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2020年2月15日 (土) 00:22時点における版

蟹田駅
駅舎(2012年5月)
かにた
Kanita
瀬辺地 (3.6 km)
(4.4 km) 中小国

地図

蟹田駅の位置(青森県内)
蟹田駅
蟹田駅
蟹田駅位置図(青森県)
所在地 青森県東津軽郡外ヶ浜町字上蟹田[1]55
北緯41度2分17.91秒 東経140度38分33.41秒 / 北緯41.0383083度 東経140.6426139度 / 41.0383083; 140.6426139座標: 北緯41度2分17.91秒 東経140度38分33.41秒 / 北緯41.0383083度 東経140.6426139度 / 41.0383083; 140.6426139
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 津軽線
キロ程 27.0 km(青森起点)
電報略号 カタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
150人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1951年昭和26年)12月5日[1]
備考 業務委託駅
みどりの窓口[1]
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リニューアル前の駅舎(2009年)
ホーム上の津軽海峡線開業記念碑
太宰治津軽』の一節が刻まれている

蟹田駅(かにたえき)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字上蟹田(うえかにた)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)津軽線である[1]事務管コードは▲212510[2]

概要

当駅は津軽線の単独駅であり、津軽線と北海道旅客鉄道(JR北海道)海峡線の分岐駅は隣の中小国駅である。しかし、海峡線を経由する旅客列車は当初から中小国駅を通過していたため、特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が全て停車する当駅が実質的な分岐駅となっていた[1]。このため、当駅でJR東日本とJR北海道の乗務員の交代が行われており、寝台特急も一時期は当駅で車掌の交代が行われていた(その後は青森駅で行われるようになった)[注 1]。また、貨物列車も行き違いのため、当駅に運転停車する事がある。だが、2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線開業に伴い、海峡線の設備や運行システムが更新され、在来線専用の電車電気機関車は走行できなくなり、青函トンネルを経由する定期旅客列車は海峡線から全て北海道新幹線に移行し、当駅には乗り入れなくなった。

2002年平成14年)12月1日のダイヤ改正で快速海峡」が廃止され、以降2016年3月の在来線定期旅客列車の設定終了に至るまで海峡線(津軽海峡線)を通過する普通列車は設定されなかった[3]。このため、当駅 - 木古内駅間の各駅で特急「白鳥」・「スーパー白鳥」の普通車自由席に乗車する場合は、特急料金が不要となる特例が設けられていた。また、海峡線方面と津軽線三厩方面乗り換え相互の(大平駅 - 三厩駅間で乗降する)場合、運賃は当駅改札を出ない限り中小国駅乗り換えで計算する区間外乗車の特例がそれぞれ設けられていた[注 2]。これらの理由から、北海道側の木古内駅同様、「青春18きっぷ」利用者の当駅での乗り換えが多かった。北海道新幹線開業後、当駅から北海道方面へ行く場合は、津軽二股駅・新幹線奥津軽いまべつ駅が乗り換え駅となる[注 3]

津軽線の定期普通列車は、午後の上下各一本(2019年3月16日改正時点)が気動車で全線直通運転する以外は当駅にて運転系統が分断されている。青森方面は電車、三厩方面は気動車が当駅でそれぞれ折り返し運転を行う。

津軽線(青森駅 - 中小国駅間)と海峡線(中小国駅 - 木古内駅間)と江差線(木古内駅 - 五稜郭駅間)と函館本線(五稜郭駅 - 函館駅間)は旅客案内上「津軽海峡線」という愛称が使用され、在来線定期旅客列車の設定終了に至るまで「海峡線」とは案内されることはなかった。

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線を有する地上駅[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している[1]。ホームの有効長は8両。このほか留置線が1線あり、青森方へ一旦引き上げてから入る形となっている。

現在は青森駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅。直営駅時代は管理駅中沢駅 - 大川平駅間の各駅を管理していた。

駅舎は木造平屋建てで、みどりの窓口(営業時間:8時50分 - 17時30分、休憩時間あり)、自動券売機駅スタンプも設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 津軽線 上り 青森方面[9] 三厩始発
2 当駅始発
3 下り 三厩方面[9]  

利用状況

JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は150人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 412 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 381 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 357 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 314 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 295 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 260 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 257 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 247 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 241 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 231 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 229 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 227 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 221 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 218 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 206 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 209 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 164 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 152 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 150 [利用客数 1]

駅周辺

駅前通りの県道238号蟹田停車場線

バス路線

その他

  • 2・3番線には海峡線開通を記念して、太宰治の『津軽』の一節を刻んだボードが立てられている。
  • 駅西口には無料駐車場があり、パークアンドライド利用者も居る。

隣の駅

※臨時快速「リゾートあすなろ津軽蟹夫」・「リゾートあすなろ竜飛」の隣の停車駅は各列車記事を参照。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
津軽線
瀬辺地駅 - 蟹田駅 - 中小国駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ この時はJR西日本大阪車掌区の車掌も当駅で交代を行っていた
  2. ^ 2015年8月10日に津軽今別駅(JR北海道管内)が全列車通過扱いとなるまでは、連絡通路で結ばれていた津軽二股駅(JR東日本管内)との間で、海峡線木古内・函館方面と津軽線三厩方面の相互乗り換えが可能だった。ただし、正式な乗り換え駅とはされていなかったうえ、津軽二股駅には普通列車が1日5往復停車するのに対し、津軽今別駅には特急「白鳥」が1日2往復停車したのみであった為、接続の便は良くなかった。
  3. ^ 但し、2016年3月26日のダイヤ改正でも普通列車の運行本数は殆ど変わらず、三厩方面は新幹線開業前と同様に5往復のみの運行となるため、在来線と新幹線の乗り換えが殆ど考慮されておらず、接続は良くない。また、「青春18きっぷ」で新幹線を利用する場合は、別途「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券(片道2,490円・小児同額)」の購入が必要になる。
  4. ^ 同年10月からはこの観光駅長にちなみ、津軽線に運転される臨時快速「リゾートあすなろ津軽」も「リゾートあすなろ津軽蟹夫」に改称されている。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、22頁。 
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ a b "平成14年12月ダイヤ改正について" (Press release). 北海道旅客鉄道. 20 September 2002. 2014年6月19日閲覧
  4. ^ "2010年12月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 16 September 2010. 2014年6月19日閲覧
  5. ^ "平成22年12月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 24 September 2010. 2014年6月19日閲覧
  6. ^ JR津軽線蟹田駅に「カニ駅長」お目見え - 47NEWS(東奥日報から配信)、2012年5月14日
  7. ^ はじめまして 蟹田駅のカニスマ駅長です - 東奥小中学生新聞/週刊JuniJuni「ピックアップニュース」、2012年7月10日
  8. ^ "北海道新幹線設備切替に伴う列車運休について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 2016年3月21日閲覧
  9. ^ a b 時刻表 蟹田駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月23日閲覧。

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月6日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員 2000年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員 2001年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員 2002年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員 2003年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員 2004年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員 2005年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員 2006年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員 2007年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員 2008年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員 2009年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員 2010年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員 2011年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員 2012年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員 2013年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員 2014年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員 2015年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月24日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員 2016年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員 2017年度”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。

関連項目

外部リンク