フニクリ・フニクラ
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『フニクリ・フニクラ』(ナポリ語: Funiculì funiculà)はイタリアの古い大衆歌謡(カンツォーネ)。メロディは日本でも有名ではあるが、曲の成り立ちはあまり知られていない。
1880年にトーマス・クック社によって、ヴェスヴィオ火山山頂までの登山鉄道「フニコラーレ(ケーブルカー)」が敷設されたが、当初は利用者が少なかった。そこで、同社の依頼を受けたルイージ・デンツァが宣伝用に作曲したのがこの曲である。世界最古のコマーシャルソングとも言われる。
この曲を聞いたリヒャルト・シュトラウスは、これがイタリアに古くから伝わる民謡であると勘違いし、1886年に作曲した交響的幻想曲『イタリアから』 (Aus Italien) に『フニクリ・フニクラ』のメロディーを取り込んでしまった。それを知ったデンツァはシュトラウスを訴えて勝訴し、以降この曲が演奏されるごとにシュトラウスはデンツァに対して著作権料を支払っていた。またリムスキー=コルサコフも「ナポリの歌」という名前で管弦楽曲に編曲している。
なお題材となったケーブルカーは、1944年の火山噴火によって破壊され、その後1990年まで同山への登山鉄道は存在しなかった。
[編集] 歌詞
歌詞の内容は、男性が登山鉄道に乗りつつ意中の女性に告白するかどうか悩んでおり、なかなか決断できないでいる、というものである。日本語版歌詞は1961年に『みんなのうた』で紹介された、青木爽と清野協による訳詞の、登山電車のコマーシャルソングとしての原作の意図に忠実なものである。
そのほかに1929年(昭和4年)に二村定一が「となり横丁」の題で吹き込んだり、「鬼のパンツ」という子供向けの替え歌がある。この「鬼のパンツ」の歌詞[1]は『おかあさんといっしょ』で「作詞者不明」として紹介されたが、現在では田中星児の作詞であるという説が有力である(JASRACには作詞者不詳として登録されている)。
[編集] 日本におけるフニクリ・フニクラ
- 北大阪急行電鉄南北線の駅で接近放送の始まりに流れる。
- 大阪ガス硬式野球部の応援歌として使用されている。
- 細野晴臣はこの曲をソロアルバム『Philharmony』でカヴァーしている(歌詞は青木爽と清野協による翻訳のもの)。
- オリエンタル・マグネチック・イエローはこの曲をアルバム『O.M.Y. Solo Works』でカヴァーしている(歌詞は「鬼のパンツ」のもの)。
- 山陽電鉄のCMソングとして長年使用されていた。CMには中川家が口ずさむものもあった。
- GRANDCROSS PREMIUMで、ゴールドジャックポットまたはシルバージャックポット入賞時の払い出しBGM(払い出し枚数が1999枚以下の場合のみ)。
以下は、替え歌として使われている。
- TBSテレビ系バラエティ番組『さんまのスーパーからくりテレビ』のご長寿早押しクイズコーナーのテーマソング
- 大正製薬のドリンク剤「ゼナ」テレビCMイメージ曲
- スパリゾート・ハワイアンズのテレビCM
- エバラ食品工業「エバラ唐揚げの素」のCMソング(香田晋が歌唱)
- 大阪市の水族館、海遊館のCM
- 名古屋市の美容外科、南クリニックのCMソング(サビ部分を電話番号案内として使用)
- マックスバリュ北海道「フードデー」テレビCM
- 洋服の青山「2パンツスーツ」テレビCM
- 嘉門達夫のアルバム『NIPPONの楽しみ』には、「フニクリフニクラ」という替え唄が収録されている。
- ゲームソフト「超兄貴」の中で、「世界の兄貴たち」という曲で使われている。
- 静岡県のスーパーひのやで、かつてCMソングとして使われた。サビの部分の"火の山"という歌詞と屋号の"ひのや"を掛けた替え歌になっていた。
- リサイクルショップ「OKIDOKI」の店内ソングで替え唄が流れている。 フニクリ・フニクラの部分がオキドキ・オキドキになっている。 その他宣伝文句が歌詞に練りこまれている。
- J1リーグヴィッセル神戸所属の朴康造のチャント(替え歌)。
- ^ 鬼の穿いているパンツが丈夫であることを歌っている。

