古今亭志ん輔
古今亭 志ん輔 | |
本名 | 大塚 英夫 |
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生年月日 | 1953年9月25日(70歳) |
出生地 | 日本 東京都品川区 |
師匠 | 3代目古今亭志ん朝 |
名跡 | 1. 古今亭朝助(1972年 - 1977年) 2. 古今亭朝太(1977年 - 1985年) 3. 古今亭志ん輔(1985年 - ) |
出囃子 | 越後獅子 |
活動期間 | 1972年 - |
所属 | 落語協会 |
備考 | |
落語協会理事 | |
古今亭 志ん輔(ここんてい しんすけ、本名:大塚 英夫(おおつか ひでお)、1953年9月25日 - )は、東京都品川区出身の落語家。落語協会所属(理事)。中央大学附属高等学校出身。出囃子は『越後獅子』。
略歴
1972年3月に3代目古今亭志ん朝に入門、前座名は朝助。1977年3月に二つ目に昇進。師匠志ん朝の前名古今亭朝太に改名。1985年9月に真打に昇進して志ん輔を襲名した。この年の落語協会の真打昇進は、試験制度[1]による抜擢を受けた桂三木助の26人抜きが話題を集めたが、10人の昇進者中のトップとして三木助と共に9月下席から単独で披露興行を行った。季刊『落語』誌(1985年秋号)は、早くから実力を認められながら本人と師匠の意向で年功順に受けられる段階まで試験受験を回避した経緯が考慮されたものと評した。同期の昇進者には9代目桂文治門下から移籍してきた古今亭朝次(現:7代目桂才賀)や、二つ目時代からの盟友入船亭扇遊、抜擢組の柳家小ゑんや春風亭正朝がいる。
現在、都内定席の高座を務める他、自主興行も開催している。主なものに、「気軽に志ん輔」(お江戸日本橋亭)、「志ん輔の会」(国立演芸場)がある。また、シェイクスピア作品を土台とした「シェイクスピア落語を楽しむ会」に出演する。
志ん朝一門の後輩の育成にも取り組み、古今亭朝太・古今亭志ん公(いずれも古今亭志ん五門下)・桂才紫(桂才賀門下)とともに「たまごの会」を池上実相寺・池袋演芸場で開催している。その後、同会は落語芸術協会にも門扉を開いている。
その一方で、後述の17年間に渡ってレギュラー出演したNHKの『おかあさんといっしょ』で落語を披露したのを皮切りに、子供向けの落語CDや子供・親子向けの落語会に積極的に出演するなど、幅広い世代へ落語の知名度向上にも取り組んでいる。
2014年10月、神田須田町にオープンした落語・講談の二ツ目専用寄席「神田連雀亭」にプロデューサーとして関わっている[2]。2015年3月には巣鴨にて同様の二つ目専用寄席「巣鴨獅子座」も立ち上げている[3]。
エピソード
- NHKの『おかあさんといっしょ』に17年間に渡ってレギュラー出演。17年間というレギュラー出演は、歴代出演者の中では最も長い期間である。
- 1982年4月より同番組に登場[4]し、「志ん輔ショー」(当初は「朝太ショー」)のコーナーを担当。本業である落語も披露している。コーナー末期になるにつれて披露する落語が増えていき、より幅広い世代に落語を知ってもらうきっかけとなった。
- 1984年10月31日放映のテレビアニメ『うる星やつら』第153話「燃えよかくし芸! この道一直線」において、落語家役として声の出演をしており[5]、『唐茄子屋政談』の一部を演じている。
- 1996年に出演14年が経ち、歴代出演者として、それまで最長であった瀬戸口清文(8代目たいそうのおにいさん)と馮智英(初代たいそうのおねえさん)の13年間を超える期間が経った。
- 1999年4月5日、同番組冒頭でヘビくんとブタくんと一緒にお別れの挨拶をし、これをもって、速水けんたろう(8代目うたのおにいさん)、茂森あゆみ(17代目うたのおねえさん)、松野ちか(2代目たいそうのおねえさん)と共に卒業した。45歳での卒業は歴代出演者の中で最年長である。
- 2013年1月4日の「おかあさんといっしょ 新春!初笑いスペシャル」で、久しぶりにゲストとして出演し、2013年当時のお兄さんお姉さんと共演した。また、バンダイビジュアル制作の子供向けビデオ「のりもの探険隊」の隊長役を2005年まで務めた。
- 2015年11月1日の『ワンワンパッコロ!キャラともワールド』でゲスト出演し、16年ぶりにワンワンと共演した。
出演(子供向け)
- テレビ
- おかあさんといっしょ(1982年4月 - 1999年4月5日)(最終日の1999年4月5日は冒頭のみ)
- 2013年年始特集「新春!初笑いスペシャル」※1月4日(ゲスト出演)
- こどもにんぎょう劇場「きつねとごんべえ」
- ワンワンパッコロ!キャラともワールド
- 2015年10月18日(声のみ)
- 2015年11月1日(ゲスト出演)
- ビデオ
- のりもの探険隊
- いきもの探険隊
おかあさんといっしょ コンサート
公演 | タイトル | 出演者(一部を除く) |
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1988年 | にこにこぷん・じゃじゃまる印のイベント宅配便 | 古今亭志ん輔、坂田おさむ、神崎ゆう子、馮智英、天野勝弘 じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり |
1990年 | げんき♥元気 | 古今亭志ん輔、坂田おさむ、神崎ゆう子、馮智英、天野勝弘 じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり 林アキラ、森みゆき ゴロンタ、トムトム、チャムチャム ブンブン、つねきち、ごじゃえもん ブー、フー、ウー |
1991年 | みどりっていいね | 古今亭志ん輔、坂田おさむ、神崎ゆう子、馮智英、天野勝弘 じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり |
1992年 | みんなともだち | 古今亭志ん輔、坂田おさむ、神崎ゆう子、馮智英、天野勝弘 じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり ガチャピン、ムック |
1996年 | 音楽博士の楽しいコンサート | 古今亭志ん輔、速水けんたろう、茂森あゆみ、佐藤弘道、松野ちか みど、ふぁど、れっしー、そらお |
はるなつあきふゆミュージカル | 古今亭志ん輔、速水けんたろう、茂森あゆみ、佐藤弘道、松野ちか みど、ふぁど、れっしー、そらお | |
1997年 | お〜い! 〜音楽博士の楽しいコンサート2〜 | 古今亭志ん輔、速水けんたろう、茂森あゆみ、佐藤弘道、松野ちか みど、ふぁど、れっしー、そらお |
あ・い・うーをさがせ! | 古今亭志ん輔、速水けんたろう、茂森あゆみ、佐藤弘道、松野ちか みど、ふぁど、れっしー、そらお じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり | |
1998年 | ~夢のなか~ | 古今亭志ん輔、速水けんたろう、茂森あゆみ、佐藤弘道、松野ちか みど、ふぁど、れっしー、そらお |
1999年 | おかあさんといっしょとゆかいななかま 〜わくわく大行進〜 |
古今亭志ん輔、速水けんたろう、茂森あゆみ、佐藤弘道、松野ちか みど、ふぁど、れっしー、そらお じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり、ワンワン、かなちゃん クリス、メイ、ペッパー、エディ、タップ、クラップ |
出演(その他)
- テレビ
- 幻之介世直し帖(1981年 - 1982年、NTV) - 善六
- ラジオ
- 名曲リサイタル(2000年 - 2003年、NHK-FM)
声の出演
- 『うる星やつら』第153話「燃えよかくし芸! この道一直線」(1984年) - 落語家
- ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年) - 落語家
弟子
- 古今亭始
脚注
- ^ 落語協会分裂騒動の余波で1980年から1987年まで落語協会は真打昇進試験を実施していた。
- ^ 団体の枠超え「2つ目」の演芸場 「神田連雀亭」11日オープン - 産経ニュース
- ^ 寄席の神田連雀亭再開、志ん輔さんらお練り 東京・神田 - 朝日新聞
- ^ 古今亭志ん輔オフィシャルサイト.プロフィール
- ^ クレジット表記は「落語家:古今亭朝太」
関連項目
外部リンク
- 古今亭志ん輔ホームページ
- 連獅子
- 古今亭志ん輔 (@scocontei) - X(旧Twitter)