ヨーヨー・マ

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演奏後、ライス補佐官とともに挨拶するヨーヨー・マ(2002年4月22日)

ヨーヨー・マ(馬 友友、Yo-Yo Ma, Mǎ Yǒuyǒu1955年10月7日 - )は、世界的チェリストチェロの演奏家)の一人である。中国アメリカ人

来歴[編集]

1955年10月7日フランスパリで生まれる。父親の馬孝駿(Hiao-tsiun Ma)は中国寧波生まれでオーケストラ指揮者作曲家。母親の盧雅文(Marina Lu)は香港生まれで台湾国立中央大学出身の声楽家。彼の両親は中国を離れパリに渡りその後、彼が7歳の時にニューヨークに移り住んだ。家族は今もニューヨークに住んでいる。

1960年、4歳でチェロを始める以前の幼少の頃より、ヴァイオリンヴィオラを習い、5歳にしてすでに観衆を前に演奏を行った。7歳の時にはジョン・F・ケネディの前で演奏した。また、8歳でレナード・バーンスタインが行ったコンサートアメリカテレビに出演した。クラシック音楽から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、デビュー当時のテクニックは世界最高ともいわれていた。

1976年に、ハーバード大学を卒業、人類学の学位を取得した。ジュリアード音楽院レナード・ローズの下に学んでいたが、教師に「君に教えることはもう何もない」といわれ、コロンビア大学を経てハーバード大学に入学したという逸話がある。それでも1970年代パブロ・カザルスの偉大さに触れるまではまだ学習を続けるべきか否かを迷っていたという。

1982年バッハ無伴奏チェロ組曲を、ニューヨーク(Vanguard Studios)で録音する。1994年-1997年にかけて同曲の再録音を行い、「Inspired by Bach」と題して各国のアーティストとのコラボレーションを映像表現した。室内楽にも熱心であり、ジュリアード音楽院時代から親密にしていたピアニストであるエマニュエル・アックスと共演している。

1991年にハーバード大学から、名誉博士号を授与される。

2000年、テレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」(原題:The West Wing)に本人役で出演。

2009年バラク・オバマの大統領就任式典にて演奏した。しかし実際に会場にスピーカーで流された音はリアルタイムのものではなく、事前に録音されたものであったことがわかり、各方面で賛否両論の声が上がっている。式典当日の気温は氷点下であり、その寒さのために楽器の音程が狂う恐れがあったため、録音を使用したという。ただし、演奏そのものは実際に行われている。

2010年バラク・オバマより大統領自由勲章を授与された。「世界的チェロ奏者」としての扱いで、同時に受賞した人の中には、ドイツ連邦首相のアンゲラ・メルケルや投資家のウォーレン・バフェット、米第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュがいる。

共演[編集]

ジャンル問わず、非常に多くのミュージシャンと共演する。前述、ピアソラのナンバーをアサド兄弟と共演したアルバムもある。また、2002年の冬季オリンピックソルトレイクシティ)の選手宣誓式では、スティングとともに Fragile などのナンバーを披露した。

楽器について[編集]

飛行機では隣の席をチェロの為に取り、タクシーでも必ず、隣の席に置き、トランクには仕舞わない と宣伝しているが、実際は頻繁にタクシーのトランクに置き忘れている。

外部リンク[編集]