千本桜 (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ExpressGifu (会話 | 投稿記録) による 2016年4月7日 (木) 04:00個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

千本桜 feat.初音ミク
黒うさP楽曲
リリース2011年9月17日
規格デジタルコンテンツ
ジャンルボーカロイドソング
時間4分4秒
作詞者黒うさP
作曲者黒うさP
その他収録アルバム

千本桜 feat.初音ミク」(せんぼんざくらフィーチャリングはつねミク)は、2011年に黒うさPが作詞・作曲・編曲し、ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用してインターネット上で公開した楽曲。

概要

インターネットを中心とするVOCALOID初音ミクの人気ボカロ曲(VOCALOID楽曲)の一つとして知られ、2012年8月に行われた、レコチョクによる「好きなボカロ曲ランキング」調査において、1位を獲得した[2]

カラオケ曲としても人気があり、2012年度カラオケランキングではVOCALOID史上初となる総合カラオケランキング3位を獲得する。公開後3年たった2014年においても、JOYSOUNDカラオケランキング2位を記録し、配信後常にボカロ曲ナンバーワンの人気を維持している[3]。同楽曲のミュージカル化や小説化も行われ、千本桜のキャラクターのコスプレやライブも数多く開催されており、「歌ってみた」「演奏してみた」等の二次作品制作も盛んに行われている。

歌詞は、明治維新後の西欧文化を取り入れた時代を舞台とし、現代を諷刺する暗喩的な内容である。投稿されたニコニコ動画の映像は、大正浪漫の雰囲気を醸し出しており、カラオケでも同映像が使用されている。

2013年には、TOYOTAAQUA』のCMソングとして、「まらしぃ」演奏のピアノ曲が採用された。

2015年4月3日テレビ朝日ミュージックステーション」に和楽器バンドが出演、同曲が演奏された。同年9月23日には、同番組の10時間SP「ウルトラFES」で初音ミクが番組史上初のバーチャルシンガーとして同曲を歌唱した。

2015年12月31日には、歌手の小林幸子第66回NHK紅白歌合戦に特別枠で出演し、同曲を歌唱した[4]

2016年2月11日にはVOCALOID楽曲で「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」「メルト」に次ぐ通算3曲目のニコニコ動画1000万再生を達成した。

関連作品

ミュージカル

ミュージカル『音楽劇 千本桜』にて、加藤和樹(青音海斗)主演・石田晴香(初音未来)で2013年3月に上演され、本作のメインテーマとして同曲が歌われた。

コラボレーション

小説・漫画

同曲をモチーフとして制作された『小説 千本桜』は、2013年春にオリコンの文芸部門1位を記録した。

また、この小説を原作とした石見翔子による漫画版が、『MIKU-Pack music & artworks feat.初音ミク』(KADOKAWAアスキー・メディアワークスBC)第9号より連載されている。

ゲーム

太鼓の達人バンダイナムコゲームス)、maimaiセガ)、jubeat plusコナミデジタルエンタテインメント)、グルーヴコースタータイトー)の楽曲として使用されている。

収録作品

歌舞伎

ニコニコ超会議2016にて、千本桜と義経千本桜を融合させた新作歌舞伎『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』が上演される。主演は中村獅童、脚本は松岡亮、演出・振り付けは藤間勘十郎

脚注

関連項目

外部リンク