パン (衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Vagobot (会話 | 投稿記録) による 2011年12月22日 (木) 10:32個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.2) (ロボットによる 追加: hy:Պան (արբանյակ))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

パン
Pan
カッシーニが撮影したパン
カッシーニが撮影したパン
仮符号・別名 仮符号S/1981 S 13
別名Saturn XVIII
発見
発見日 1990年7月16日
発見者 マーク・R・ショーアルター
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 133,584.0±0.1 km
離心率 (e) 0.000035±0.000007
公転周期 (P) 0.575050718 日
軌道傾斜角 (i) 0.0010±0.0006°
土星の衛星
物理的性質
直径 30 km (35 × 35 × 23 km)
半径 15 ± 2 km
質量 4.9 ± 0.7×1015 kg
平均密度 0.36 ± 0.16 g/cm³
表面重力 0.001 m/s²
脱出速度 ~0.006 km/s
アルベド(反射能) 0.5
赤道傾斜角
表面温度 ~78 K
大気圧 なし
Template (ノート 解説) ■Project

パン (Pan) は、土星衛星のひとつ。別名は、S/1981 S 13 、土星 XVIII。その名はギリシア神話の牧神パンに由来する。

土星の一番内側の衛星で、土星からの平均距離は133,583km。A環のエンケの間隙の中に軌道を持つ。 直径約20kmの岩塊である。羊飼い衛星のひとつ。

1985年、Jeffrey N. Cuzzi と Jeffrey N. Scargle がこの衛星の存在を予測し、1990年マーク・R・ショーアルター(Mark R. Showalter)がその計算に基づいて ボイジャー2号の撮影した写真を詳細分析し、パンを発見した。

カッシーニの調査により、パンは赤道付近が広がったそろばん玉のような形状であることがわかっている。

参考文献

関連項目

外部リンク