猫ちぐら

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猫ちぐら
道の駅関川における猫ちぐらの製作実演風景
江戸後期の猫ちぐら(深川江戸資料館)

猫ちぐら(ねこちぐら)、猫つぐら(ねこつぐら)とは、を編んで作った猫用のペットハウスの一種。新潟県関川村、および秋山郷(同県津南町長野県栄村)周辺の伝統民芸品である。関川村では「猫ちぐら」と呼び、秋山郷では「猫つぐら」と呼ぶ人が多い。

概要[編集]

ちぐら(つぐら)は「稚座」と書き、新潟の方言でのことである。米どころであり多産の新潟地方では乳幼児を稲藁で編んだ籠に入れておく習慣があり、雪に閉ざされる新潟県での冬季における副業として、作られてきた[1]

江戸後期には江戸でも用いられていた。深川江戸資料館に再現されたものは猫が上から出入りするようになっており、横の口は覗き窓となっている。

現代になって用に作られたちぐら(つぐら)は、特に形が決まっているわけではなく製作者の創意により様々な形状のものが存在する。かまくら型や、型のものが一般的であり、籠状のものはほとんどない。猫は狭い空間に入り込む習性があるため、猫ちぐら(猫つぐら)を与えられると自分から入り込んで寝ぐらにするという。

脚注[編集]

  1. ^ 『しあわせ猫ちぐら 猫と人とふるさとの写真帖 越後せきかわで、こんだニャンコと人におだよ。』 五月書房“猫ちぐら”編集部編、新潟県関川村・猫ちぐらの会監修、五月書房、2010年7月。ISBN 978-4-7727-0485-4

関連項目[編集]

外部リンク[編集]