ABCチャンピオンシップゴルフトーナメント
![]() ゴルフトーナメント | |
---|---|
![]() | |
創設 |
1971年 (ABCカップ・ゴルフ日米対抗として。1988年からツアー公認の個人競技に変更) |
開催地 | 兵庫県 |
開催コース | ABCゴルフ倶楽部 |
基準打数 | Par72 |
ヤーデージ | 7217Yards |
ツアー | 日本ゴルフツアー機構 |
競技方法 | ストロークプレー |
賞金総額 | 1億5000万円 |
開催月 | 10月 |
![]() | |
![]() |
マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメントは、朝日放送(ABC)主催、朝日新聞社・日刊スポーツ新聞社後援、日本ゴルフツアー機構公認の男子プロゴルフトーナメントであり、朝日放送の子会社が運営する兵庫県加東市(旧:東条町)のABCゴルフ倶楽部を舞台に毎年10月最終週から11月第1週にかけて行われている。2011年現在、賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円。
大会の歴史
ABCカップ・ゴルフ日米対抗
この大会の母体は『ABCカップ・ゴルフ日米対抗』と題し、1971年 - 1987年までの17回に渡って開かれた。日本とアメリカのツアープロ9人ずつ(18人)がストロークプレーによる団体戦と個人戦の2部構成で優勝を争った(個人戦は後半3日間の合計)。これは朝日放送創立20周年記念企画として、ライダーカップというアメリカとヨーロッパのツアー対抗戦の仕組みを参考として企画したもので、日本とアメリカの一流プレーヤーの技の競演が売り物だった。
当初はPLカントリークラブ、池田カントリークラブなど関西の名門コースを舞台に毎年開催地を代えて行っていた。1985年に主催者の朝日放送が自ら出資・運営するABCゴルフ倶楽部が完成し、そこを舞台として1987年まで開催し続けた。
ツアー公認大会昇格後(ラークカップ以後)
1988年からはタバコメーカー・フィリップモリスの特別協賛により、ツアー公認大会『ラークカップゴルフ』に改称。日本国内外のツアープロを集結したビッグトーナメントとして一新。『ダンロップフェニックストーナメント』と並び賞金総額1億8000万円・優勝賞金3600万円(その後賞金総額2億円・優勝賞金4000万円に増額された)の国内最高賞金大会となる。
その後1994年から『フィリップモリス・チャンピオンシップ・ゴルフトーナメント』となったが、2003年にフィリップモリスが特別協賛から撤退した。その後は朝日放送の単独主催で行われていた(賞金総額も1億2000万円に減額)が、2008年からは毎日コミュニケーションズ(2011年にマイナビへ社名変更)が特別協賛となり、大会名称も「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」として開催されることになった。
歴代優勝者
(1988年、ツアー公認大会の個人競技となってから)
開催年 | 大会名称 | 優勝者名 |
---|---|---|
2011年 | マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント | ![]() |
2010年 | ![]() | |
2009年 | ![]() | |
2008年 | ![]() | |
2007年 | ABCチャンピオンシップゴルフトーナメント | ![]() |
2006年 | ![]() | |
2005年 | ||
2004年 | ![]() | |
2003年 | フィリップモリスチャンピオンシップゴルフトーナメント | ![]() |
2002年 | ![]() | |
2001年 | ![]() | |
2000年 | ![]() | |
1999年 | ![]() | |
1998年 | ![]() | |
1997年 | ![]() | |
1996年 | ![]() | |
1995年 | ![]() | |
1994年 | ![]() | |
1993年 | ラークカップゴルフ | ![]() |
1992年 | ![]() | |
1991年 | ![]() | |
1990年 | ![]() | |
1989年 | ![]() | |
1988年 | ![]() |
テレビ放送
- 初日・2日目(予選ラウンド)はABCローカル、3日目・最終日(決勝ラウンド)はABCをキーステーションとしたテレビ朝日系列フルネット局向け全国中継。かつては予選ラウンドは生中継、決勝ラウンドは夕方録画中継だったが、2005年頃から予選ラウンドが深夜録画となり、2007年に限っては3日目も深夜録画となった[1]。2010年以降の決勝ラウンドでは、リアルタイム字幕放送を実施。また2008年・2009年には、ワンセグ独立放送(ABCローカル)で予選ラウンドの生中継も行った。
- スカイ・A sports+では、「全部見せます!ゴルフシリーズ」にて4日間完全生中継。この内予選ラウンドの中継は、2007年までは地上波中継のスタッフにて制作されていたが、2008年以降は独自制作となった。なお、2008年のワンセグ独立放送での中継は、スカイ・Aとのサイマル放送であった。また、決勝ラウンドの地上波制作分も時差放送。
- ある年の最終日に「プロ野球日本シリーズ・第2戦」の放送日と重なる事態になることがあった。この試合は終了予定時間を過ぎた為にテレビ朝日は日曜深夜のニュース枠の後に放送されたことがあった。また1993年大会の最終日でも日本シリーズの中継が長引いたため、野球中継終了後の16時55分から取り敢えず30分間放送し、その日の深夜に85分間の短縮版として改めて放送されたこともある。
- 大会2日目が10月最終金曜日と重なった場合は、当大会をローカルで深夜録画放送するABCに配慮して、通常最終金曜日深夜に放送される「朝まで生テレビ!」が、1週前倒しで放送される事がある。
2011年の出来事
2011年は、新しい試みや中継史上初の事態が発生するなど、様々な出来事が起こった。
- この年から、同じ週に開催される女子の「樋口久子森永製菓ウイダーレディス」も、テレビ朝日系列が中継[2]する事になった為、同一週開催の男女の大会を、同じチャンネルで両方放送するという、近年では珍しいケースとなる[3][4]。この大会の2週前に開催される「富士通レディース」の中継では、それを前面に押し出した番宣スポットが放送された。
- その初年度となった同年は、当大会が6ホールにも及ぶプレーオフにもつれ込んだ為、6ホール目のティーショットが終わった段階で時間切れとなり、大会史上初めて優勝者を伝えられないまま中継終了となった。その為、この後に放送された「樋口久子森永製菓ウイダーレディス」の中継中に、プレーオフの結果を伝える措置を取った[5]。
- なお、この年のプレーオフの模様は、当日放送されなかった部分や後日談なども交えた、『マイナビスペシャル 笑顔の軌跡 プレーオフを制した挑戦者』と題した特別番組として、同年12月30日にABCローカルで放送された。この番組内では、優勝した河野が出演したマイナビの特別CMも放映された。
- また同年は、大会開催週の深夜・早朝の時間帯に、「マイナビABCチャンピオンシップの軌跡」と題したフィラー番組[6]が、ABCローカルで放映された。
- 同年から制作局・朝日放送の野球解説者に就任した矢野燿大(元阪神タイガース・中日ドラゴンズ捕手)が、スカイA・sports+のレギュラー番組『金谷多一郎・矢野燿大の考えるゴルフ』で共演する金谷多一郎とともに、中継で石川遼のラウンドリポーターを務めた。
歴代実況(決勝ラウンド実況)
脚注
- ^ 当大会に限らずテレビ朝日系の男子ゴルフ中継は、2007年は最終日以外は深夜録画であったが、2008年は夕方録画に戻っている。
- ^ 「樋口久子IDC大塚家具レディス」として行われていた2010年までは、テレビ東京系列が中継していた。
- ^ 過去の例では、男女同時開催だった時代の「東海クラシック」(東海テレビ制作・フジテレビ系列で中継)がある。
- ^ さらに、その前はTBS系列で「伊藤園レディスゴルフトーナメント」(1994年よりテレビ朝日に移行)・「マルマンオープンゴルフトーナメント」(1994年を持って廃止)がある。
- ^ 字幕による速報と、プレーオフ・6ホール目の2打目以降のダイジェスト映像を、中継の間に挿入する形をとった。なお、スカイ・Aの録画中継(当日朝放送された「全部見せます!ゴルフシリーズ」と、地上波中継のディレイ版)では、地上波では放送されなかった箇所を編集して実況・および優勝インタビューを挿入した。
- ^ 2008年以降の大会の最終日ダイジェストとスーパーショット集(計20分)。これを放送開始時刻まで繰り返し放送した。