鏡餅
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鏡餅(かがみもち)とは、正月などに神仏に供える円くて平たい餅のことである。大小2つの餅を重ねて供える。地域によっては餅を三枚重ねたり、二段の片方を紅く着色して縁起が良いとされる紅白としたもの(石川県で見られる)、餅の替わりに砂糖で形作ったもの、細長く伸ばしたものを渦巻状に丸め、とぐろを巻いた白蛇に見立てたものなど様々なバリエーションが存在する。
鏡餅という名称は、昔の鏡の形に似ていることによる。昔の鏡は青銅製の丸形で、神事などに用いられるものであった。三種の神器の一つ、八咫鏡を形取ったものとも言われる。
鏡餅が現在のような形で供えられるようになったのは、家に床の間が作られるようになった室町時代以降のことである。武家では、床の間に具足(甲冑)を飾り、その前に鏡餅を供えた。鏡餅には、譲葉・熨斗鮑・海老・昆布・橙などを載せるのが通例となり、これは具足餅(武家餅)と呼ばれた。今日では、三方に半紙を敷き、その上に裏白(羊歯の一種)を載せ、大小2つの餅を重ね、その上に串柿・干しするめ・橙・昆布などを飾るようになっている。
近年は、家庭内に飾ることの利便性と、後で食べる際の衛生面を考えて、鏡餅が重なった姿を型取ったプラスチックの容器に充填した餅や、同様の容器に(個別包装された)小さな餅を多数入れ、プラスチック製の橙などとセットにした商品が多く、各餅製造会社より発売されている。
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[編集] 鏡餅に関する風習
[編集] 飾り始める時期
- 鏡餅を飾るのは12月28日が最適とされる。「八」が末広がりで日本では良い数字とされているからである。大安(12月31日を除く)を選んで供える地域もある。
- 浄土真宗では、尊前に鏡餅を供える。正月(修正会)の荘厳として供える為、12月31日の朝の勤行のあと、夕の勤行までに飾る。大安などの暦注や語呂合わせによる日の吉凶に惑わされないという教義に基づく。三方ではなく、折敷(おしき)に白紙を敷いて飾る。本尊前は、三重の鏡餅が正式。
[編集] 鏡開きの日
- 鏡開きの日は地域によって違いはあるが、一般的には1月11日とされる。それまでは飾り続けた状態でよいと考えられている。
- 浄土真宗では、修正会(在家の場合は、1月1日~3日)後の1月4日朝の勤行後に下げ、汁粉などにして食べる。上記のような縁起を担ぐ事は行わない。
[編集] 外部リンク
- 日本鏡餅組合 - Q&Aや資料など
[編集] 参考文献
- 真宗大谷派式務部 監修、菊池祐恭 著『お内仏のお給仕と心得』真宗大谷派宗務所出版部、1981年改訂。ISBN 4-8341-0067-7

