JTマーヴェラス

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JTマーヴェラス
原語表記 JTマーヴェラス
ホームタウン 大阪府大阪市
クラブカラー 緑、黒
創設年 1956年
所属リーグ V.チャレンジリーグ
チーム所在地 大阪府大阪市
体育館所在地 兵庫県西宮市
代表者 丹羽康雄
監督 尾崎侯
ホームページ 公式サイト
  

JTマーヴェラスは、大阪府大阪市を本拠地とする日本たばこ産業の女子バレーボールチームである。現在Vチャレンジリーグに所属。

概要

日本専売公社広島地方専売局で男子バレーボールチーム(現・JTサンダーズ)が活動を始めて二十数年経ったころの1956年、茨木工場創業時にそこで9人制女子バレーボール同好会(専売茨木)が設立されたのが始まりであり、1965年に6人制に移行[1]。1985年に男子チームと共に日本たばこ産業に承継された。1996年に初のV・プレミアリーグ昇格を果たす。

チーム名の『マーヴェラス』とは、「素晴らしい」「奇跡的な」などの意味で、Vリーグ昇格時に「Vリーグに驚くべき奇跡を!」と社員応募により決定したマスコットネームである[2]

練習場は兵庫県西宮市にあるJTバレーボール部体育館[2][3]。ホームゲームは大阪府兵庫県の体育館で開催されている。

歴史

1956年、日本専売公社茨木工場創業時に同好会として9人制のチームが誕生した(チーム名は専売茨木)。1965年、6人制に移行。

1969年に実業団リーグ(現・Vチャレンジリーグ)が発足し、リーグ入りを推薦される[1]。1969/70シーズン、第1回実業団リーグに出場し、6チーム中最下位で入替戦にも敗れリーグ陥落。1977年にチーム名を「専売茨木」から「専売大阪」に変更する。1980年、全日本6人制実業団優勝大会で優勝し11年ぶりに全国実業団リーグに復帰する[1]。1980/81シーズン、復帰戦の第12回実業団リーグも最下位に終わり地域リーグへ降格。1985年、日本たばこ産業設立承継に伴いチームも承継され、チーム名も「専売大阪」から「日本たばこ」に変更した。また、1988年の日本たばこ産業コミュニケーション・ネーム「JT」導入に伴い、1989年にチーム名も「日本たばこ」から「JT」に変更した。1991年、実業団選抜男女地域リーグプレーオフ大会で優勝し、12年ぶりの実業団リーグ再復帰を果たした[1]

1991/92シーズン、第23回実業団リーグで8チーム中3位に入った。それから第24回以降も4強に入る。そして、1995/96シーズンの第27回実業団リーグで12勝2敗という成績で準優勝を果たし、Vリーグ入替戦で小田急ジュノーに2連勝し、Vリーグ(現・Vプレミアリーグ)へ昇格した。それに伴いチーム名にマスコットネームをつけることとなり、社員応募によりチーム名が今の「JTマーヴェラス」となった[4]。また、兵庫県西宮市に新しい体育館と合宿所が竣工した[1]

1996/97シーズン、初のVリーグとなった第3回Vリーグで最下位の8位となり実業団リーグに降格。1998/99シーズンはV1リーグ(実業団リーグより名称変更)で14戦全勝で優勝し、Vリーグ入替戦で1勝1敗で3年ぶりにVリーグに復帰する。1999/2000シーズン第6回Vリーグで全10チーム中7位と健闘する。第7回リーグも8位でVリーグ残留。しかし、第8回リーグでは最下位となり、入替戦でも日立佐和に連敗してV1リーグ降格となる。2002/03シーズンの第5回V1リーグで13勝1敗で優勝し、1年でVリーグに復帰した。同シーズンの第52回黒鷲旗大会で、チーム初の準優勝を果たし、来季Vリーグに向けて頭角を現す。2003/04シーズン、復帰戦の第10回Vリーグでは7位となるが、第53回黒鷲旗大会で2年連続2度目の準優勝を果たした。そして、第11回Vリーグでは、竹下佳江熊前知加子宝来真紀子菅山かおるらを擁して4位となり、初めての4強入りを果たした。

2005年に元全日本男子監督の寺廻太が監督に就任。寺廻にとっては初めての女子チーム監督となる。2005/06シーズンの第12回Vリーグは7位にとどまる。しかし、2006/07シーズンは、V・プレミアリーグ(Vリーグから名称変更)で初の準優勝。第56回黒鷲旗大会でも3度目の準優勝を果たした。ところが、2007/08シーズンは、V・プレミアリーグでは8位に低迷。第57回黒鷲旗大会では2年連続4度目の準優勝。2008/09V・プレミアリーグでは9位となりV・チャレンジマッチ(入替戦)出場となる。V・チャレンジマッチでは連勝しプレミア残留を果たす。2009年5月に寺廻監督退任[5]

2009年、5月に廃部した武富士バンブーの監督だった石原昭久が監督に就任。韓国のエースキム・ヨンギョンを補強。V・プレミアリーグ女子初の開幕24連勝を果たしレギュラーラウンドを首位で通過。セミファイナルラウンドも3戦全勝の首位で決勝進出を果たす。しかし、最後の優勝決定戦では東レアローズに敗れ準優勝となる。第59回黒鷲旗大会も決勝で東レに敗れ初優勝を逃す(5度目の準優勝)。2010/11シーズン東日本大震災の影響により、V・プレミアリーグが打ち切りとなり、暫定で1位だったためそのまま初優勝となった。第60回黒鷲旗大会でも初優勝を果たし、二冠を達成した。エースとして活躍したキム・ヨンギョンがトルコフェネルバフチェに移籍。新外国人選手が入団するもの、2011/12V・プレミアリーグでは5位に留まる。第61回黒鷲旗大会では連覇を果たした。2012/13V・プレミアリーグでは序盤につまずき、中盤から少しずつ挽回するも6位で終える。2013年5月に石原監督退任、後任は尾崎侯コーチが昇格[6]

2014年4月、プレミアリーグで7位となり、Vチャレンジマッチ(入替戦)に出場。上尾に連敗し[7]、同年5月の理事会をもってチャレンジリーグ降格が決定した[8]

成績

主な成績

プレミアリーグ日本リーグ/Vリーグ
優勝1回(2010年度)
準優勝2回(2006年度、2009年度)
黒鷲旗全日本選抜大会
優勝2回(2011年2012年
準優勝5回(2003年2004年2007年2008年2010年

年度別成績

大会名 順位 参加チーム数 試合数 勝率
実業団リーグ 第1回 (1969/70) 6位 6チーム 10 1 9 0.100
第12回 (1980/81) 6位 6チーム 10 1 9 0.100
第23回 (1991/92) 3位 8チーム 14 10 4 0.714
第24回 (1992/93) 4位 8チーム 14 8 6 0.571
第25回 (1993/94) 4位 8チーム 14 6 8 0.429
第26回 (1994/95) 4位 8チーム 14 7 7 0.500
第27回 (1995/96) 準優勝 8チーム 14 12 2 0.857
Vリーグ 第3回 (1996/97) 8位 8チーム 21 1 20 0.048
実業団リーグ 第29回 (1997/98) 4位 8チーム 14 8 6 0.571
V1リーグ 第1回 (1998/99) 優勝 8チーム 14 14 0 1.000
Vリーグ 第6回 (1999/2000) 7位 10チーム 18 6 12 0.333
第7回 (2000/01) 8位 10チーム 18 6 12 0.333
第8回 (2001/02) 9位 9チーム 16 2 14 0.125
V1リーグ 第5回 (2002/03) 優勝 8チーム 14 13 1 0.929
Vリーグ 第10回 (2003/04) 7位 10チーム 18 6 12 0.333
第11回 (2004/05) 4位 10チーム 27 15 12 0.556
第12回 (2005/06) 7位 10チーム 27 12 15 0.444
V・プレミアリーグ 2006/07シーズン 準優勝 10チーム 27 20 7 0.741
2007/08シーズン 8位 10チーム 27 12 15 0.444
2008/09シーズン 9位 10チーム 27 10 17 0.370
2009/10シーズン 準優勝 8チーム 28 26 2 0.923
2010/11シーズン 優勝 8チーム 26 20 6 0.769
2011/12シーズン 5位 8チーム 21 11 10 0.524
2012/13シーズン 6位 8チーム 28 9 19 0.321
2013/14シーズン 7位 8チーム 28 12 16 0.429

選手・スタッフ

選手

2014年8月版[9]

背番号 名前 シャツネーム 国籍 P 備考
1 芥川愛加 AKUTAGAWA 日本の旗 日本 MB
2 高橋昌美 TAKAHASHI 日本の旗 日本 WS
3 奥村麻依 OKUMURA 日本の旗 日本 MB
4 中村亜友美 NAKAMURA 日本の旗 日本 WS
5 位田愛 INDEN 日本の旗 日本 WS
6 オヌマー・シッティラック タイ王国の旗 タイ WS
10 井上琴絵 INOUE 日本の旗 日本 L
11 上屋敷綾 KAMIYASHIKI 日本の旗 日本 WS 主将
12 安藤典莉子 日本の旗 日本 WS
13 横江千秋 YOKOE 日本の旗 日本 L
14 臼井千景 USUI 日本の旗 日本 L
15 横田千里 日本の旗 日本 S
17 田中美咲 TANAKA 日本の旗 日本 S
18 寺井有美 TERAI 日本の旗 日本 MB
19 小川杏奈 OGAWA 日本の旗 日本 MB
20 金杉由香 KANASUGI 日本の旗 日本 WS
21 田中瑞稀 M.TANAKA 日本の旗 日本 WS

スタッフ

2013年10月版[9][10]

役職 名前 国籍
部長 丹羽康雄 日本の旗 日本
副部長 森本宏 日本の旗 日本
監督 尾崎侯 日本の旗 日本
コーチ 北原勉 日本の旗 日本
コーチ 丹山禎昭 日本の旗 日本
コーチ兼アナリスト 宮脇裕史 日本の旗 日本
マネージャー 申東珠
アスレティックトレーナー 田中修二 日本の旗 日本
メディカルトレーナー 上村宗男 日本の旗 日本
フィジカルコーチ 緒方博紀 日本の旗 日本
通訳 斎藤美緒 日本の旗 日本
通訳 小野田みどり 日本の旗 日本
広報次長 齋藤学 日本の旗 日本
広報 谷口雅美 日本の旗 日本

在籍していた主な選手

その他

  • 女優江角マキコがかつて所属していたが、故障で直ぐに引退した。
  • ピン芸人の幹てつやが、アシスタントコーチを務めた時期がある。

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関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e チーム沿革”. Vリーグ機構. 2013年10月23日閲覧。
  2. ^ a b チーム紹介”. JTマーヴェラス. 2014年2月27日閲覧。
  3. ^ チームカレンダー”. JTマーヴェラス. 2013年10月23日閲覧。
  4. ^ チーム概要”. Vリーグ機構. 2014年2月27日閲覧。
  5. ^ 監督、コーチ、スタッフ退任のお知らせ”. JTマーヴェラス (2009年5月). 2013年10月23日閲覧。
  6. ^ 尾﨑侯氏が新監督に就任いたします”. JTマーヴェラス (2013年5月). 2013年10月23日閲覧。
  7. ^ Vリーグ機構. “2013/14V・チャレンジマッチ(入替戦) 試合結果のお知らせ”. 2014年4月6日閲覧。
  8. ^ Vリーグ機構. “デンソーエアリービーズ、上尾メディックス V・プレミアリーグ昇格決定について”. 2014年5月22日閲覧。
  9. ^ a b 選手・スタッフ”. JTマーヴェラス. 2013年10月20日閲覧。
  10. ^ チーム登録選手”. Vリーグ機構. 2013年10月20日閲覧。

外部リンク