首都圏新都市鉄道TX-2000系電車
| 首都圏新都市鉄道TX-2000系電車 | |
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TX-2000系2次量産車(2009年11月)
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| 編成 | 6両(4M2T) |
| 起動加速度 | 3.0km/h/s |
| 営業最高速度 | 130km/h |
| 減速度 | 4.2km/h/s(常用最大) 4.4km/h/s(非常) |
| 編成定員 | 920(うち座席318) |
| 車体長 | 中間車20,000mm 先頭車20,800mm |
| 車体幅 | 2,950mm |
| 車体高 | 4,070mm |
| 編成質量 | 206.3t |
| 軌間 | 1,067mm |
| 電気方式 | 直流1,500V 交流20,000V/50Hz (架空電車線方式) |
| モーター出力 | 190kW |
| 主電動機 | かご形三相誘導電動機 日立製作所 EFO-K60形 |
| 編成出力 | 3040kW |
| 歯車比 | 98:15 (6.53) |
| 制御装置 | PWMコンバータ+VVVFインバータ制御 (IGBT素子) 日立製作所 CI-HR2420AorB形 |
| 駆動装置 | TD継手式中実軸平行カルダン駆動 |
| ブレーキ方式 | CS-ATC連動回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ 全電気ブレーキ |
| 保安装置 | CS-ATC, ATO |
| 製造メーカー | 日立製作所 |
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この表について
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首都圏新都市鉄道TX-2000系電車(しゅとけんしんとしてつどうTX-2000けいでんしゃ)は、首都圏新都市鉄道の交流・直流両用通勤形電車。
目次 |
[編集] 概要
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線(以下、つくばエクスプレス)開業時に導入された日立製作所製のA-trainである。同時期に導入されたTX-1000系をベースに設計されたが、主に電装品が異なり、茨城県内(守谷駅 - つくば駅間)で採用する交流電化区間にも対応したものとなっている。形式称号の "TX" はつくばエクスプレスのローマ字表記 "Tsukuba eXpress" に由来する。
2003年(平成15年)3月に先行製作車6両編成1本(6両)、翌2004年(平成16年)1月から7月にかけて1次量産車6両編成15本(90両)が落成し、いずれも2005年(平成17年)8月24日のつくばエクスプレス開業と同時に営業運行を開始した。その後、全線での利用客の増加に伴い車両の増備が必要になったため、2008年(平成20年)に2次量産車6両編成4本(24両)[1]が落成した。2010年1月現在で6両編成20本(120両)が在籍する。今後、2012年(平成24年)度までにさらに6両編成3本(18両)を増備する予定である[2]。
[編集] 車体外観
車体は片側4か所の両開き客用扉を有する。車体のサイズ(車両限界)はJRの在来線車両と同等の全長20m級、幅2950mm級で、他の私鉄や地下鉄の標準的な車両限界に比べて大きなものとなっている。材質はアルミニウム合金で、最新のダブルスキン構造を採用した。表面に酸化被膜を形成する加工を施して腐食を防いでおり、無塗装である。アクセントとして車体側面上部に赤色のテープによるラインを張り付けている。前面デザインは鋭いラインとV字型のガラスが特徴で、高速感を出したものとなっており、路線内のトンネル区間や地下区間で非常時の避難を目的に貫通扉を持つ。
TX-1000系とはほぼ同じ外観で一見すると見分けが付かないが、本系列は高圧の交流電化区間を走行するため、屋根上の集電装置(パンタグラフ)周囲は絶縁のための碍子が多数設置されている。また、車両番号を表示するプレートの色が、TX-1000系の紺色に対して、本系列では赤色である。
なお、2次量産車では側面上部に施されていた赤色テープを先頭車の前面窓下部にも施し、鋭いVラインを表現、また、側面の窓ガラス下部には新たに赤色線の帯を配し、駅停車時に車両と可動式ホーム柵を識別しやすくなるようにしたので、見分けやすくなっている。
[編集] 内装
車内は白色を基調とし、客用ドアも同色の化粧板仕上げとされ、明るい雰囲気である。各ドア下部には滑り止めを兼ねた黄色い点字ブロックが貼り付けられているのに加え、ドアの開閉に合わせてドアチャイムが鳴動するなど視覚障害者にも配慮したものとなっている。また、編成中2両(2号車・5号車)に車椅子スペースを持つ。
座席はロングシートを基本とするが、編成の中央部分の2両(3号車・4号車)はボックスシートとロングシートの混在するセミクロスシート配置とした。クロスシートのうち通路側の座席には肘掛部分に収納式テーブルを装備している。これらの座席はいずれも表面に凹凸をつけることで着席区画を明確化したバケットシート仕様であるほか 、座席を壁面だけで支えることによって足元を広く使えるようになっている。また、着席区画の明確化と同時に混雑時につかまったり、着席・起立の補助となる握り棒(スタンションポール)が設置されている。2次量産車ではクッション材の硬度を見直したことにより、座り心地が向上している。
つり革は握りやすい三角形タイプで、優先席部分はオレンジ色としてある[3]。なお、2次量産車では女性専用車や優先席付近のつり革(落成時からオレンジ色)の高さがやや低く設定されたほか、座席やガラスに印字される「優先席」のロゴが異なり、また携帯電話のルールを記載したステッカーも東日本旅客鉄道(JR東日本)で採用されているフォーマットのものが貼付された[4]。
側面の窓は大きな1枚ガラスを用いており、開放的な雰囲気となっている。1990年代以降の新型車両では紫外線カット機能付きのガラスを採用する代わりにカーテンを廃するものも出てきたが、本系列では透明ガラスと巻き上げカーテンを採用した。この窓は開閉不能であるが、空調設備が故障した時の換気用として車両連結面(妻面)に開閉可能な小窓を設置している。
乗客用車内案内表示装置としてLED式の文字スクロールによるものと路線図式のものが設置されている。他事業者では路線図式のものはLED式の文字スクロールによる表示に取って代わったところが多く、新たに採用しているところは少ない。また、自動放送装置を搭載しており、日本語と英語に対応している。
このほかにも、2次量産車では部品の見直しによって耐火性の向上、客用ドアのゴムの硬度見直しによってドアに挟まれにくくするなどの改良が施されている。
[編集] 無線LAN
第60編成は落成時から、他編成は改造により無線LAN機器を搭載。2005年8月24日の開業日から翌2006年(平成18年)7月31日まで列車内無線LAN接続トライアル用に供された。
無線LAN接続商用サービス開始の決定により、2006年7月31日までに全16編成が無線LAN接続対応となり、商用サービスは同年8月24日から開始された。当初はNTTドコモの「Mzone」と「moperaU「公衆無線LAN」コース」のみが提供されていたが、同年11月9日からは東日本電信電話(NTT東日本)の「フレッツ・スポット」も提供が開始された。なお、トライアルユーザーに対しては8月24日から1か月間商用環境の体験キャンペーンなどが実施された。
[編集] 運転・走行機器
運転台のマスター・コントローラーはワンハンドル仕様で、力行とブレーキが一体化しており、左手だけで操作する。また、ワンマン運転対応のために客用ドア開閉スイッチを運転台部分に併設する。運転台にはATIと呼ばれる日立製のモニタ装置があり、各車両の状態が一目でわかるようになっている。
主制御機器(走行用モーターの制御装置)には日立製のIGBT素子によるVVVFインバータ(回生ブレーキ対応)を採用、1基のVVVFインバータが制御する主電動機の数を2台に制限することで、制御装置が故障した時も自力走行できることを目標にしている。主電動機(走行用モーター)も日立製のかご形三相誘導電動機で、EFO-K60形[5]を電動車1両に4台搭載する。車軸への動力伝達はTD平行カルダン駆動方式、歯車比は1:6.53で起動加速度3.0km/h、最高速度130km/hに対応している。台車は川崎重工業製で、電動車がKW167、付随車がKW168を名乗る。
直流1,500Vと交流50Hz 20,000Vとの両方の電源に対応するため、屋根上に交直切換器・交流遮断器・直流・交流避雷器等の電源切替に必要な機器類を搭載し、床下には主変圧器を搭載し、交流区間では交流電源を降圧させ、主制御機器に搭載されているPWMコンバータで直流に変換され、VVVFインバータに送られる回路になっている。また、交直切替は自動切り替え機能を搭載し、TX-1000系と同じく車内の照明や冷暖房の電源用として静止形インバータ (SIV) を搭載。交流区間でSIV装置が使用できるように、主変圧器からの交流1,444Vを直流1,250Vに変換する高圧補助整流装置を搭載している。
[編集] 保安装置
ATCとATO、TASCを搭載し、運転士のボタン操作一つで加速から停車までを自動で行うようになっている。
[編集] 更新工事
内装
- 朝夕ラッシュ時に女性専用車両を設定(2005年9月1日 - )
- 乗務員室内に無線LAN (NTT, WIPAS) のアンテナを設置(2005年夏 - 2006年夏)
- 第51 - 第59編成のボックスシート部にテーブルを設置(2006年1月 - 2006年3月)
- 優先席付近のつり革の色の変更(2007年頃)
運転・走行機器
- マスター・コントローラーの取っ手部分の交換(2010年)
[編集] 編成
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形式
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機器
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設備'
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[編集] 運用
秋葉原駅 - つくば駅の全区間で運用されており、快速の全列車と大半の区間快速には本系列が充当される。また、過去にはお召し列車として運用されたこともある。詳細は該当項目を参照。