代後半頃までC11形蒸気機関車による貨物列車が運行されていた。転車台はその名残である。
豪雨災害前は夜間滞泊が設定されていた。大白川駅 - 当駅間の復旧ダイヤでは始発・最終列車は大白川駅始発・終着に見直されたために廃止された。
のりば
駅舎側から、
■只見線(下り) | 大白川・小出方面 |
■只見線(上り) | 会津川口・会津宮下・会津坂下・会津若松方面 |
- 豪雨災害により会津川口方面は不通になっているため、小出からの定期列車はすべて駅舎と反対側のホームに入線し、折り返している。
「SL会津只見号」は当駅折り返しのため上りホームに入線後、蒸気機関車の機回しを行っていた。その間、小出方面の接続列車は下りホームに入線して折り返していた。
会津坂下駅が管理する直営駅(管理助役配置)である。マルスや自動券売機はないがPOS端末が設置されている。駅舎内部の待合所に出札窓口がある。2008年(平成20年)2月10日に竣工した改築工事では、待合所に只見町インフォメーションセンター(只見町観光まちづくり協会)が併設された。土産品などを扱うほか、夏期はレンタ・サイクル等も扱う[1]。
利用状況
- 2014年度の1日平均乗車人員は22人。乗車人員を把握できる福島県内のJRの駅の中では、最も少ない駅である。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人員 |
2000 | 38 |
2001 | 37 |
2002 | 38 |
2003 | 34 |
2004 | 25 |
2005 | 26 |
2006 | 29 |
2007 | 30 |
2008 | 25 |
2009 | 29 |
2010 | |
2011 | |
2012 | 9 |
2013 | 15 |
2014 | 22 |
駅周辺
只見町の中心部にあり、駅前にはタクシー会社があり、町内の各観光スポットへの交通の便が確保されている。
- 只見町役場
- 只見郵便局
- 只見町立只見小学校
- 只見町スキー場
- 只見町立只見中学校
- 福島県立只見高等学校
- 只見町青年旅行村いこいの森
- 南会津警察署只見駐在所
- 浅草岳
- 要害山(水久保城跡)
- 只見温泉
- 只見川
- 田子倉ダム
- 国道252号
- 国道289号(新潟県方面不通)
- 福島県道132号只見停車場線
歴史
- 1957年(昭和32年)12月 - 電源開発専用鉄道開業。
- 1961年(昭和36年)12月 - 電源開発専用鉄道貨物輸送終了。
- 1963年(昭和38年)8月20日 - 専用鉄道の施設を利用して開業。一般駅。
- 1971年(昭和46年)8月29日 - 当駅・大白川間延伸開業。只見線全通。
- 1982年(昭和57年)8月1日 - 貨物取り扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取り扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に継承。
- 2008年(平成20年)9月26日 - 大白川方が特殊自動閉塞化される。
- 2011年(平成23年)7月30日 - 新潟福島豪雨により営業休止。
- 2011年(平成23年)11月1日 - 会津川口 - 当駅間でバス代行開始[2]
- 2012年(平成24年)10月1日 - 当駅 - 大白川駅間復旧に伴い、小出方面営業再開[3]。
隣の駅
2013年3月16日のダイヤ改正前までは、(臨)田子倉駅が大白川駅との間に存在していたが、廃止された。
脚注
- 出典
- ^ 只見町インフォメーションセンターサービス案内、奥会津・只見ふれあい旅倶楽部、一般社団法人只見町観光まちづくり協会、2013年1月30日閲覧
- ^ 越前勤『東日本大震災「復興」時刻表』講談社、2012年、174-175頁。ISBN 978-4-06-217570-8。
- ^ “新潟・福島豪雨:被害で不通のJR只見線・只見−大白川駅、来月から運転再開 /福島”. 毎日新聞. (2012年9月11日) 2012年9月21日閲覧。