ナギ

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ナギ
Podocarpus nagi nagi01.jpg
ナギの果実
保全状況評価[1]
DATA DEFICIENTIUCN Red List
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: マツ綱 Coniferopsida
: マツ目 Coniferae
: マキ科 Podocarpaceae
: ナギ属 Nageia
: ナギ N. nagi
学名
Nageia nagiThunb.Kuntze[2]
シノニム

Decussocarpus nagi, Podocarpus nagi[2]

和名
ナギ

ナギ(梛、竹柏、学名Nageia nagi)は、マキ科ナギ属の常緑高木である。マキ属 Podocarpusに含められることもある。

特徴[編集]

比較的温暖な場所に自生する。雌雄異株

高さは20m程度に達する。葉の形は楕円状披針形で、針葉樹であるが広葉樹のような葉型である。若枝は緑色で葉を十字対生につけ、それがやや歪んで2列に並んだようになる。5月頃開花し、10月頃丸く青白色の実が熟す。

海南島台湾日本の本州南岸、四国九州南西諸島などの温暖地方に分布する。しかし、紀伊半島伊豆半島に生育する個体は古い時代に持ち込まれたものが逸出したものが起源と考えられる(史前帰化植物)。少なくとも春日大社のものは1,000年以上前に植栽されたとされている。生育は関東南部が北限といわれる。ただし、化石が関西近辺でも出土する。なお、中国本土のものも植栽されたものが起源であるとされる。

風習[編集]

熊野神社及び熊野三山系の神社では神木とされ、一般的には雄雌一対が参道に植えられている。また、その名がに通じるとして特に船乗りに信仰されて葉を災難よけにお守り袋や鏡の裏などに入れる俗習がある。神社の中には代用木としてモチノキが植えている場合もある。

利用[編集]

造園木のほか、材を家具器具材や、床柱などとしても利用する。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]