ダイワワイルドボア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。印度孔雀 (会話 | 投稿記録) による 2022年10月11日 (火) 17:12個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (序文整理)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ダイワワイルドボア
第69回菊花賞パドック(2008年10月26日)
欧字表記 Daiwa Wild Boar[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2005年2月21日(19歳)[1]
抹消日 2011年2月10日(JRA
2012年10月1日(NAR
アグネスタキオン[1]
セニョラージェ[1]
母の父 Nureyev[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 大城敬三[1]
調教師 上原博之美浦
立花伸大井
[1]
競走成績
生涯成績 25戦3勝[1]
獲得賞金 8733万3000円[1]
勝ち鞍
GIII セントライト記念 2008年
テンプレートを表示

ダイワワイルドボア(欧字名:Daiwa Wild Boar2005年2月21日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2008年セントライト記念

経歴

競走馬時代

2007年11月25日の第5回東京競馬最終日第2競走の新馬戦で、安藤勝己騎乗でデビューし2番人気に押されたが結果は8着だった。翌2008年1月19日、第1回中山競馬5日目第5競走の3歳未勝利戦で、後藤浩輝の騎乗により3戦目にして初勝利を挙げる。続く東京競馬場での新緑賞(3歳500万下条件)で、北村宏司が騎乗して2勝目を挙げる。その後、東京優駿競走トライアルのプリンシパルステークスに挑んだが7着と敗れ、東京優駿出走はできなかった。夏は新潟競馬で特別戦を2度使われたが、いずれも3着という結果であった。

秋になり、中山競馬場でのセントライト記念に北村宏司が再び騎乗して出走。9番人気と低い評価であったが、第1コーナーで2頭が落馬競走中止するという波乱の展開の中、最後の直線、残り2ハロンで松岡正海騎乗の人気のマイネルチャールズが先頭に立ち、そのままゴールインする瞬間を捉えて半馬身差し切り、重賞初制覇を飾ると共に、菊花賞への優先出走権を得た[2]。続く菊花賞では中団でレースを進めるが、直線で伸びあぐねて8着に敗れた。続くジャパンカップでは16着と大敗した。

明け4歳緒戦は2009年1月4日中山金杯だったが、人気通りの8着に敗れた。続く日経賞では中団からレースを進めるが、直線で伸びあぐねて5着に終わった。続くオープン特別・メトロポリタンステークスでは2番人気に推されたが、またもや直線で伸びあぐねて6着に敗れた。続く目黒記念では道中後方からレースを進めたが、不良馬場がこたえて14着と大敗した。休養を挟み、9月27日オールカマーに出走したが11着と大敗した。続くアンドロメダステークスでは見せ場なく12着と惨敗した。続くステイヤーズステークスでは中団追走も伸び切れず6着に敗れた。

5歳となった2010年の初戦は前年同様中山金杯に出走したが、終始後方のまま10着と大敗した。続くアメリカジョッキークラブカップでも9着に敗れた。続くダイヤモンドステークスでは中団追走も伸び切れず13着、日経賞では6着、メトロポリタンステークスでは7着に終わった。その後休養から復帰することなく、地方競馬への移籍を前提とした形で、翌2011年2月10日付でJRAの登録を抹消[3][4]。同年3月大井立花伸厩舎に移籍する。だが1度も走ることのないまま、2012年10月1日付けで登録を抹消された。

引退後

引退後は、栃木県小山市の小山乗馬クラブで乗馬となった。

競走成績

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
(kg)
距離(馬場) タイム
上り3F
時計
勝ち馬/(2着馬)
2007 11. 25 東京 2歳新馬 18 4.1(2人) 8着 安藤勝己 55 芝1800m(良) 1:54.2 (34.6) 0.4 ラヴドシャンクシー
12. 9 中山 2歳未勝利 15 14.3(5人) 6着 北村宏司 55 1600m(良) 1:36.2 (35.3) 0.8 アサクサダンディ
2008 1. 19 中山 3歳未勝利 16 9.4(4人) 1着 後藤浩輝 56 芝2200m(良) 2:17.9 (36.3) -0.2 (サクラシコウテイ)
2. 2 東京 3歳500万下 13 28.5(8人) 2着 C.ルメール 56 芝2400m(良) 2:25.8 (34.4) 0.1 マゼラン
3. 2 中山 水仙賞 500万下 13 3.3(2人) 6着 藤田伸二 56 芝2200m(良) 2:17.3 (36.7) 0.8 オリエンタルヨーク
3. 23 中山 スプリングS JpnII 16 90.2(14人) 14着 北村宏司 56 芝1800m(良) 1:49.9 (35.6) 1.0 スマイルジャック
4. 26 東京 新緑賞 500万下 10 3.9(2人) 1着 北村宏司 56 芝2300m(良) 2:20.5 (34.2) -0.2 (ピサノエミレーツ)
5. 10 東京 プリンシパルS OP 18 12.7(6人) 7着 北村宏司 56 芝2000m(稍) 2:02.9 (36.5) 1.4 ベンチャーナイン
7. 27 新潟 佐渡特別 1000万下 13 7.9(5人) 3着 松岡正海 54 芝2200m(良) 2:15.8 (33.8) 0.1 キングオブカルト
8. 23 新潟 阿賀野川特別 1000万下 12 3.9(3人) 3着 松岡正海 54 芝2200m(良) 2:12.5 (35.0) 0.6 オウケンブルースリ
9. 21 中山 セントライト記念 JpnII 18 18.5(9人) 1着 北村宏司 56 芝2200m(稍) 2:14.6 (35.1) -0.1 マイネルチャールズ
10. 26 京都 菊花賞 JpnI 18 9.9(4人) 8着 北村宏司 57 芝3000m(良) 3:06.8 (34.8) 1.1 オウケンブルースリ
11. 30 東京 ジャパンC GI 17 127.0(17人) 16着 北村宏司 55 芝2400m(良) 2:26.9 (34.9) 1.4 スクリーンヒーロー
2009 1. 4 中山 中山金杯 GIII 16 20.4(8人) 8着 北村宏司 56 芝2000m(良) 1:59.2(35.8) 0.7 アドマイヤフジ
3. 28 中山 日経賞 GII 14 35.2(8人) 5着 後藤浩輝 57 芝2500m(良) 2:32.3(35.8) 1.1 アルナスライン
4. 25 東京 メトロポリタンS OP 16 4.8(2人) 6着 柴田善臣 56 芝2400m(不) 2:33.8(37.2) 0.7 スノークラッシャー
5. 31 東京 目黒記念 GII 18 30.3(10人) 14着 後藤浩輝 56 芝2500m(不) 2:43.3(41.8) 4.3 ミヤビランベリ
9. 27 中山 オールカマー GII 15 33.1(9人) 11着 北村宏司 57 芝2200m(良) 2:12.5(34.2) 1.1 マツリダゴッホ
11. 14 京都 アンドロメダS OP 17 78.8(14人) 12着 藤岡佑介 56 芝2000m(重) 2:01.8(36.0) 1.3 ナムラクレセント
12. 5 中山 ステイヤーズS GII 16 49.4(12人) 6着 田中勝春 57 芝3600m(稍) 3:51.7(34.6) 0.4 フォゲッタブル
2010 1. 5 中山 中山金杯 GIII 16 53.4(12人) 10着 田中勝春 55 芝2000m(良) 2:01.3(35.0) 0.5 アクシオン
1. 24 中山 AJCC GII 13 20.5(8人) 9着 北村宏司 57 芝2200m(良) 2:14.3(36.4) 1.7 ネヴァブション
2. 14 東京 ダイヤモンドS GIII 15 61.3(12人) 13着 後藤浩輝 54 芝3400m(良) 3:34.0(36.9) 1.4 フォゲッタブル
3. 27 中山 日経賞 GII 15 103.7(11人) 6着 武士沢友治 57 芝2500m(稍) 2:34.4(34.9) 0.3 マイネルキッツ
4. 24 東京 メトロポリタンS OP 14 17.4(6人) 7着 北村宏司 54 芝2400m(良) 2:27.3(35.3) 1.2 ナカヤマフェスタ

血統表

ダイワワイルドボア血統サンデーサイレンス系 / Almahmoud5×5=6.25%) (血統表の出典)

アグネスタキオン
1998 栗毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
アグネスフローラ
1987 鹿毛
*ロイヤルスキー Raja Baba
Coz o'Nijinsky
アグネスレディー *リマンド
イコマエイカン

*セニョラージェ
eigniorage
1994 青鹿毛
Nureyev
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Special Forli
Thong
母の母
Suavite
1981 鹿毛
Alleged Hoist the Flag
Princess Pout
Guinevere's Folly Round Table
Lodge F-No.4-r

伯父に、1991年凱旋門賞優勝馬スワーヴダンサーがいる。

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ダイワワイルドボア”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年7月10日閲覧。
  2. ^ 【セントライト記念(GII)】(中山)~ダイワワイルドボア 重賞初Vで菊へ名乗り | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. keiba.radionikkei.jp (2008年9月21日). 2022年2月8日閲覧。
  3. ^ ダイワワイルドボアが競走馬登録抹消、地方競馬に移籍 | 競馬ニュース | 競馬ラボ”. www.keibalab.jp (2011年2月11日). 2022年2月8日閲覧。
  4. ^ “ダイワワイルドボア抹消、地方競馬へ移籍”. 日刊スポーツ. (2011年2月10日). https://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20110210-735544.html 2022年2月8日閲覧。 


外部リンク