Dr.HOUSE
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『Dr.HOUSE』(ドクター・ハウス、原題:HouseもしくはHouse M.D.)は、2004年よりアメリカ合衆国のFOXで放送されている1話完結型のドラマシリーズである。製作はデイヴィッド・ショア、ブライアン・シンガーほか。
アメリカでは2009年5月現在で第5シーズンまで終えている。日本では2005年より『HOUSE』のタイトルで専門チャンネルのFOXライフ HDで第1シーズンが放送され、その後2006年の8月から通常のFOXチャンネルでも放送した。2007年6月の第2シーズン放送より、現在の『Dr.HOUSE』に邦題を改題した。FOXチャンネルでは2008年2月から日本語吹き替え版も放送を開始。2009年6月9日から第4シーズン(字幕版)を放送している。
地上波では、2009年5月から日本語吹き替え版を日本テレビが放送している。
DVDは、2009年4月24日以降、第1シーズンと第2シーズンのリリース(レンタルおよびセル)が順次行われている(詳細は DVDサイトを参照)。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 概要
医者としての腕は高いが一匹狼で捻くれ者の医師・ハウスとそのチームが、他の医師が解明出来なかった病の原因をそれぞれの能力を生かして突き止めていく姿を描く医療ドラマ。アメリカ・ニュージャージー州プリンストンにある架空のプレインズボロ教育病院が舞台。日本では「US版ブラック・ジャック」というキャッチコピーが付いている(ただし、ハウスは正式な医師免許を持っている)。
グレゴリー・ハウス医師はニュージャージー州プリンストン・プレインズボロ教育病院で解析医療部門を率いる型破りな天才医師である。ほとんどのエピソードは病院の外のどこかで患者の病気が発症するシーンから始まる。そして、その患者の病気の原因を突き止めるべく、試行錯誤するハウスと彼のチームがこのドラマの主体である。
チームはハウスの誘導に沿ってソクラテス式問答法を用いて診断をするのだが、ハウスはしばしば部下の情報や意見を見当違いだとして切り捨てる。それぞれのエピソードにおいて患者は大抵2度3度誤った診断をされ、病状が悪化する。病気の原因が簡単に導き出せない理由は、患者が病状や事情についてつく嘘に起因している。例えば奇病の原因となった浮気、内在的な障害、職業などについて嘘をつくのだ。このためハウスはよく「人は誰しも嘘をつく」とつぶやいたり、チームの考えについて「その患者は嘘をついている」と反論するのである。明確にそう口にすることはなかったとしても、彼は大抵この仮定のもとに診断する。そして、発症時の症状と証言、悪化した結果から得られた矛盾点から患者の嘘を見抜き、適切な処置のなされた患者が快方に向かう、または退院するのが基本フォーマットである。
本作品のお決まりの脇筋として、ハウスがしぶしぶ行う病院診療がある。診療中、彼は常軌を逸した態度や型破りな治療で患者を困惑させる。しかし、一見患者に注意を払っていないように見えながらも、素早く正確な診断で患者を驚かせる。例えば患者が病状について説明しているあいだ、彼がビデオゲームで遊んでいたり、またあるエピソードでは複数の患者を診療室から帰りながら待合室で5分で診断したことがある。 ハウス自身は診療嫌いであると主張するが、皮肉にも診療室で遭遇する簡単な問題がそのエピソードのメインの問題を解決することがあり、これが本作品の魅力の一つとなっている。
いくつかのエピソードでは病原菌を探すために所有者の許可の有無に関わらず患者の家に侵入する様子が描かれている。もともと製作のデイヴィッド・ショアはHouseを「細菌が被疑者」の『CSI』のようなドラマにすることを考えていたが、描画の中心を環境の探索からキャラクターへ転じてきている。
なお、ハウスは、複数の専門医を同時に持っているが、米国では複数分野の研修を受けることで複数の専門医を名乗ることが可能である。また、複数分野の専門医取得(たとえば内科と小児科など)をゴールとする研修プログラムも存在し、その研修を終了し両分野の専門医試験に合格した者はいわば「ダブルメジャー」として高く評価される。一方、日本では、日本専門医制評価認定機構から基本領域に関する専門医は原則同時に2つは名乗ることができないとしており、複数分野で研修を積んだ医師が必ずしも評価されないという違いがある。
[編集] 登場人物
[編集] 主要レギュラー
- グレゴリー・ハウス (ヒュー・ローリー、日本語吹替:木下浩之) - 主人公、解析医療部門部長、放射線科専門医、感染病専門医、腎臓内科専門医師
- 白衣を嫌う天才医師。病気で右足の筋肉を失ったために杖をついて歩く。足の鎮痛剤の中毒状態にある。性格は極めて傲慢で他者に対する思いやりなどが感じられず、それは患者に対しても同様である。スペイン語が多少話せるが、隠していた。人種的あるいは性的な差別などの言動も平然と行う。病因の発見、また、その治療のためなら、部下に空き巣同様の行為を指示したり、患者に嘘をついて同意書にサインさせるなど平気で行う。しかし、目的はあくまで患者の命を救うためであり、患者の死亡を最も嫌う。「○○は嘘を付く」が口癖で、基本的に何でも疑ってかかる。正しければ、他のことを気にする必要は無いという考えを持つ。
- 子供の頃の日本での経験によって医者を志すきっかけになったとしている。
- リサ・カディ (リサ・エデルシュタイン、日本語吹替:仲村かおり) - 理事、院長、内分泌学医師
- 院長・医療部長としてハウスの直接の上司であり、大学時代からの友人。稀にカッディと表記されることがある。問題行為があるものの、その実力から、ハウスをプレインズボロ病院に呼んだ人物。自分の指示通りに動かず憤ることも多いが、ウィルソンと並んで数少ない彼の理解者でもある。
- 未婚だが子供が欲しいと願っており、人工授精などを試しているが上手く行ってない。その様な観点が絡むと、ハウスよりも暴走してしまうことがある。
- ジェームズ・ウィルソン (ロバート・ショーン・レナード、日本語吹替:蓮池龍三) - 腫瘍学部門部長
- ハウスの親友。よく「自分には仕事と友人しかいない」と語る。癌の専門医として、また患者への余命の告知などで、しばしば助言を行ったり、求められたりする。
- 言動は好人物で、人として問題の多いハウスとも親友であることを続ける懐の大きい人物だが、かなりの女好きという短所を持つ。当初は既婚者であったが妻の浮気もあって後に離婚し、慰謝料問題でハウスの家に居候したこともあった。
- エリック・フォアマン (オマー・エップス、日本語吹替:勝沼紀義) - 解析医療部門医師、神経内科医師
- ハウスの部下。アフリカ系アメリカ人。大学を首席卒業した優秀な医師。医学・医療的観点からよくハウスに反対意見を述べる。
- 患者の命を守るためなら手段を問わないハウスと衝突することが少なくないが、ハウスの医者としての能力は認めている。自分がハウスの様な人間になることを恐れている。
- 出自は貧民層で、10代の頃は盗みなどの犯罪行為に手を染めていた。大学に入れるきっかけによって猛勉強し、才能を開花させた経緯を持つ。そのため、大学に入る前の自分を嫌っている。
- アリソン・キャメロン (ジェニファー・モリソン、日本語吹替:藤本教子) - 解析医療部門医師、免疫学医師
- ハウスの部下。人道的な面や女性的観点からハウスとよく衝突する。
- 倫理的よりは人道主義者的、道徳的主張を持つ。肉体的、精神的に阻害されている被害者に惹かれやすく、余命幾許もない男性と結婚した経験がある。孤立しているハウスに惹かれ一時付き合いかけるが、ハウスにそのことを指摘され、上司と部下の関係にとどまる。その後、チェイスと付き合うようになるが、身体の関係のみを求め、恋愛関係としての付き合いにしようとしたチェイスに拒否をしている。
- ロバート・チェイス (ジェシー・スペンサー、日本語吹替:興津和幸) - 解析医療部門医師、集中治療医師
- ハウスの部下。オーストラリア出身でオーストラリア訛りで話す。基本的にハウスには肯定的で、他の2人と比べて反対をしない。
- 著名な医者である父親の頼みでハウスの部下となった様な物で、医者の能力としては他の2人と比べるとやや低い。しかし何気ない一言で事態が転換することもある。後にキャメロンと肉体のみの関係として付き合うようになるが、彼女に好意を持つようになる。
- 裕福な家庭で育ち、神学校に通った経験もある。10代の頃に母親がアルコール中毒で死亡し、そのことで父と確執がある。後に父は癌で死亡し、会った時に癌であることに気付かず悩んだこともあった。
[編集] 不定期登場人物
- ステイシー・ワーナー (セーラ・ウォード、日本語吹替:織田芙実) - ハウスの元恋人。病院の元弁護士。
- マーク・ワーナー (キュリー・グラハム) - ステイシーの夫
- エドワード・ボグラー (チィ・マクブライド) - 製薬会社の億万長者オーナー。病院の前会長。
- ブレンダ・プレビン (ステファニー・ベンディット) - 看護部長
- スティーブ・マックイーン - ハウスのペットのねずみ
[編集] その他の人物
- マイケル・トリッター(デヴィッド・モース)- 麻薬捜査官。第3シーズンでハウスに屈辱を与えるために追い詰める。
- アリ(レイトン・メーステル) - 17歳の少女。第3シーズンでハウスに好意を持ち、年齢差も気にせず、ことあるごとにハウスの下に訪れる(いわゆるストーカー)。
[編集] ゲスト出演
[編集] 第1シーズン
- 第1話 ロビン・タニー
- 第3話 フェイス・プリンス
- 第5話 エリザベス・ミッチェル
- 第7話 ドミニク・パーセル
- 第9話 マイク・スター
- 第10話 レスリー・ホープ
- 第11話 ニコラス・ダグスト、アマンダ・セイフライド
- 第12話 スコット・ウォーリー、メレディス・モンロー、ブライアン・シンガー
- 第13話 ネスター・カーボネル
- 第14話 カーリー・フォーラーノ、サラ・クラーク
- 第17話 ジョー・モートン
[編集] 第2シーズン
- 第1話 LL・クール・J
- 第4話 ロン・リビングストン
- 第5話 ヴィセラス・レオン・シャノン
- 第7話 マシュー・ジョン・アームストロング
- 第9話 シンシア・ニクソン
- 第11話 エル・ファニング
- 第14話 グレッグ・グランバーグ
- 第16話 ミシェル・トラクテンバーク
- 第17話 ローラ・アレン
- 第18話 ジェイマ・メイズ
- 第19話 チャールズ・S・ダットン
- 第21話 キップ・パルデュー
[編集] 評価・受賞歴
番組はアメリカの視聴率ランキングトップ20の常連であり、第1シーズンでエミー賞の脚本賞を受賞したことからも伺えるように番組の評価も高い。また、主役のハウスの一癖あるキャラクターを軽快に演じる主演のヒュー・ローリーは、ゴールデングローブ賞を始め数々の賞を得ている。第58回プライムタイム・エミー賞では第2シーズンにして作品賞の候補にあがったが、主演男優賞でローリーは候補にならず、そのことに対し多くの疑問の声があがった。ローリーは2007年の第59回プライムタイム・エミー賞では主演男優賞候補として無事ノミネートされている。
本作品は「オーソドックスでない主人公、厭世的な診断医」「医療版シャーロック・ホームズにぴったりの症例」によって「この10年で最も異端な新しい医療ドラマ」にしたとして2006年ピーボディ賞を受賞。
アメリカ映画協会 (AFI) の2005年TV番組オブ・ザ・イヤーを受賞。
製作のデイヴィッド・ショアは第1シーズン第21話「3つの寓話」の脚本において、2005年エミー賞脚本部門を受賞。
ヒュー・ローリーは2006年と2007年にテレビドラマ男優部門でゴールデン・グローブ賞を受賞。2005年にはドラマシリーズ主演男優部門でエミー賞にノミネートされた。また、2007年にドラマシリーズ主演男優部門で映画俳優組合賞を受賞。
[編集] エピソードタイトル
[編集] 第1シーズン
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[編集] 第2シーズン
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[編集] 第3シーズン
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[編集] 第4シーズン初放送:2007年9月25日 - 2008年3月19日
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[編集] 製作情報
[編集] テーマソング
オープニングテーマはMassive Attackの"Teardrop"である。オリジナルの"Teardrop"には歌詞があり、コクトー・ツインズのエリザベス・フレイザーがゲストボーカルとして歌っている。ただし、本作品のオープニングで使われているのは始めと終わりの楽器演奏の部分だけである。
ライセンスの問題のため日本のほか、南アフリカ、イギリス、ドイツ、スイス、スウェーデン、デンマーク、オーストラリア、ポルトガル、スペイン、イタリア、アイルランド、イスラエル、ニュージーランド、オランダ、ハンガリー、ラテンアメリカ、ギリシャ、香港、トルコではこの曲は使われていない。これらの国々ではジョン・エーリッヒ、ジェイソン・デラトカ、リー・ロバーツによってこのドラマ用に作られた"House End Credits"という曲が使われていた。しかし第2シーズンでエーリッヒとロバーツによる似た曲に置き換えられた。この曲はテレビ放送のみで使われており、DVDではオリジナルの(アメリカの)テーマソング ("Teardrop") が使われている(ただし、日本でリリースされているDVDでは、テレビ放送でのテーマソングがそのまま使用されている)。
イギリスのパロディー番組デッド・リンジャーズがHouseをもじるときは"Teardrop"をオープニングに使う。
[編集] 撮影
撮影はカリフォルニア州ロサンゼルス市のセンチュリーシティにあるFOXの一画で行われている。病院外の大学キャンパスのシーンはカリフォルニア大学ロサンゼルス校にて撮影されている。
プリンストン・プレインズボロ教育病院の外観のショットは実際のプリンストン大学のファーストキャンパスセンター(大学学生センター)のものである。3シーズン全てで使われているこのショットは異常な割合で病院の玄関口にUPSのトラックが停まっていることから、同じ日に撮影されたもののバリエーションと考えられる。
[編集] 前後番組
| 日本テレビ MIDNITEテレビシリーズ(火曜25:59枠) | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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GALACTICA(第1シーズン)
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Dr.HOUSE(第1シーズン)
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[編集] その他
- 病院の棟の名前の多くはプリンストン大学の寮の名前から取られている(カイラーウィング、ウィザースプーンウィングなど)。またハウスのオフィスには同大学のキャンパスの写真が飾られている。
- 第3シーズン第7話(53)にて、ハウスが医師を志したきっかけを話すシーンがあるが、そこでburaku と「被差別部落」のことを述べている。日本語字幕版では「小さな村」に変えられているが、日本語吹き替え版では「被差別階級」と訳し直されている。
- ジェニファー・モリソンとジェシー・スペンサーは本作品が縁で2007年初頭に婚約を発表したが、同年8月に婚約を解消した。
- 出演者たちは数独中毒であるらしく、撮影現場では禁止されるまでに至ったという。あるエピソードではハウスがオフィスのコンピュータで数独を楽しんでいる様子が描かれている。
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- 日本公式サイト・FOXlife HD版
- 日本公式サイト・FOXテレビ版
- DVDサイト
- 日本公式サイト・日本テレビ版
- "House M.D." - Internet Movie Database (英語)

