大統領自由勲章

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大統領自由勲章(中央)と略綬(制服用(上)とボタンホール用(右))及び夜会服用のミニチュアメダル(左)

大統領自由勲章(だいとうりょうじゆうくんしょう:Presidential Medal of Freedom)はアメリカ合衆国勲章で、議会名誉黄金勲章と並んで文民に贈られる最高位の勲章である。

解説[編集]

受章対象者は、「アメリカ合衆国の国益や安全、または世界平和の推進、文化活動、その他の公的・個人的活動に対して特別の賞賛に値する努力や貢献を行った個人」である。

この勲章は第二次世界大戦中の1945年ハリー・S・トルーマンによって制定された。1963年にはジョン・F・ケネディ大統領命令11085号により、この勲章を復活させ、対象者を拡大している。

授章式は独立記念日7月4日の前後に行われ、毎年授章式が行われている。受章者の決定は、推薦などを参考に大統領が行う。

受章者[編集]

複数回の受章が可能であり、ジョン・ケネス・ガルブレイスコリン・パウエルが複数回受章している。元ヘビー級ボクサーのモハメド・アリや、国防長官のロバート・マクナマラ、死後の叙勲としてジョン・F・ケネディも受章している。2009年には、メアリー・ロビンソンも受章している。

他の受章者としては、政治家関連ではアラン・グリーンスパンアルバロ・ウリベマーガレット・サッチャートニー・ブレアウォーレン・バフェットジョージ・H・W・ブッシュアンゲラ・メルケルジョン・ハワードドナルド・ラムズフェルドヘンリー・キッシンジャーディック・チェイニージョージ・シュルツが、文化・芸能・スポーツ関連ではドリス・デイチャールトン・ヘストンウォルト・ディズニージョン・ハーシェル・グレンボブ・ディランヨーヨー・マスタン・ミュージアルなどがいる。第二次大戦中の日系米国人の人権侵害をめぐった裁判で有名なゴードン・ヒラバヤシ教授も受賞者の一人。

意匠[編集]

メダルのデザインは、エナメルの赤五角形をベースに、白エナメル・金縁の星を配したものである。星の中心には、円形の青地エナメルがあり、さらにその中に(アメリカの独立の象徴である)13個の金星が配置されている。メダルの周囲には、5羽の羽を広げたワシが円状に配されている。

関連項目[編集]

  • 名誉勲章 - アメリカ合衆国において軍人へ授与される最高位の勲章
  • 宇宙名誉勲章 - アメリカ合衆国において宇宙飛行士へ授与される最高位の勲章