No.0

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No.0
BUCK-TICKスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル Lingua Sounda
JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
プロデュース BUCK-TICK
チャート最高順位
BUCK-TICK アルバム 年表
CATALOGUE 1987-2016
2017年
No.0
2018年
ABRACADABRA
2020年
『No.0』収録のシングル
  1. BABEL
    リリース: 2017年11月15日
  2. Moon さよならを教えて
    リリース: 2018年2月21日
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No.0』(ナンバーゼロ)は、日本のロックバンド、BUCK-TICKの21枚目のオリジナルアルバム[1]。2018年3月14日にLingua Sounda/JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントから発売された。

解説[編集]

前作『アトム 未来派 No.9』より1年6ヶ月ぶりとなるオリジナルアルバムである。タイトルは今井曰く「だって『No.9』の次だもん」とのこと。

チャート上では『Six/Nine』以来23年ぶりとなるベスト3入りを獲得した。

収録曲[編集]

  1. 零式13型「愛」
  2. 美醜LOVE
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿
  3. GUSTAVE
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿
    今井が愛読しているヒグチユウコの「ギュスターヴくん」から着想を得た楽曲。
    GARIのYOW-ROWがマニピュレートシンセサイザーで参加。
  4. Moon さよならを教えて
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿
    2nd先行シングル。シングル盤とはイントロが若干異なる。1st先行シングル「BABEL」のB面には、石野卓球によるリミックスが収録されている。
    当初は「スフィア」という仮タイトルだった。
  5. 薔薇色十字団 - Rosen Kreuzer -
    POLYSICSのハヤシがプログラミングで参加。
  6. サロメ - femme fatale -
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:星野英彦
    2nd先行シングルのB面曲。シングル盤とはアレンジが若干異なる。
    スマートフォンゲーム「クリスタル オブ リユニオン」新章テーマ曲。
    GARIのYOW-ROWがマニピュレート、シンセサイザーで参加。
  7. Ophelia
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:星野英彦
    Cube Juiceがマニピュレートで参加。
  8. 光の帝国
    • 作詞/作曲:今井寿
    タイトルはルネ・マグリットの同名作品から。稲垣足穂の作品のイメージで歌詞を書き、今井の仕事場に飾ってあるマグリットの『光の帝国』が目に入ったことで、最後にタイトルを決めたという。
    Cube Juiceがマニピュレートで参加。
  9. ノスタルジア - ヰタ メカニカリス -
    • 作詞/作曲:今井寿
    タイトルは稲垣足穂の「ヰタ・マキニカリス」のパロディ[2]
    Aメロは今井と星野によるポエトリーリーディングサビは櫻井のボーカルで構成されている。
  10. IGNITER
    • 作詞/作曲:今井寿
  11. BABEL
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿
    先行シングル。
    GARIのYOW-ROWがマニピュレート、シンセサイザーで参加。
  12. ゲルニカの夜
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿
    歌詞は今井が付けた「guernica」という仮タイトルを基に、櫻井が幼少期に兄と映画館で『時計は生きていた[3]』を観た時の思い出を描いた楽曲。
  13. 胎内回帰
    • 作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿

参加ミュージシャン[編集]

ゲスト・サポートミュージシャン[編集]


脚注[編集]

  1. ^ セルフカバー・アルバム『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』を除いた場合。『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』を7thアルバムとした場合22ndアルバムとなる。
  2. ^ なお稲垣の「ヰタ・マキニカリス」も森鷗外の「ヰタ・セクスアリス」のパロディである。
  3. ^ 前橋空襲をテーマにした映画。