リッチー・パラシオス

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リッチー・パラシオス
Richie Palacios
タンパベイ・レイズ #1
クリーブランド・ガーディアンズ時代
(2022年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区
生年月日 (1997-05-16) 1997年5月16日(26歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手二塁手
プロ入り 2018年 MLBドラフト3巡目
初出場 2022年4月25日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム オランダの旗 オランダ
WBC 2023年

リチャード・パラシオスRichard Palacios, 1997年5月16日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区出身のプロ野球選手外野手二塁手)。右投左打。MLBタンパベイ・レイズ所属。

経歴[編集]

プロ入りとガーディアンズ時代[編集]

2018年MLBドラフト3巡目(全体108位)でクリーブランド・インディアンス(2022年よりインディアンス→ガーディアンズへと改称)から指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプロデビュー。A-級マホーニングバレー・スクラッパーズ とA級レイクカウンティ・キャプテンズでもプレーし、3球団合計で45試合に出場して打率.361、6本塁打、30打点、7盗塁を記録した。

2019年は右肩関節唇損傷により手術を受けた[1]ため、全休した。

2020年COVID-19の影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦の出場は無かった。

2021年はAA級アクロン・ラバーダックスとAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、2球団合計で103試合に出場して打率.297、7本塁打、48打点、20盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。11月19日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]

2022年は開幕をAAA級コロンバスで迎え、4月25日にメジャー初昇格を果たした[3]。同日のロサンゼルス・エンゼルス戦にて「9番・左翼手」で先発出場してメジャーデビューし、2安打を放った[4]。この年メジャーでは54試合に出場して打率.232、10打点、2盗塁を記録した。

2023年はシーズン前に開催のWBCではオランダ代表として選出された[5]。シーズンでは開幕からAAA級コロンバスでプレーしていたが、6月11日にDFAとなった[6]

カージナルス時代[編集]

2023年6月16日に金銭とのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍した[7]。この年は32試合に出場して打率.258、6本塁打、16打点、2盗塁を記録した。

レイズ時代[編集]

2024年1月5日にアンドリュー・キットレッジとのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した[8]

家族[編集]

叔父のレイ・パラシオス英語版カンザスシティ・ロイヤルズに所属した元メジャーリーガー(捕手)である。また、兄のジョシュ・パラシオスも同じくプロ野球選手(外野手)である[9]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2022 CLE 54 123 112 7 26 6 0 0 32 10 2 0 0 1 9 1 1 20 2 .232 .293 .286 .579
2023 STL 32 102 93 9 24 6 0 6 48 16 2 0 1 1 6 0 1 11 1 .258 .307 .516 .823
MLB:2年 86 225 205 16 50 12 0 6 80 26 4 0 1 2 15 1 2 31 3 .244 .299 .390 .689
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



二塁(2B) 左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)
















































2022 CLE 2 2 1 0 1 1.000 25 43 2 0 1 1.000 - -
2023 STL 1 2 2 0 1 1.000 17 23 2 1 0 .962 8 16 0 1 0 .941 2 2 0 0 0 1.000
MLB 3 4 3 0 2 1.000 42 66 4 1 1 .986 8 16 0 1 0 .941 2 2 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 9(2022年)
  • 67(2023年)
  • 1(2024年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Indians' Richard Palacios: Recovering from shoulder surgery” (英語). CBS Sports (2019年4月4日). 2022年2月20日閲覧。
  2. ^ Guardians Announce Series Of 40-man Roster Moves” (英語). MLB.com (2021年11月19日). 2022年2月20日閲覧。
  3. ^ Anthony Franco (2022年4月25日). “Guardians Promote Richie Palacios, Activate Luke Maile” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月19日閲覧。
  4. ^ Cleveland Guardians at Los Angeles Angels Box Score, April 25, 2022” (英語). Baseball-Reference.com. 2022年5月19日閲覧。
  5. ^ Brian Murphy (2023年2月9日). “Bogaerts leads impressive Netherlands infield group” (英語). MLB.com. 2023年6月18日閲覧。
  6. ^ Nick Deeds (2023年6月11日). “Guardians Designate Richie Palacios For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年6月18日閲覧。
  7. ^ Darragh McDonald (2023年6月16日). “Cardinals Acquire Richie Palacios From Guardians” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年6月18日閲覧。
  8. ^ Nick Deeds (2024年1月5日). “Cardinals Swap Richie Palacios To Rays For Andrew Kittredge” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年1月8日閲覧。
  9. ^ Katherine Fominyth (2018年6月6日). “Towson shortstop, Indians draftee Richie Palacios went the extra mile to carry on family legacy” (英語). The Baltimore Sun. 2022年2月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]