モンデリーズ・ジャパン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。サルリーマン (会話 | 投稿記録) による 2016年2月29日 (月) 13:36個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

モンデリーズ・ジャパン株式会社
Mondelēz Japan Limited
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
141-8656
東京都品川区上大崎2丁目24-9 IKビル5階
設立 1978年1月10日
(キャドバリー・ジャパン株式会社)
業種 食料品
法人番号 7010701014638 ウィキデータを編集
事業内容 菓子類製造及び販売
代表者 代表取締役社長 リアン・カッツ
資本金 4億5,000 万円(2013年6月1日現在)
従業員数 255人(2013年6月1日現在)
主要株主 モンデリーズ・インターナショナル
主要子会社 モンデリーズ三星株式会社
名糖アダムス株式会社
外部リンク http://global.mondelezinternational.com/jp/ja/home/index.aspx
テンプレートを表示

モンデリーズ・ジャパン株式会社は、食品製造等を営む日本企業で、アメリカの食品メーカー・モンデリーズ・インターナショナル(旧クラフトフーズ)の日本法人。

概要

モンデリーズ・ジャパンは、1978年にイギリスの食品メーカー・キャドバリーの日本法人、キャドバリー・ジャパンとして創業した。2002年には製薬大手のファイザーが保有していた旧ワーナー・ランバート(2002年時点ではファイザー・コンシューマー・インク有限会社)の菓子部門である「アダムス (ADAMS)」ブランドを買収し、2007年には「テイカロ」ブランドで知られる三星食品に対し友好的株式公開買付けを実施し完全子会社とし、三星食品はキャドバリーグループの傘下に入った。2008年3月から12月にかけて製造以外の全業務をキャドバリー・ジャパンに順次統合、三星食品は製造子会社となった。

2010年にクラフトフーズがキャドバリーを買収したことにより2011年1月に日本クラフトフーズに社名を変更したが、この時点ではクラフトフーズブランドの商品ライセンスについては以前から存在していたクラフトフーズの日本法人・クラフトフーヅジャパンが引き続き取り扱っていたため、2つの日本法人が併存する形になっていた。しかし同年12月1日にクラフトフーヅジャパンのグローサリー・ライセンシング事業が日本クラフトフーズに移管されたことにより、実質的に日本法人が一本化された[1]

「クロレッツ」25周年・「リカルデント」10周年・「ホールズ」30周年(ともに日本発売開始から)と主力ブランドが一斉に節目を迎えた2010年、ガムの新規大型ブランド「ストライド」を投入した。大型ブランドの日本市場への新規投入は実に7年振り。5月から「フォーエバー フルーツ」「エンドレス ミント」の2種類を発売、当初の年間販売目標を大きく超えるヒットとなった。しかし急激な売れ行きに生産が追いつかず、「エンドレス ミント」は一時期コンビニ限定販売となり、「フォーエバー フルーツ」に至っては6月以降全面的に販売休止となった。その後製造元である名糖アダムスの新工場稼働などで供給が安定したことから、「エンドレス ミント」は11月よりコンビニ以外でも販売を再開、「フォーエバー フルーツ」も翌2011年2月28日より販売を再開した。

2012年1月、日本クラフトフーズが輸入・販売していたチョコレートブランド「キャドバリー」「プーラン (Poulain)」(フランス・キャドバリー社が1988年に買収)の販売を明治グループマルチフッド・インターナショナル[2]、「トレファン (Trefin)」(ベルギー) の販売を輸入菓子専門店の巴商事にそれぞれ移管[2]。菓子事業はガム・キャンデーに特化した。

親会社のクラフトフーズが2012年10月に「モンデリーズ・インターナショナル」に商号変更した後も、モンデリーズからスピンオフした「クラフトフーズ・グループ」が権利を持つクラフトブランドのチーズも扱っていることから、引き続き「日本クラフトフーズ」の商号を使用していたが、2013年7月に現社名に商号変更[3]。同年11月1日に三星食品から社名変更していたモンデリーズ三星を合併した[4]

2015年10月には「メントス」の日本での販売をクラシエフーズ株式会社に移管した。

2016年9月1日より、モンデリーズインターナショナルと提携していたヤマザキナビスコとの契約関係を解消(社名を「ヤマザキビスケット」に変更)し、同社とライセンス契約を結んで製造した商品のリッツプレミアムオレオチップスアホイ!の4銘柄について、ヤマザキナビスコから販売権を委譲して当社から製造・販売される予定である[5]

沿革

旧ワーナー・ランバート

  • 1960年 - 桜薬品工業株式会社 創業。
  • 1968年 - 日本ワーナー・ランバート株式会社に社名変更。
  • 1980年 - ワーナー・ランバート株式会社に社名変更。
  • 2000年 - ワーナー・ランバート・インク株式会社に社名変更。
  • 2002年 - ファイザー・コンシューマー・インク有限会社に社名変更。
  • 2002年 - アダムス事業をキャドバリー・ジャパンに譲渡、会社はファイザーに吸収合併され消滅。

旧キャドバリー

  • 1978年 - キャドバリー・ジャパン株式会社 創業。
  • 2002年 - ファイザー・コンシューマー・インクからアダムス事業を譲受。

旧日本クラフトフーズ

  • 2011年1月 - 日本クラフトフーズ株式会社に社名変更。
  • 2011年12月 - クラフトフーヅジャパンからグローサリー・ライセンシング事業を移管。
  • 2012年1月 - チョコレート3ブランド(キャドバリー・トレファン・プーラン)の輸入・販売を他社に移管。

モンデリーズ・ジャパン

  • 2013年7月 - モンデリーズ・ジャパン株式会社に社名変更。
  • 2013年11月 - モンデリーズ三星を合併。
  • 2015年10月 - 「メントス」の輸入・販売をクラシエフーズへ移管。
  • 2016年9月(予定) - ヤマザキナビスコとの契約終了に伴い、ヤマザキナビスコからオレオリッツの販売を引き継ぐ[6][7]

取り扱い製品・ブランド

  • キャドバリー系
  • アダムス系(現在)
    • クロレッツ - ガム
    • リカルデント - ガム
    • ホワイティーン - チューインキャンディー
    • バブリシャス - 風船ガム
    • ホールズ
    • キシリクリスタル
  • アダムス系(過去[ワーナー・ランバート時代])
    • トフィール - チューインキャンディー
    • トライデント - シュガーレスガム
    • メントス
    • 2in1 - チューインガム
    • アルペンワイズ - ハーブキャンディー
    • トレンディ - チューインキャンディー(1987年頃、静岡県のみで発売)
    • チュピ - キャンディー
    • カルボーン - カルシウム成分配合のスナック菓子

広告等

提供番組

現在

過去

CM出演者

現在

過去

出典

関連項目

外部リンク