LZB

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LZBの誘導ケーブル
目標速度250km/h、先行列車までの距離が9.8kmと表示されたICE 2の計器

LZBde:Linienzugbeeinflussung連続列車制御装置れんぞくれっしゃせいぎょそうち)は、スピードシグナル自動列車制御装置の概念に近い車内信号方式の鉄道に置ける信号保安装置の一種である。

ドイツ鉄道スイス連邦鉄道(スイス国鉄)、オーストリア連邦鉄道(オーストリア国鉄)、スペインAVEなどの幹線や高速鉄道路線で使用されている。ドイツでは最高速度160km/h、スペインでは200km/h以上の高速運転を行う路線で使用が義務付けられているが、若干速度が遅い路線でも線路容量を上げるために使用されている。

機能[編集]

線路中央に敷設されたケーブルから先行列車までの距離や先方にある速度制限の情報を得て、運転室の計器に許容速度と目標速度を表示する。また、列車自らの情報もケーブルに送り出していく。

当初は4.9km先まで計測可能のものであったが、ICEの運行開始に伴い9.8km先まで計測可能な高速運転に対応したものが開発されている。日本の自動列車制御装置とは異なり、速度制限や先行列車との間隔に応じて移動閉塞に似た速度制御を行い、保安度を高め自動運転に近い制御を行っている。ケルン-ライン=マイン高速線ではLZB CE IIと呼ばれる300km/h超の高速運転に対応したシステムが採用されており、9.8kmの計測範囲を大きく超え距離に限定されること無く先まで読めるようになっている。

参考文献[編集]

  • 鉄道ファン 2002年11月号 ケルン-フランクフルトICE3に乗る 中村信雄著 99頁 交友社