白波瀬傑

白波瀬傑
しらはせすぐる; 白波瀬傑
生誕	日本
職業	ジャニーズ事務所元取締役副社長
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白波瀬傑（しらはせすぐる）は、日本の実業家、芸能プロモーター。芸能事務所・ジャニーズ事務所（現SMILE-UP.）元取締役副社長。長らく同社に係る、テレビや雑誌など各マスメディアに対する宣伝業務を担当してきた^[1]。

経歴[編集]

株式会社渡辺プロダクションに所属していた1975年に当時、渡辺プロダクションと業務提携関係にあったジャニーズ事務所のメリー喜多川より声が掛かり、ジャニーズ事務所に入社した^[1]。1982年頃、同事務所は宣伝部を創設して白波瀬が宣伝を担当するようになり^[1]、テレビやスポーツ紙・雑誌などジャニーズのタレントを扱う各種媒体の窓口となった^[2]。1996年に株式会社ジャニーズ事務所の取締役に就任^[1]。その後、専務に昇格し2019年に取締役副社長に選任されていた^[1]。

しかし、ジャニーズ事務所がジャニー喜多川による性的虐待疑惑を認めた2023年 9月7日の記者会見において、白波瀬が姿を見せないことを訝しむ記者に対し事務所側は白波瀬が9月5日付で同事務所の副社長を既に引責辞任していたことを明かした^[3]。なお副社長辞任後も嘱託社員としてジャニーズ事務所に留まっており、このことは10月3日になって明らかにされた^[4]。事務所によると、白波瀬は引き継ぎなどの業務に当たっており、10月15日をもって嘱託社員としても契約終了の見込みだという^[5]。10月18日、予定通り15日付で白波瀬の嘱託社員としての契約が終了し、退職したことが明らかになった^[6]。SMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所、17日付で改称）は、今後もジャニーによる性被害の補償のための在籍確認などで、引き続き白波瀬の協力を得るとした^[6]。

人物[編集]

関係者には「しーさん」と呼ばれている^[2]^[7]。
番組のプロデューサーにはタレントの起用や扱いを巡り、スポーツ紙記者にはタレントの記事の扱いを巡り、畳みかけていた^[8]^[9]。また、週刊誌や写真誌の編集やライターとも付き合い、タレントのスキャンダルの揉み消しを求める交渉を行っていた^[8]。
気に入らないことがあると「ウチは引き揚げさせてもらいますから」と脅していたと報じられている^[8]。

脚注[編集]

^ ^a ^b ^c ^d ^e 【調査報告書(公表版)】 - ジャニーズ事務所
^ ^a ^b “ジャニーズ内権力を失ったはずの「大物キーマン」が「影響力は持ち続ける」とささやかれている理由”. FRIDAYデジタル (2023年9月26日). 2023年9月27日閲覧。
^ “なぜ出席しない…ジャニーズを最も知る男白波瀬副社長も辞任 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年9月27日閲覧。
^ “ジャニーズ前副社長の白波瀬氏は「嘱託社員」説明責任問う声も：朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年10月3日). 2023年10月4日閲覧。
^ “ジャニーズ前副社長の白波瀬氏は嘱託社員 15日で契約終了の見込み”. 産経新聞. (2023年10月11日) 2023年10月12日閲覧。
^ ^a ^b “旧ジャニーズ白波瀬氏が退職補償対応で「引き続き協力してもらう」：朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年10月18日). 2023年10月18日閲覧。
^ “ジャニーズ伝説の広報、白波瀬傑代表取締役副社長のマスコミ掌握術”. 日刊サイゾー (2023年9月19日). 2023年9月27日閲覧。
^ ^a ^b ^c “ジャニーズ“メディア圧力のキーマン”白波瀬傑氏はどこに…記者陣が自宅に直撃取材も応じず｜日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2023年9月25日). 2023年9月27日閲覧。
^ “ジャニーズを去った白波瀬傑氏最後までメディアコントロールを試みた“クレーム”の内容”. ENCOUNT. 2023年9月27日閲覧。

経歴[編集]

人物[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]