ナカヤマフェスタ

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ナカヤマフェスタ
Nakayama-Festa20100627(1).jpg
英字表記 Nakayama Festa
香港表記 中山慶典
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2006年4月5日(8歳)
登録日 2008年10月2日
抹消日 2011年11月2日
ステイゴールド
ディアウィンク
母の父 タイトスポット
生国 日本の旗 日本北海道むかわ町
生産 新井牧場
馬主 和泉信子→和泉信一
調教師 二ノ宮敬宇美浦
厩務員 堀内岳志
競走成績
生涯成績 15戦5勝
日本)11戦5勝
フランス)4戦0勝
獲得賞金 (日本)2億9324万3000
(フランス)1億2655万4500円
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ナカヤマフェスタNakayama Festa中山慶典)は、日本競走馬である。おもな勝ち鞍に2010年宝塚記念。馬名の由来は冠名に祝祭日を意味する「Festa」。

経歴[編集]

2007年[編集]

「ディアウィンクの2006」の名でセレクトセールに出され、和泉信一に購買される。落札価格は1000万円(消費税別)[1]

2008年[編集]

11月2日内田博幸を鞍上に東京競馬場でデビュー勝ち。続く11月22日東京スポーツ杯2歳ステークス蛯名正義に乗り替りとなったが、1番人気のブレイクランアウトに首差の勝利で重賞初勝利となった。

2009年[編集]

初戦は1月18日京成杯。1番人気に支持されたが、2番人気のアーリーロブストに首差で今度は惜敗。その後、トライアルを使わずに4月19日皐月賞に出走も8着に敗れる。続く5月31日東京優駿では後方から追い込んでくるものの4着に敗れる。

約4ヶ月の休養を経た秋競馬緒戦として9月20日セントライト記念に出走。中団から抜け出し、セイクリッドバレーの追走を半馬身抑え重賞2勝目を飾った。10月25日菊花賞では中団追走も失速し12着と大敗した。古馬との初対戦となった12月12日中日新聞杯も前走同様の競馬で13着と大敗した。この年の暮れ、馬主の和泉信子が死去したことに伴い、実父の和泉信一が名義を受け継いだ。

2010年[編集]

宝塚記念優勝時

柴田善臣との新コンビで4月24日のメトロポリタンステークスから始動。道中先団に位置し直線残り400m手前で抜け出し、そのまま押し切って快勝した。その後はステップレースを使わず6月27日宝塚記念に直行することになった。陣営は菊花賞・中日新聞杯での大敗から長距離輸送に難があると考え、1週前追い切りの直後に栗東に入厩となった。迎えた宝塚記念は8番人気にとどまったが、道中は中団でレースを進め、4コーナーから進出。直線残り100mでコース中央外寄りから一気に伸び、前で粘る1番人気のブエナビスタアーネストリーの競り合いを外からかわして、セントライト記念以来の重賞勝利を挙げると共に初のGI競走制覇を果たした。美浦調教馬が宝塚記念を勝利したのはグラスワンダー以来11年ぶりであった。

秋はヴィクトワールピサとともに凱旋門賞に挑戦することが決定し、鞍上は蛯名正義と発表された。遠征チームは前馬主の和泉信子がファンだった宝塚歌劇団にちなみ「チームすみれの花」と名付けられた[2]9月12日にはそのステップレースであるフォワ賞に出走。スタート直後は先頭に立つものの道中は3番手につけ、直線での追い比べから2着に入った。そして迎えた本番の凱旋門賞では中団外目につけるが、最終コーナー付近で鞍上が数度立ちあがるほどの不利を受ける。直線では一旦先頭に立つものの、内から差してきたWorkforceとの叩き合いの末、わずかに及ばず2着となった。この結果、日本調教馬ではエルコンドルパサー以来の、内国産馬では初の凱旋門賞連対となった。また、凱旋門賞後に発表されたワールド・サラブレッド・ランキング(2010年4月1日〜10月3日集計分)では、世界5位となる127ポンドを獲得した。帰国初戦となったジャパンカップに2番人気で出走、道中好位追走も直線では全く伸びず日本馬最下位となる14着に終わった。この2日後に左肩ハ行、左前脚膝裏の内出血を発症していたことか判明し、年末の有馬記念は回避することになったものの、宝塚記念優勝、凱旋門賞2着の成績からJRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞した[3]

2011年[編集]

春シーズンは休養し、ヴィクトワールピサヒルノダムールと同じくフォワ賞をステップに、凱旋門賞を目指すことになった。フォワ賞では好スタートから先手を取ったが最下位4着。本番の凱旋門賞は後方2番手からの競馬となったが直線で伸びず11着に終わった。その後、現役を引退、種牡馬入りすることを管理調教師の二ノ宮敬宇が10月13日に表明し[4]、11月2日付で競走馬登録を抹消した[5]。今後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて繋養されることとなる。

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
kg
距離馬場 タイム
上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2008. 11. 2 東京 2歳新馬 17 1 2 5.6 (3人) 1着 内田博幸 55 芝1600m(良) 1.35.9 (34.5) 0.0 (ヴィーヴァミラコロ)
11. 22 東京 東京スポーツ杯2歳S JpnIII 14 4 5 27.5 (9人) 1着 蛯名正義 55 芝1800m(良) 1.47.7 (33.8) 0.0 ブレイクランアウト
2009. 1. 18 中山 京成杯 GIII 13 2 2 2.6 (1人) 2着 蛯名正義 57 芝2000m(良) 2.02.7 (35.0) 0.0 アーリーロブスト
4. 19 中山 皐月賞 JpnI 18 4 7 24.2 (6人) 8着 蛯名正義 57 芝2000m(良) 2.00.1 (36.3) 1.4 アンライバルド
5. 31 東京 東京優駿 JpnI 18 4 7 25.1 (9人) 4着 蛯名正義 57 芝2400m(不) 2.34.5 (39.0) 0.8 ロジユニヴァース
9. 20 中山 セントライト記念 JpnII 18 8 17 4.3 (2人) 1着 蛯名正義 56 芝2200m(良) 2:12.0 (35.0) -0.1 (セイクリッドバレー)
10. 25 京都 菊花賞 JpnI 18 8 16 8.4 (4人) 12着 蛯名正義 57 芝3000m(良) 3:05.2 (36.5) 1.7 スリーロールス
12. 12 中京 中日新聞杯 GIII 15 6 10 5.0 (3人) 13着 蛯名正義 56 芝2000m(良) 1.59.5 (37.3) 2.1 アーネストリー
2010. 4. 24 東京 メトロポリタンS OP 14 6 10 5.6 (3人) 1着 柴田善臣 56 芝2400m(良) 2.26.1 (34.3) -0.3 (トップカミング)
6. 27 阪神 宝塚記念 GI 17 8 17 37.8 (8人) 1着 柴田善臣 58 芝2200m(稍) 2:13.0 (35.8) -0.1 ブエナビスタ
9. 12 ロンシャン フォワ賞 G2 6 1 3 (3人) 2着 蛯名正義 58 芝2400m(良) 計測不能 3/4身 Duncan
10. 3 ロンシャン 凱旋門賞 G1 20 10 7 (9人) 2着 蛯名正義 59.5 芝2400m(不) 計測不能 アタマ Workforce
11. 28 東京 ジャパンC GI 18 6 11 7.7 (2人) 14着 蛯名正義 57 芝2400m(良) 2:26.1 (35.2) 0.9 ローズキングダム
2011. 9. 11 ロンシャン フォワ賞 G2 4 3 3 (4人) 4着 蛯名正義 58 芝2400m(良) 計測不能 3身 Sarafina
10. 2 ロンシャン 凱旋門賞 G1 16 5 16 (10人) 11着 蛯名正義 59.5 芝2400m(良) 計測不能 Danedream

血統表[編集]

ナカヤマフェスタ血統サンデーサイレンス系ヘイルトゥリーズン系) / His Majesty 15.63% 3x5(母内)、Northern Dancer 9.38% 5x (5x5) 、Hail to Reason 9.38% 4x5

ステイゴールド 1994
黒鹿毛 北海道白老町
*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ 1988
栗毛 北海道白老町
*ディクタス
Dictus
Sanctus
Dronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ

ディアウィンク 1998
鹿毛
*タイトスポット 1987
鹿毛
His Majesty
Ribot
Flower Bowl
Premium Win Lyphard
Classic Perfection
セイレイ 1991
鹿毛
*デインヒル
Danzig
Razyana
*センスオブリズム
Cure the Blues
Sensibility  F-No.3-h
主な近親

主な近親は4代母Sensibilityの産駒ツリーオブノレッジ、ツリーオブノレッジの産駒North of Edenと続いている牝系から輩出されている。

脚注[編集]

  1. ^ セレクトセール2007 セール結果(日本競走馬協会)
  2. ^ ホースマン・サロン 和泉信一さん「ロンシャンに咲くスミレの花・前編」(中山馬主協会)
  3. ^ なお、受賞騎手は選考委員会の採決により、柴田善臣が選出されている。
  4. ^ ナカヤマフェスタ引退、種牡馬入り 日刊スポーツ 2011年10月13日閲覧
  5. ^ ナカヤマフェスタ号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2011年11月2日). 2011年11月2日閲覧。

外部リンク[編集]