フクダ電子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Mr.devias (会話 | 投稿記録) による 2022年8月30日 (火) 04:16個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

フクダ電子株式会社
FUKUDA DENSHI CO., LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証スタンダード 6960
2013年7月16日上場
本社所在地 日本の旗 日本
113-8420
東京都文京区本郷三丁目39番4号
設立 1948年7月6日
業種 電気機器
法人番号 7010001006880 ウィキデータを編集
事業内容 医用電子機器の開発・製造・販売および輸出入
代表者
資本金 46億2,100万円(2021年3月期)[1]
発行済株式総数 1,958万8,000株
(2021年3月31日現在)[1]
売上高
  • 連結:1,467億5,600万円
  • 単独:817億6600万円
(2021年3月期)[1]
営業利益
  • 連結:198億1,100万円
  • 単独:115億1,700万円
(2021年3月期)[1]
経常利益
  • 連結:202億6,400万円
  • 単独:150億2,500万円
(2021年3月期)[1]
純利益
  • 連結:147億1,600万円
  • 単独:120億500万円
(2021年3月期)[1]
純資産
  • 連結:1,379億8,100万円
  • 単独:1,071億6,700万円
(2021年3月期)[1]
総資産
  • 連結:1,917億6,200万円
  • 単独:1,580億5,900万円
(2021年3月期)[1]
従業員数
  • 連結:3,291[685]人
  • 単独:659[151]人
(2021年3月31日現在)[1]
決算期 毎年3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要株主 福田孝太郎 21.78%
日本生命保険 4.94%
みずほ信託銀行(退職給付信託きらぼし銀行口)再信託受託者資産管理サービス信託銀行 4.56%
三菱UFJ銀行 4.45%
福田礼子 4.23%
(2021年3月31日現在)[1]
主要子会社
  • フクダメディカルソリューション 100%
  • フクダコーリン 100%
  • 北京福田電子医療儀器有限公司 100%
  • FUKUDA DENSHI USA,Inc. 100%
関係する人物 福田孝(創業者)
外部リンク https://www.fukuda.co.jp/
特記事項:経営指標は 2021年3月期 第74期 有価証券報告書
従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載している。
自己株式、信託口は主要株主から除外。
テンプレートを表示

フクダ電子株式会社(フクダでんし、: FUKUDA DENSHI CO., LTD.)は、東京都文京区に本社を置き、医療機器の製造販売を行う企業である。

概略

心電計をはじめ生体情報モニタ、血圧脈波検査装置、心臓カテーテル検査装置、心臓ペースメーカ超音波画像診断装置血管カテーテルなどの医療機器を製造・販売する医療機器専門メーカー。

国産で初めての心電計を開発・販売したメーカーであり現在も主力製品となっている。

また他社との販売提携によりAED(自動体外式除細動器)や心臓ペースメーカといった製品を多数取り扱っており、特にAEDに関しては全国の公共施設やスポーツ施設、東日本高速道路パーキングエリアサービスエリア等に数多く設置されている。

プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルス千葉ロッテマリーンズのオフィシャルスポンサーとなっている。またJリーグジェフユナイテッド市原・千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナ命名権を取得している。

沿革

  • 1939年昭和14年) - 創業者福田孝が「福田特殊医療電気製作所」として創業。
  • 1948年(昭和23年) - 株式会社福田電機製作所設立。
  • 1949年(昭和24年) - 波形観察用回転鏡 (PAT) の付いた心電計。同年、交流心電計。
  • 1950年(昭和25年) - 福田エレクトロ製作株式会社へ社名変更。
  • 1951年(昭和26年) - 国産初の直記式心電計を開発。感熱紙に熱ペンで記録する。(国産の感熱紙がなく、輸入した感熱紙を使用)
  • 1957年(昭和32年) - ブラウン管を使ったベクトル心電計を開発。
  • 1968年(昭和43年) - オールトランジスタの心電計。入力インピーダンスの高いFET(電界効果トランジスタ)の出現による。
  • 1969年(昭和44年) - フクダ電子株式会社発足。
  • 1973年(昭和48年) - 千葉県印旛郡白井町(現・白井市)に工場建設。
  • 1977年(昭和52年) - 心電図の自動解析を行うシステムを国内で初めて開発し、翌年の1978年にマイコン式心電図自動解析付心電計として販売開始。
  • 1982年(昭和57年) - アイソレーション心電計の開発に成功。身体と電気的に接続されていない心電計。(一度、光などに変換して信号を送受信する)
  • 1983年(昭和58年) - ファクシミリなどと同じサーマルアレー方式のサーマルレコーダを内蔵した心電計を開発。
  • 1986年(昭和61年) - サーマルレコーダと液晶を内蔵し、液晶に波形を3・4秒程表示出来る心電計を開発。
  • 1990年平成02年) - 50周年記念事業として「財団法人(現・公益財団法人)福田記念医療技術振興財団」を設立。
  • 1994年(平成06年) - 販売会社「フクダライフテック」の全国展開を開始。在宅医療用酸素濃縮器を専門にレンタル・販売・保守を行う。
  • 2002年(平成14年) - 血圧脈波検査装置を自社にて開発、販売を開始。
  • 2004年(平成16年) - 株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパンと生体情報モニタおよび除細動器の販売提携。
  • 2005年(平成17年) - 千葉市蘇我球技場の命名権(ネーミングライツ)を取得(フクダ電子アリーナ)。
  • 2008年(平成20年) - 安全性試験センターを白井事業所に建設。
  • 2009年(平成21年) - 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が「きぼう」日本実験棟で行う宇宙臨床学研究機関器として当社のデジタルホルタ記録器が活躍。
  • 2011年(平成23年) - 血圧脈波検査装置VaSera(バセラ)が第9回産学官連携功労者表彰(厚生労働大臣賞)を受賞。
  • 2012年(平成24年)
    • 福田孝太郎が代表取締役会長に就任。白井大治郎が代表取締役社長に就任。
    • フクダ電子ファインテック仙台株式会社が操業開始。
  • 2014年(平成26年) - 創業75周年記念フクダ電子メディカルフェアを全国6カ所(九州、東京、北海道、名古屋、大阪、東北)にて開催。
  • 2016年(平成28年) - オムロン ヘルスケアと提携。相互に製品を供給・販売するほか、共同開発も検討。オムロンコーリンを譲り受け、完全子会社化。
  • 2017年(平成29年) - オムロンコーリンをフクダコーリンへ商号変更。
  • 2018年(平成30年) - 総合メディカル株式会社と事業提携合意。
  • 2018年(平成30年) - 創業80周年フクダ電子メディカルフェアin松山  開催。
  • 2019年(令和 元年) - 創業80周年フクダ電子メディカルフェアin広島  開催。
  • 2019年(令和 元年) - 10月1日に創業80周年を迎える。
  • 2021年(令和03年) - 4月に本郷事業所新社屋が落成。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j フクダ電子株式会社 第74期 有価証券報告書”. EDINET (2021年6月29日). 2021年7月1日閲覧。

外部リンク