テトリスDS
ジャンル | アクションパズル |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1~10人 |
メディア | DSカード |
発売日 |
2006年4月27日 2006年3月20日 2006年3月22日 2006年4月13日 2006年4月21日 2007年7月7日 |
対象年齢 |
CERO: A(全年齢対象) ESRB: E(Everyone) PEGI: 3+ OFLC: G(General) |
売上本数 | 約133万本 |
その他 |
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応 Touch! Generations |
『テトリスDS』(テトリスディーエス、Tetris DS)は、任天堂開発・発売のニンテンドーDS専用ゲームソフト。
本家「テトリス」の他、5つモードがあり、それぞれに任天堂のファミリーコンピュータやゲームボーイの名作ソフトを模した画面が出てくる。
1Pゲーム
スタンダード
いわゆる一般のテトリス。テトリミノの色や回転法則などは2002年に発表されたザ・テトリスカンパニーのガイドライン、いわゆるワールドルールに準拠した仕様になっている。ルールの詳細は、テトリス#ルールの項目を参照。
- マラソン
- 10ライン消すごとにレベルが上がって行き、落下速度が上がって行く。200ラインを消し、レベル20をクリアするとエンディングを迎える。ちなみにレベル20になると落下速度が実質的に無限大となり、ブロックが出現したときには既に地面に接地している状態、テトリス ザ・グランドマスターで実装されたいわゆる20Gになる。テトリスDSはテトリス ザ・グランドマスターシリーズ以外で初めて20Gが実装されたテトリスである。
一度エンディングを見た後はエンドレスに続くモードが選択できるようになる。エンドレスではラインは最大999ライン、レベル最大999、得点は99999999点でカウンターストップする。レベルは20に達した時点で最大速度になるため、それ以上レベルが上がっても落下速度は変わらない。また1億(108)点を越えた場合ハイスコアに記録されないと言うバグがある。慣れると最大速度でマラソンをすることもできるが、一度失敗するとリスクが大きい。 - ステージクリア
- 指定されたレベルで25ラインを消すモード。高さは5までで、レベルは20まで選択できる。
- VS COM
- プレイヤーはマリオとなりコンピュータと対戦をする。レベルは5まである。複数ラインを一気に消すと相手にブロックを積み上げることができる。
レベル | 対戦相手 |
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レベル1 | クリボー |
レベル2 | ノコノコ |
レベル3 | トゲゾー |
レベル4 | ジュゲム |
レベル5 | クッパ |
プッシュ
2人対戦専用のゲーム。一つのフィールドの上下に別れてテトリミノを置いていく。2ライン以上消すと相手側にブロック全体がずれる。 ブロックを相手の「デンジャーライン」と呼ばれる点線の上まで押し込めば勝利。 このモードではフィールドに床がなく、画面外に落ちていったテトリミノは消滅してしまう。
- VS COM
- コンピュータと対戦する。レベルは5まででレベルが上がるほど相手の動きが早くなる。
タッチ
いろんな形をしたテトリミノをタッチペンで動かし消していくモード。基本的には回転させることはできない。また、通常のテトリスとは違い、一度に複数列を消しても高得点は獲得できない。連鎖をすることで高得点を獲得できる。
- タワー
- 延々と連なったテトリミノを消していき、一番上にある檻を一番下まで落としたらクリア。レベル3まではテトリミノを回転させることができる。
- タッチパズル
- 上画面に出ている指示通りにテトリミノを消すモード。全50面。テトリミノを回転することはできないので、パズル同様難しい問題が幾つかある。
パズル
詰め将棋ならぬ詰めテトリス。すべてのブロックが消えたらクリア。ただし普通のテトリスとは違い、落下課程でテトリミノを移動させることができず、どのテトリミノをどの向きで落とすか選択することしかできず、一手ごとに一ラインは消さなくてはならない。全200面。中にはクリア不可能と言うほど難しい問題も存在する。
ミッション
上画面の指示通りにブロックを消していくモード。言うなれば、『ぷよぷよ』の「なぞぷよ」のテトリスバージョンである。
- マラソン
- 最大で40回指示が続く。ブロックが上まで積みあがったらゲームオーバー。指示には制限時間があり、間に合わなかったらブロックが5段せり上がり、次の指示に移る。指示に間に合うとブロックが4段下がる。制限時間はレベルが高いほど短くなる。
- タイムアタック
- 10個の指示をどれだけ早くクリアするかを競う。レベルは5まで。
キャッチ
コアの一つのブロックに次々に降ってくるテトリミノをくっつけて4x4以上のブロックを作ると、爆発させることができる(10秒後には自動的に爆発する)。
テトリミノが画面下に落ちたりコア部が敵に接触すると、エネルギーが減少する。尚、敵に接触したら一部が爆発する(但し4x4以上のブロックができている時は敵に接触しても爆発はしないし、エネルギーも減少しない)。エネルギーが0になったり、ブロックがくっつきすぎて動けなくなったらゲームオーバー。
レベルは20まであり、2回爆破させるとレベルが1上がる。40回爆破させるとクリアとなる。
マルチプレイ
同時に2~10人まで対戦可能で、誰か1人でもテトリスDSを持っていれば、対戦できる。次の3つのモードで遊ぶことができる。
- スタンダード
- 基本的には1人用と同じですが、アイテムを使うかどうかを選べる。
- ミッション
- 基本的には1人用と同じだが、各指示ごとに点数がつき、合計得点を競う。上まで埋まってしまうと20点減点される。
- プッシュ
- ルールは1人用と全く同じである。このモードのみ特性上、2人でしかプレイできない。
Wi-Fi
ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用し、離れた相手と対戦できる、オンラインのゲームモード。フレンドコードを使った知人同士の対戦の他、世界中のプレイヤーと対戦できるワールドモードがある。
- 対戦モード
- 次の3つのモードがある。
モード | 対戦相手 |
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スタンダード2人 | アイテムなし |
スタンダード4人 | アイテムあり |
プッシュ2人 |
- Wi-Fiレーティング
- Wi-Fiを使って世界中と対戦する際、ゲームモードに関わらず勝敗に応じて大まかなプレイヤーの実力を表す数字が記録される。最初に設定されるWi-Fiレーティングは5000である。レートは相手に勝つことにより増え、負けたり途中で電源を切るなどの対戦放棄を行うと下がってしまう。自分よりレートの高い相手に勝てばレートは沢山増え、逆にレートの低い相手に負けるとレートは極端に下がるようになっている。
アイテム
マルチプレイのアイテムを使うモードとWi-Fiの4人対戦モードには、「?ブロック」を含んだテトリミノが落ちることがある。そのブロックのある列を消すとアイテムが手に入り、それを使うことができるようになる。
- キノコ - 一定時間、相手のテトリミノの落下速度を上げる。
- テレサ - 一定時間、相手の次に落ちてくるテトリミノが見えなくなる。
- バナナ - 相手のブロックの、縦9列揃っていないところのブロックが乱れる。
- かみなり - 一定時間、相手全員のテトリミノが回転できなくなる。
- こうら - 自分のブロックの下から2ラインが消去される。
- スター - 一定時間、自分に相手のアイテムの効果を受けなくなり、4段消し可能なI型テトリミノしか降らなくなる。
ゲーム音楽・画面
このゲームは任天堂のファミコンやゲームボーイの名作ゲームを模した画面や音楽が使われている。使われているゲームは次の通りである。
ゲーム音楽
- スーパーマリオブラザーズ(スタンダードレベル1~3、7~10)
- スーパーマリオブラザーズ3(スタンダードレベル4~6)
- ゼルダの伝説(スタンダードレベル11、ミッション)
- メトロイド(スタンダードレベル12、キャッチ)
- ドンキーコング(スタンダードレベル13、プッシュ)
- バルーンファイト(スタンダードレベル14、タッチ)
- アイスクライマー(スタンダードレベル15)
- エキサイトバイク(スタンダードレベル16)
- デビルワールド(スタンダードレベル17)
- アーバンチャンピオン(スタンダードレベル18)
- ダックハント(スタンダードレベル19)
- ゲームボーイ版テトリス(スタンダードレベル20)
- ヨッシーのクッキー(パズルで登場)
ゲーム画面
- スタンダードは音楽と同じソフト。
- アーバンチャンピオン(スタンダードレベル18) - スピードが速いと決着がつくことがある。
- ダックハント(スタンダードレベル19) - 原作と違い、2匹で片方を打ち逃した場合は打ち落としたほうを持っている。
- ファミリーコンピュータ ディスクシステムの起動画面(タイトル・メニュー)
- マリオブラザーズ(メニューのみ)
- ファミリーコンピュータ ロボットヘクター博士(メニュー)
スーパーマリオブラザーズの1-1や1-3を模した画面では、残り1ラインで長く粘るなどをすると、ゴール地点のポールを飛び越えることがある。
外部リンク
- テトリスDS公式ホームページ
- アメリカ任天堂公式Wi-Fiサイトでのレーティングのランキング
- “Tetris DS at Nintendo” (英語). Nintendo.com. 2011年5月14日閲覧。