中国サッカーリーグ

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中国サッカーリーグ
加盟国 日本の旗 日本中国地方
開始年 1973年
参加クラブ 10
上位リーグ 日本フットボールリーグ(JFL)
下位リーグ 県リーグ
最新優勝クラブ 松江シティFC (2014年)
最多優勝クラブ マツダSC (9回)
公式サイト 公式サイト
2014年の地域リーグ (サッカー)#中国
中国地方のサッカーリーグ
第1種 社会人 中国サッカーリーグ
大学生 中国大学サッカーリーグ
第2種(高校生) 高円宮杯U-18プリンスリーグ中国
第3種(中学生) 高円宮杯U-15プログレスリーグ
第4種(小学生) なし
第5種(女子) 中国女子サッカーリーグ
関連リーグ 中四国サテライトリーグ

中国サッカーリーグ(ちゅうごくサッカーリーグ)は、日本中国地方の5県(鳥取県島根県岡山県広島県山口県)に所在する第1種登録のクラブチームが参加するサッカーリーグである。

日本全国に9つある地域リーグのひとつ。日本サッカーのリーグ構成 (1種)において、Jリーグ入りを目指すプロクラブからすると事実上5部リーグ、JFL入りを目指すアマチュアクラブからすると2部リーグに相当する。

概要・歴史[編集]

1973年、マツダオート広島・広島教員・三井造船・三菱石油・三井石油・日立笠戸の6チームによる中国地方の地域リーグとして発足した。当初のレギュレーションは、2回戦ホームアンドアウェーの総当たり戦、勝ち点は勝者には2点・引き分けの場合には1点・敗者には0点を加算し、勝ち点の多い順に順位を決定した。

翌1974年から8チームに増加、1975年に親会社の石油流出事故により三井石油が登録辞退し7チーム編成となるものの、その後は基本は8チーム編成のリーグ戦となった。1980年代後半になると、川崎製鉄水島・マツダオートがJSL2部に昇格、川鉄水島はそのままJSLで活躍したものの、マツダオートは残留できなかったため、リーグ編成もそのつど増減した。

1991年、勝者の勝ち点を「3」に変更。 1997年からPK戦をもちいた引き分けの無い「完全決着」方式を採用。90分で決着した場合は勝者に3点・敗者に0点の勝ち点が加算、90分で決着しなかった場合は試合終了後にPK戦を行い、そこで勝ったチームに勝ち点2・負けても勝ち点1が加算された。2000年代にはSC鳥取・三菱自動車水島・ファジアーノ岡山がJFL昇格を果たした。

2007年から完全決着方式をやめ、独自のレギュレーションとなった。まず、ホームアンドアウェーによる2回戦総当たりのリーグ戦(各チーム18試合)を行い、この時点での順位を決定する(勝ち点が同一の場合は得失点差→総得点数→当該チーム同士の対戦成績で順位を決定)。その結果に基づいて「上位(1位-4位)」「下位(5位-8位)」の4チームずつで「順位決定リーグ」総当たり1回戦(各チーム3試合)を行い、計21試合での勝ち点により最終順位が決定する。なお、9位・10位チームは18試合で終了となるほか、最終的に勝ち点が逆転しても順位決定リーグの上位チームが5位以下となる(あるいは下位チームが4位以上になる)ことはない。この順位決定方式は「JFAプリンスリーグU-18中国」でも同様となっていた。

2008年以降、10チーム編成のリーグ戦となる。2009年にレギュレーションを変更、順位決定リーグを取りやめ、従来のリーグ戦方式であるホームアンドアウェーの2回戦総当たりリーグ戦のみとなった(ただし試合開催にあたっては一部の節でセントラル方式を併用する混合方式で開催される)。

レギュレーション[編集]

試合時間、勝ち点等その他のレギュレーションは、2007年までは完全決着方式(現在の九州サッカーリーグと同様の方式)を採用していたが、現在は日本フットボールリーグ (JFL) 等と同様、前後半45分ずつ・延長なし引き分けありの勝点制度を採用する。

優勝チームに(年によっては準優勝チームにも)全国地域サッカーリーグ決勝大会出場権が与えられる。9位・10位チームは県リーグへ自動降格となる。

参加チーム (2015年)[編集]

松江
松江
浜田
浜田
倉敷
倉敷
広島
広島
備前
備前
岡山
岡山
中国サッカーリーグの位置
2015年現在の各チーム活動拠点市町村。

10チーム編成。チーム名の並びは前年の順位上位からの順。

過去に参加していたクラブ[編集]

鳥取県
島根県
  • 益田クラブ
  • 石見FC
岡山県
広島県
(サンフレッチェ広島F.Cの育成組織#特記参照)
山口県

昇降格[編集]

上位カテゴリ昇格へ[編集]

基本的に優勝チームが上位カテゴリ昇格をかけて全国大会(全国社会人サッカー選手権大会(1973年〜)、全国地域サッカーリーグ決勝大会(1977年〜))に出場。大会参加チームは下記記載、ここでは昇格を果たしたチームのみ列挙する。

  • JSL2部 (1973年 - 1991年)
    • 1985年:川崎製鉄水島
    • 1986年:マツダオート広島 (1987年に降格)
    • 1988年:マツダオート広島 (1989年に降格)
  • 旧JFL (1992年 - 1998年)
    • なし
  • JFL (1999年 - 現在)
    • 2000年:SC鳥取
    • 2004年:三菱自動車水島
    • 2007年:ファジアーノ岡山
    • 2013年:ファジアーノ岡山ネクスト、レノファ山口

県リーグからの昇格[編集]

  • 各県リーグ上位2チームが中国地域県リーグ決勝大会(トーナメント制)に進出。このトーナメントの各ブロック優勝2チームが、中国リーグに自動昇格となる。
  • JFLへの昇格および降格に伴いリーグ編成が変化した場合、あるいはリーグ編成を増加する場合、昇格枠が変化する。

年度別順位[編集]

着色部は全国大会出場チーム、太字は上位カテゴリに昇格したチーム。

第1回-第15回[編集]

年度 編成 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 備考
1 1973 6 マツダオート広島 広島教員 三井造船 三菱石油水島 三井石油 日立笠戸 - 6チーム編成で発足 1
2 1974 8 広島フジタSC 三井造船 広島教員 マツダオート広島 三菱石油水島 日本製鋼呉 日立笠戸 三井石油 8チーム編成に変更 2
3 1975 7 広島フジタSC 三井造船 広島教員 日本製鋼呉 日立笠戸 マツダオート広島 益田クラブ - 三井石油が登録辞退 3
4 1976 8 広島フジタSC 三井造船 三菱石油水島 マツダオート広島 益田クラブ 広島教員 日本製鋼呉 日立笠戸 4
5 1977 8 三井造船 マツダオート広島 三菱石油水島 広島フジタSC 益田クラブ 田辺製薬 日本製鋼呉 広島教員 5
6 1978 8 マツダオート広島 三井造船 田辺製薬 三菱石油水島 川崎製鉄水島 日立笠戸 広島フジタSC 益田クラブ 6
7 1979 8 マツダオート広島 三菱石油水島 川崎製鉄水島 三井造船 田辺製薬 三菱自動車水島 日立笠戸 松江友の会 7
8 1980 8 川崎製鉄水島 益田クラブ 田辺製薬 三井造船 マツダオート広島 山口教員 三菱自動車水島 三菱石油水島 8
9 1981 8 川崎製鉄水島 三菱石油水島 マツダオート広島 益田クラブ 三井造船 田辺製薬 山口教員 三菱自動車水島 8
10 1982 8 川崎製鉄水島 山口教員 三菱石油水島 マツダオート広島 田辺製薬 日立笠戸 益田クラブ 三井造船 10
11 1983 8 マツダオート広島 山口教員 川崎製鉄水島 田辺製薬 三菱石油水島 三井造船 日立笠戸 益田クラブ 11
12 1984 8 川崎製鉄水島 マツダオート広島 三菱石油水島 山口教員 田辺製薬 三井造船 マツダSC 益田クラブ 12
13 1985 8 川崎製鉄水島 広島教員 マツダSC マツダオート広島 山口教員 田辺製薬 三井造船 三菱石油水島 13
14 1986 8 マツダオート広島 広島教員 山口教員 マツダSC 三菱石油水島 米子FC 三井造船 田辺製薬 14
15 1987 7 マツダSC 広島教員 山口教員 米子FC 三菱石油水島 鳥取教員 田辺製薬 - 15

第16回-第30回[編集]

年度 編成 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 備考
16 1988 9 マツダオート広島 マツダSC 山口教員 広島フジタSC 広島教員 米子FC 鳥取教員 三菱石油水島 広島市役所 マツダオートが降格に伴い登録 16
17 1989 7 マツダSC 山口教員 広島フジタSC 岡山教員 広島教員 三菱石油水島 米子FC - 17
18 1990 9 マツダSC マツダオート広島 三菱自動車水島 山口教員 広島教員 広島フジタSC 岡山教員 三菱石油水島 米子FC マツダオートが降格に伴い登録 18
19 1991 8 マツダSC NTN岡山 三菱自動車水島 山口教員 アンフィニ広島 広島教員 広島フジタSC SC鳥取 - 勝ち点「3」導入 19
20 1992 8 三菱自動車水島 アンフィニ広島 マツダSC 広島フジタSC SC鳥取 山口教員 広島教員 NTN岡山 - 20
21 1993 8 マツダSC 三菱自動車水島 山口教員 広島フジタSC アンフィニ広島 NTN岡山 SC鳥取 益田クラブ - 21
22 1994 8 マツダSC 三菱自動車水島 NTN岡山 アンフィニ広島 広島フジタSC 山口教員 SC鳥取 益田クラブ - 22
23 1995 8 広島フジタSC 三菱自動車水島 マツダSC ヤマコーFC 三菱石油水島 アンフィニ広島 NTN岡山 山口教員 - 23
24 1996 8 マツダSC 広島フジタSC 三菱自動車水島 広島教員 三菱石油水島 山口教員 アンフィニ広島 ヤマコーFC - 24
25 1997 8 マツダSC 三菱石油水島 広島フジタSC 三菱自動車水島 ヤマコーFC 広島教員 NKK福山 山口教員 - 完全決着制導入 25
26 1998 8 マツダSC 広島フジタSC 三菱自動車水島 広島教員 三菱石油水島 NKK福山 ヤマコーFC SC鳥取 - 前期のみ広島Y参加 26
27 1999 8 三菱自動車水島 広島フジタSC マツダSC 広島教員 日石三菱水島 SC鳥取 NKK福山 ヤマコーFC - 27
28 2000 8 SC鳥取 三菱自動車水島 広島教員 広島フジタSC 山口教員 日新製鋼呉 マツダSC 日石三菱水島 - 28
29 2001 7 広島FC 三菱自動車水島 広島フジタSC 広島教員 マツダSC 日新製鋼呉 山口教員 - 29
30 2002 8 三菱自動車水島 広島フジタSC 広島FC 山口教員 石見FC マツダSC 広島教員 日新製鋼呉 - 30

第31回-[編集]

年度 編成 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 備考
31 2003 8 三菱自動車水島 鳥取KFC 石見FC 広島フジタSC JFE西日本 広島FC マツダSC 山口教員 - 31
32 2004 8 三菱自動車水島 広島フジタSC 佐川急便中国 日立笠戸 石見FC JFE西日本 鳥取KFC 広島FC - 32
33 2005 7 佐川急便中国 ファジアーノ岡山 広島フジタSC 日立笠戸 石見FC JFE西日本 山口教員 - 33
34 2006 8 ファジアーノ岡山 セントラル中国 佐川急便中国 レノファ山口 広島フジタSC JFE西日本 日立笠戸 石見FC - 34
35 2007 8 ファジアーノ岡山 セントラル中国 レノファ山口 佐川急便中国 広島フジタSC マツダSC JFE西日本 日立笠戸 - 完全決着制廃止、上下位制導入 35
36 2008 9 レノファ山口 佐川急便中国 NTN岡山 宇部ヤーマン デッツォーラ島根 日立笠戸 マツダSC JFE西日本 広島フジタSC - 10チーム編成に変更 36
37 2009 10 佐川急便中国 レノファ山口 NTN岡山 宇部ヤーマン 新日石水島 デッツォーラ島根 日立笠戸 JFE西日本 マツダSC 元気SC 上下位制廃止 37
38 2010 10 レノファ山口 デッツォーラ島根 ヴォラドール松江 ネクスファジ NTN岡山 佐川急便中国 新日石水島 宇部ヤーマン 日立笠戸 JFE西日本 38
39 2011 10 デッツォーラ島根 レノファ山口 ネクスファジ 三菱自動車水島 富士ゼロックス広島 NTN岡山 松江シティFC JXエネルギー水島 佐川急便中国 宇部ヤーマン 39
40 2012 10 デッツォーラ島根 ネクスファジ[1] 松江シティFC レノファ山口 三菱自動車水島 富士ゼロックス広島 JXエネルギー水島 NTN岡山 日立笠戸 SC鳥取ドリームス 40
41 2013 10 ネクスファジ デッツォーラ島根 レノファ山口[1] 松江シティFC NTN岡山 富士ゼロックス広島 三菱自動車水島 佐川急便中国 SRC広島 JXエネルギー水島 41
42 2014 10 松江シティFC デッツォーラ島根 三菱自動車水島 SRC広島 JXエネルギー水島 富士ゼロックス広島 NTN岡山 佐川急便中国 宇部ヤーマン 日立笠戸 42

脚注[編集]

  1. ^ a b 全国社会人サッカー選手権大会で上位入賞した事により、全国大会出場権獲得。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]