ミッキーマウスとドナルドダック

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ミッキーマウスとドナルドダック』(ミッキーとドナルド)は、日本テレビ1984年4月から1985年9月まで放送されていたディズニーテレビアニメ番組

番組内容

アメリカのCBS放送で1981年頃に放送されていた、Walt Disney's show「Walt Disney's MICKEY AND DONALD」の日本放送版。30分の番組の中でディズニークラシック短編集の各短編作品の中から毎回主に3つの短編作品を中心にアレンジを加えて構成された。日本では、スポンサーでもある東京ディズニーランドが開園1年目の頃に放送された。

概要

各短編作品はオープニングとエンディングの英語のクレジット部分は基本的には省いて放送された。本来は短編作品のオープニングクレジットの部分で流れるBGMが、この番組では番組提供のスポンサーを紹介するテロップの部分で使われた。

  • CMの入りと明けの部分では、各短編アニメから抜き出したドナルドやグーフィーのキャラクターのシーンに、CM前には「次はコマーシャル!」や「コマーシャルどうぞ」という台詞が、CM明けには「次のおはなしどうぞ」や「早く次のおはなし初めて!」という台詞がアフレコされた数秒間のアイキャッチが付け加えられていた。エンディング前には「今日のオマケ」というナレーションが入り、短く編集された短編作品を流していた。
  • 番組は二ヶ国語放送だったが、各キャラクターの声の日本語吹き替え版は、現在DVDやディズニーチャンネル等で聞けるオリジナルに近い声のイメージとは全く異なるイメージの吹き替えで、ミッキーには山田栄子、ドナルドには緒方賢一、プルートに郷里大輔など、現在では大御所の豪華な声優陣であった。
  • オリジナルではプルートは喜怒哀楽を表現した鳴き声だけで言葉は話さないが、この番組では「助けてー!」や「僕ちゃん幸せ~!」等、言葉を話している。他のキャラクターも、オリジナルの短編作品では本来喋らない所でもアフレコされている場合が多かった。
  • 番組には全編通してナレーションが入り、劇中で登場するキャラクターに話し掛けるように、視聴者側に対しても特に子供に語りかけるような解説のような語りが印象的だった。語り手は主に山田栄子が担当し、ミッキーの声の演技とは見事に使い分けていて、その演技力を披露した。オリジナルの短編作品にナレーションが入る物はもちろん、ナレーションが無い作品でも必ずナレーションはされており、それが番組の特徴となっていた。
  • オープニングの冒頭に毎回、「中央児童福祉審議会 推薦」というテロップが出ていた(1986年の再放送ではテロップ無し)。

放送開始からしばらくして「アメリカ横断ウルトラクイズ」の時間延長による長期休止や、ナイター中継による放送休止(延期)、裏番組の「世紀末救世主伝説 北斗の拳」(フジテレビ系)に押されるなどの事情が影響し、アニメは1年半と言う短命に終わった。そして「ときめきトゥナイト」以来続いた日本テレビ木曜19時枠のアニメは、事実上終了した。

登場人物

  • ミッキーマウス
  • ドナルドダック他、ディズニーキャラクター多数

声の出演

日本語版台本&スタジオ:トランス・グローバル

ネット局

※一部地域は、遅れネットだっり、途中で打ち切られた地域もあった。

ディズニーチャンネル版

2003年に日本でディズニーチャンネルが開局された時にはこの番組も放送されたが、 吹き替え版はディズニーチャンネル版で、各キャラクターの声は現在の声優陣によって新たに収録された別バージョン。 また、映像にも一部編集や差し替えが施されており、日本テレビで放送時のようなアイキャッチも挿入されていない。

キャスト(声の出演)

関連項目

日本テレビ 木曜19時台前半枠
【当番組までアニメ枠】
前番組 番組名 次番組
ミッキーマウスと
ドナルドダック
木曜スペシャル
(19:00 - 20:54)
【30分拡大】