そごう広島店
そごう広島店 | |
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そごう広島店本館 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒730-8501 広島市中区基町6-27 |
座標 | 北緯34度23分44.98秒 東経132度27分25.35秒 / 北緯34.3958278度 東経132.4570417度座標: 北緯34度23分44.98秒 東経132度27分25.35秒 / 北緯34.3958278度 東経132.4570417度 |
開業日 |
1974年(昭和49年)10月10日(本館) 1994年(平成6年)4月22日(新館) |
建物名称 |
広島センタービル(本館) NTTクレド基町ビル(新館) |
土地所有者 | 株式会社広島バスセンター(本館) |
施設所有者 |
株式会社そごう・西武 株式会社広島バスセンター (本館建物) エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社(新館建物) |
施設管理者 | 株式会社そごう・西武 |
商業施設面積 | 57,839 m² |
前身 |
本館:広島そごう 新館:広島そごう新館 (旧称) |
外部リンク | そごう広島店 |
SOGO |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒730-8501 広島県広島市中区基町6-27 |
設立 | 1972年(昭和47年)2月 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 百貨店業 |
資本金 | 1000万円 |
売上高 | 765億1300万円(2001年2月期) |
従業員数 | 663人 |
決算期 | 2月 |
主要株主 | 千葉そごう 100% |
特記事項:以上の情報は、合併直前の『2002 広島会社手帳』324ページの情報を元にしている |
そごう広島店(そごうひろしまてん)は、広島県広島市中区基町(紙屋町地区)にある百貨店。セブン&アイ・ホールディングス傘下の株式会社そごう・西武が運営する百貨店ブランド「そごう」の店舗の一つ。旧そごうグループの経営破綻前の名残から、広島そごうとよばれることも多い。
概要
広島センタービル(広島バスセンター)に本館(建物は一部を除きそごう所有・土地はバスセンターの土地をそごうが賃借)が、NTTクレド基町ビル(基町クレド)に新館(テナントとして)が入居する。本館は広島市の中心部・紙屋町交差点の角に立地しており、紙屋町地区のランドマークの一つとなっている。
1960年代まで地平施設だった広島バスセンターが、1965年(昭和40年)頃より土地の有効活用による地代の負担軽減などを目的に、百貨店の誘致などビルの建設について検討を開始した[1]。その提案について、大丸とそごうが出店を申し込んだ。ただ、大丸側は当初計画されていた1階にバス施設を配置することで、百貨店のアプローチが悪いことより早期に辞退。当初計画案で了承した、そごう側と1969年(昭和44年)10月16日に出店に関する覚え書きを締結した[2]。
その後、何度か建物は計画変更され、1972年(昭和47年)4月28日に、建物の構造や所有権などに関する第二次覚え書きを締結[3]。ビル内にバスセンターを設けた商業ビル「広島センタービル」が1973年(昭和48年)3月24日に建設着工された(詳細は広島バスセンター参照)[4]。
1974年(昭和49年)10月10日、「広島センター街」(現「アクア広島センター街」)と同時に「広島そごう」が開店した。広島市内では前年の1973年(昭和48年)に開店した三越広島店に次ぐ、全国区の百貨店の出店である。開店当時のそごう部分の店舗面積は9,768m²で、地下1階から6階までを店舗として使っていた。その頃は7階・9階は展示スペース、8階は中国新聞社のカルチャー教室などが置かれていた。1975年(昭和50年)6月1日に、21,268m²になり、店舗スペースが拡大した。同日に福屋本店・天満屋広島店・三越広島店が店舗拡大を行っており、同月21日にはハイライフプラザ第一産業本店(現・エディオン広島本店 本館)が開店している。
その後、地下2階の使用、新館開店などで現在の店舗面積は57,839m²になっており、広島県はもとより中国地方・四国地方で最大規模の百貨店である。新館は本館と隣接して1994年(平成6年)4月22日に開店した。NTT西日本中国支社の跡地に建設された基町クレド(NTTクレド基町ビル)商業棟の1階 - 9階に入居している。基町クレドにはほかにパセーラ(ショッピングモール)とリーガロイヤルホテル広島がある。
本館と新館との連絡は1・3・6階でアクア広島センター街を通過する形で行われている。新館とパセーラとの連絡は各階で行われている。
当初の運営会社は本館が株式会社廣島そごう、新館が株式会社廣島そごう新館(「広」の字が旧字体)であったが、2002年(平成14年)に民事再生法の手続きおよびそごう各店舗の統合で本館・新館ともに株式会社そごうの運営になり、店名も「広島そごう」「広島そごう新館」から「そごう広島店」の本館・新館に改称された。2009年8月のそごう、西武百貨店、持ち株会社ミレニアムリテイリングの統合で株式会社そごう・西武の運営となった。安佐南区八木のそごう八木店(サンホームズ)は閉店した。
なお、2000年(平成12年)にそごう本体を含めたグループ各社が民事再生法の適用を申請した際に、呉そごう(広島県呉市)と広島そごう新館が破産を免れたのは、両者が廣島そごうと資本的つながりが深かったため(呉そごうの建物が、廣島そごうの持ち物であった、など)で、呉そごうは売り上げが最下位に近かったが破産を免れた。その後、呉店は2008年(平成20年)に広島店と外商・企画部門などを統合して広島店の分館扱いとなり、2013年(平成25年)1月31日に閉店している。
紙屋町交差点に立地していることや「紙屋町」が繁華街として交差点付近の地域を指すこともあり、「紙屋町そごう」という表記も古くから見られた。
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本館側の『大規模小売店舗を設置する者』の看板
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新館側の『大規模小売店舗を設置する者』の看板
館内
階 | 広島センタービル | 連絡 | NTTクレド基町ビル (基町クレド) | ||
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11階 | × | NTTクレドホール | |||
10階 | そごう広島店本館(レストラン街) | 中国新聞文化センター | |||
9階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | そごう広島店新館 | パセーラ | |
8階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | そごう広島店新館 | パセーラ | |
7階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | そごう広島店新館 | パセーラ | |
6階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | ○ | そごう広島店新館 | パセーラ |
5階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | そごう広島店新館 | パセーラ | |
4階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | そごう広島店新館 | パセーラ | |
3階 | 広島バスセンター | ○ | そごう広島店新館 | パセーラ | |
2階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | そごう広島店新館 | パセーラ | |
1階 | そごう広島店本館 | アクア広島センター街 | ○ | そごう広島店新館 | パセーラ |
地下1階 | そごう広島店本館(大食品館エブリデイ) | そごう広島店新館 | パセーラ | ||
地下2階 | そごう広島店本館(ごっつおおかず市場) | × |
本館
広島センタービルの大半、地下2階・地上10階から成る(地下3階があるがオフィススペースであり売場ではない)。ただし、3階は全フロアが広島バスセンターとなっており、そごうの売場は無い。1階 - 9階はアクア広島センター街と直結(一体化)している。地下1階には紙屋町シャレオ連絡通路、アストラムライン県庁前駅連絡通路が設けられている。また、3階にはメルパルク広島と連絡通路にて直結している。
地下1階が大食品館「エブリデイ」、地下2階がごっつおおかず市場、10階がレストラン街となっている。屋上には広島市内で最後まで存在した屋上遊園地が存在したが、2010年(平成22年)1月に閉鎖された。
各フロアの詳細は公式サイト内本館フロアガイドを参照のこと。
新館
NTTクレド基町ビル商業棟の、地下1階・地上11階から成る。ただし、10階は中国新聞文化センター(ちゅーぴーカレッジ)、11階はNTTクレドホールとなっており、そごうの売り場はない。隣接して宿泊棟(リーガロイヤルホテル広島)が並ぶ。
衣料(婦人服・紳士服)関係のフロアが多く展開され、小物やインテリアを多くそろえる本館との棲み分けがなされている。8階にはロフトが1フロア全体に入居するほか、9階には2007年(平成19年)7月12日オープンの「そごうインテリアスタジオ」が展開されている。同年2月25日まではベスト電器が入居していたが、現在同フロアにはエディオン広島本店のサテライト店舗がある。
1994年(平成6年)の新館完成に併せて本館との連絡通路が設けられた。連絡通路は1階(階段のみ)・3階(階段、車いす・ベビーカー用リフト(従業員が操作))・6階(階段、エスカレーター、エレベーター)に設けられている。当初計画では1階・3階のみに連絡通路を設ける予定だった。連絡の際にはアクア広島センター街を通過して行う事になる。6階連絡通路は開設当初は3階と同様な通路だったが、2004年(平成16年)の改修で現在の姿に改修された。
各フロアの詳細は公式サイト内新館フロアガイドを参照のこと。
関連項目
参照
参考書籍
- 『広島会社手帳』(広島経済リポート編、株式会社広島経済研究所)
- 『広島バスセンター40年史』(株式会社広島バスセンター 40年史編集委員会)