ライマン公会堂
ライマン公会堂(Ryman Auditorium)はアメリカ合衆国テネシー州ナッシュビルの五番街北116番地に位置する2,362席のライブ会場で、かつてのグランド・オール・オープリー会場として有名。以前はグランド・オールド・オープリー・ハウスともゴスペル礼拝堂としても有名。
歴史 [編集]
1892年、ゴスペル礼拝堂としてオープン。蒸気船の船長トーマス・ライマン(1843年 - 1904年)といくつかの酒場を持つナッシュビルの実業家によって建てられる。ライマンは、この公会堂を有力な信仰復興論者サム・ジョーンズのための礼拝堂と考えた。ライマンの死後、礼拝堂は彼に敬意を表しライマン公会堂と名前を変えられた。
1911年から1914年、公会堂はトレヴェッカ・ナザレン大学の本拠地としても使用された。
1943年から1974年までグランド・オール・オープリーの放送のために使われ、その後オープリーはナッシュビル郊外のオープリー・ランドにさらに大きな会場を設立。ライマン公会堂はそれ以降あまり使われず、1992年にエミルー・ハリスと彼女のバンドのザ・ナッシュ・ランブラーズが一連のコンサートを行うまで荒廃に落ち入った(コンサートの模様はアルバム『At the Ryman 』に収録)。ハリスのコンサートはライマン公会堂を復興させる機会となり、1994年親しみやすい公演会場及び博物館として再開。改築したにも関わらず席は礼拝堂の信者席を思い起こさせ、礼拝堂としての公会堂の起源を思い出させるため、ニックネームは『カントリー・ミュージックの教会』と呼ばれる。
1971年アメリカ合衆国国家歴史登録財に、2001年アメリカ合衆国国定歴史建造物に認定。
出演者 [編集]
多くの著名なカントリー・ミュージシャンは、ライマン公会堂の歴史の早い段階から出演していた。一部を以下に示す。
カントリーの他にオルタナティブ・ロック、ブルーグラス、ブルース、クラシック音楽、ゴスペル、ジャズ、ポップ・ミュージック、フォークソング、ロックンロール、そしてミュージカル公演、スタンド・アップ・コメディでも使用される。
ライマン公会堂で演奏を行ったアーティストは数え切れない。一部を以下に示す。
コールドプレイはここでしか買えない限定版サイン入りポスターを販売。
2003年1月30日に、パティ・グリフィンは、ライマン公会堂でライブ・アルバム『A Kiss in Time 』をレコーディング。
2005年、ニール・ヤングはライマン公会堂でジョナサン・デミと映画『Heart of Gold 』を収録。
2006年4月、ジョシュ・ターナーはライマン公会堂でライブ・アルバムを録音。
2007年後半にニッケル・クリークはライマン公会堂でライブDVDを収録する予定だったが中止になった。
1999年、ビル・ゲイザーはステイトラー・ブラザース、オーク・リッジ・ボーイズ、ガイ・ペンロッド、サンディ・パティなど他のアーティストとカテドラルズのサヨナラ公演のビデオとアルバムをライマン公会堂で録音。
2006年5月に、イギリスのバンドのイレイジャーは『On The Road To Nashville 』というタイトルのライブCDとDVDを収録。
雑記 [編集]
- ライマン公会堂は、ロバート・アルトマン監督、デイヴィッド・アーキン、バーバラ・バクスレイ、ネッド・ビーティ、カレン・ブラック主演『ナッシュビル』(1975年)、バート・レイノルズ、ジェリー・リード、ネッド・ビーティ、ドン・ウィリアムス、メル・ティリス、アート・カーニー主演『デキシー・ダンスキングス』(1975年)、シシー・スペイセク、トミー・リー・ジョーンズ主演『歌え!ロレッタ愛のために』(1980年)、クリント・イーストウッドの『センチメンタル・アドベンチャー』(1982年)、ジェシカ・ラング、エド・ハリス主演『ジェシカ・ラングのスウィート・ドリーム』(1985年)などの映画に登場。ニール・ヤングは映画『ニール・ヤング/ハート・オブ・ゴールド ~孤独の旅路~』(2006年)で会場を利用。
- 1923年12月14日、デニショーン・ダンス・カンパニーは、マーサ・グレアム、ルイーズ・ブルックス、ナッシュビル生まれのドリス・ハンフリーと共にライマン公会堂に出演。
- 1969年から1971年までABCで放送された『ジョニー・キャッシュ・ショー』の会場だった。
- 2003年と2004年、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールやハリウッドのギブソン・アンフィシアターのような会場を抑えてPollstar誌が選ぶ国立劇場に選出。
- 舞台裏にはジョニー・キャッシュやミニー・パールのような伝説的なパフォーマー専用楽屋がある。
- ある訪問者はモルモンタバナクル合唱団の会場であるソルト・レイク礼拝堂の次に世界で二番目に良い音響効果を持つと評価。
- 1974年にグランド・オール・オープリー・ハウスがオープンした時、ライマン公会堂の舞台の床から直径およそ5フィートの円が取り除かれ、それがリードシンガーのマイクの後に今日残る新しいオープリー・ハウスの舞台の床に敷いてある。
- グランド・オール・オープリーは、現在毎年11月から2月までライマン公会堂に戻り公演する。