狂った太陽

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狂った太陽
BUCK-TICKスタジオ・アルバム
リリース 1991年2月21日
録音 1990年9月20日 -
1990年11月13日
VICTOR STUDIO
ジャンル ロック
時間 54分00秒
レーベル ビクターインビテーション
プロデュース BUCK-TICK
チャート最高順位
ゴールド等認定
BUCK-TICK 年表
Symphonic Buck-Tick in Berlin
1990年
狂った太陽
1991年
殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits
1992年
狂った太陽 収録の シングル
  1. スピード
    リリース:1991年1月21日
  2. M・A・D
    リリース:1991年6月5日
  3. JUPITER
    リリース:1991年10月30日
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狂った太陽』(くるったたいよう)は、日本のロックバンドであるBUCK-TICKの5枚目のスタジオ・アルバム

1991年2月21日ビクターインビテーションよりリリースされた。

解説[編集]

  • 前作『悪の華』から一転、ノイズや電子音といったテクノ的要素を取り入れたアルバムである。
  • 本作よりほぼ全ての作詞をボーカル櫻井敦司が担当するようになる。このアルバムでの「太陽」とは人類が抗うことの許されない絶対的な存在を指しており、前年に亡くなった櫻井の母親に対する想いも込められている。その想いは本作の「JUPITER」「さくら」の他、その後も様々な楽曲で繰り返し描かれ続けることとなる。
  • 本作では今井寿ギターシンセサイザーを、星野英彦12弦ギターを使用し始めるなど、新たな試みが成されている。星野が作曲したシングルもこの時期に初めてリリースされた。ハードロック的な2曲目「MACHINE」や9曲目「MAD」、タンゴを取り入れた5曲目「エンジェルフィッシュ」、絶望的な心情を歌う11曲目「太陽ニ殺サレタ」などの多彩な楽曲の中にも果敢にノイズや電子音を織り交ぜる実験的な側面もある。
  • 第33回日本レコード大賞において優秀アルバム賞を受賞している。
  • 当初、櫻井はアルバムタイトルを「太陽二殺サレタ」にしたかった。

リリース履歴[編集]

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1991年2月21日 ビクター音楽産業Invitation CD
CT
VICL-115 (CD)
VITL-60 (CT)
2位 初回盤特殊ジャケット
2 2002年9月19日 ビクターエンタテインメント/HAPPY HOUSE CD VICL-60986(初回盤)
VICL-60966(通常盤)
- デジタルリマスター盤(監修:比留間整)
初回盤のみボーナストラック2曲収録、オリジナルステッカー封入
3 2007年9月5日 ビクターエンタテインメント/Invitation CD VICL-62546 - デジタルリマスター盤、透明ブックケース収納

収録曲[編集]

全編曲:BUCK-TICK

A面[編集]

  1. スピード [4:47]
    先行シングルとして発売された曲。シングル版とは若干ミックスが異なり、シングル版にあったイントロ効果音が削除されている。一説には自殺をテーマにした歌詞であるといわれる。[要出典]
    スピードとはメタンフェタミン俗語であり、歌詞の「××××」の部分は「錠剤」という単語を逆回転させたものである。当時ミュージックステーションに出演した際、視聴者からのハガキに答えるコーナーで「この歌詞の部分は何と言っているのか?」という質問に、司会のタモリが笑って場を濁したというエピソードがある。[要出典]なおライブでは普通に錠剤と歌われる。[要出典]
  2. MACHINE [4:14]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
  3. MY FUNNY VALENTINE [4:37]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
  4. 変身[REBORN] [4:17]
    当初は「REASON」という仮タイトルがついていた。
  5. エンジェルフィッシュ [4:26]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦
    タンゴのリズムを取り入れた実験的な曲。
  6. JUPITER [4:39]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦
    2番目にシングルカットされた曲。シングル版とはコーラス部分などが若干異なる。

B面[編集]

  1. さくら [6:17]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    シングル「JUPITER」にもカップリング曲として収録された。歌詞は本作発売当時の昨年に亡くなった、櫻井の母親への思いを綴ったものである。
  2. Brain,Whisper,Head,Hate is noise [5:53]
    • 作詞・作曲:今井寿
  3. MAD [4:34]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    このアルバムからの最初のシングルカット曲。シングル版はタイトル表記が「M・A・D」とされ、ミックスも異なり、イントロのSEが削除されている。また曲の最後の台詞がカットされている。ストーカーのような偏執的な愛情をテーマにしている。
  4. 地下室のメロディー [4:05]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    歌詞が全てカナ表記になっている。後にゲーム「月姫」のキャラクター、シエルのイメージソングにもなった。
  5. 太陽ニ殺サレタ [6:06]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    イントロの鐘の音は、今井が使い始めたばかりのギターシンセで奏でている。

デジタルリマスター盤・ボーナストラック[編集]

  1. ナルシス [4:12]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦
    シングル「スピード」のカップリング曲。偏執的な自己愛をテーマにした歌詞。
  2. ANGELIC CONVERSATION(single version) [5:35]
    • 作詞・作曲:今井寿
    シングル「M・A・D」のカップリング曲。元々はアルバム『TABOO』(1989年)に収録されていたが、新たに録音し直されている。

参加ミュージシャン[編集]

サポートミュージシャン[編集]