パンガー県

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パンガー県
จังหวัดพังงา
パンガー県の位置
タイの国旗 タイ王国
県庁所在地ムアンパンガー郡
面積4,170.895 km²
人口259,420 人 2013年
人口密度62.19 人/km²
ISO 3166-2TH-82
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パンガー県(パンガーけん、タイ語: จังหวัดพังงา )は、タイ王国南部の県(チャンワット)の1つ。ラノーン県スラートターニー県クラビー県と接し、アンダマン海に面する。プーケット県とは海を挟んで接する。

地理[編集]

パンガー県はマレー半島に位置し、アンダマン海に面する。県内で特に有名なものは、ジェームズ・ボンド・シリーズの『007 黄金銃を持つ男』のロケ地にある、石灰岩でできた岩の柱のタプー島である。これは海による浸食のせいで周囲が削られてできたもので、逆さにした円錐のような形になっている。このような興味深い岩石がパンガー湾内に点在するなどの理由で、タイ政府は1981年パンガー湾国立公園を設立し、保護することを決めた。

名称[編集]

パンガーという名称は、パンガー県内に設置されている郡の1つであるムアンパンガー郡を流れているパンガー川から来ている。そして、このパンガーの語源はプーガー(ภูงา、象の牙の山)から来ていると言われる。

歴史[編集]

18世紀には現在の県域に、タクワパー、タクワトゥン、パンガーなどの都市が成立していた。ビルマプーケット県を攻めてきたとき、隣にあったパンガーは防衛上の理由で、1840年にタクワトゥンを合併した。後の 1931年にはタクワパーを併合して現在のパンガー県が成立した。

県章[編集]

県章

県章は背景にチャーン山が、手前には市庁舎が描かれている。一番手前の船はを採掘するための掘削船であり、これはパンガー県では錫が豊富に採れることを示している。

県木はカジズグスCinnamomum porrectum)、県花は Anaxagorea javanica

隣接する県[編集]

行政区[編集]

パンガー県の郡
パンガー県の郡

パンガー県は8の郡(アムプー)に分かれ、その下に48の町(タムボン)と、314の村(ムーバーン)がある。

脚注[編集]

関連項目[編集]