セドナ (小惑星)
| セドナ 90377 Sedna |
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セドナの想像図
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| 仮符号・別名 | 2003 VB12 |
| 分類 | 太陽系外縁天体 |
| 軌道の種類 | E-SDOまたは 内オールトの雲 |
| 発見 | |
| 発見日 | 2003年11月14日 |
| 発見者 | M. E. ブラウン C. A. トルヒージョ D. ラビノウィッツ |
| 軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) |
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| 軌道長半径 (a) | 508.57 AU |
| 近日点距離 (q) | 76.361 AU |
| 遠日点距離 (Q) | 960.78 AU |
| 離心率 (e) | 0.853 |
| 公転周期 (P) | 11,809 年 |
| 軌道傾斜角 (i) | 11.93 度 |
| 近日点引数 (Ω) | 311.02 度 |
| 昇交点黄経 (ω) | 144.27 度 |
| 平均近点角 (M) | 358.02 度 |
| 前回近日点通過 | 紀元前1万年頃 |
| 次回近日点通過 | 2075年頃 |
| 物理的性質 | |
| 直径 | 1,180 - 1,800? km |
| 質量 | (1.7 - 6.1) ×1021kg |
| 平均密度 | 2.0? g/cm3 |
| 表面重力 | 0.33 - 0.50 m/s2 |
| 脱出速度 | 0.62 - 0.95 km/s |
| 自転周期 | 10.273 時間 |
| 絶対等級 (H) | 1.5849 |
| アルベド(反射能) | >0.2? |
| 表面温度 | ~33 K |
| 色指数 (B-V) | 1.24 |
| 色指数 (V-R) | 0.78 |
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セドナ (90377 Sedna) は、将来的に準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。2003年11月14日にカリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウン、ジェミニ天文台のチャドウィック・トルヒージョ、イェール大学のデイヴィッド・ラビノウィッツによって発見された。セドナは、太陽系の直径100km以上の知られている天体の中では太陽から最も遠くの軌道を回っている(ただし、2008年現在はエリスの方が遠くに位置している)。
目次 |
[編集] 基本情報
セドナは、2003年11月14日にパロマー天文台のサミュエル・オースチン望遠鏡で最初に観測された。数日の内にチリ、スペイン、アリゾナ、ハワイの望遠鏡でも観測がなされた。スピッツァー宇宙望遠鏡でも観測を行おうとしたが検出することができなかった。
セドナの名前は、北米極北地方に住む原住民族(特にカナダのイヌイット)の海の女神セドナに由来している。太陽からの光がほとんど届かず、表面温度は-240℃以下と考えられることから、厳寒の北極海の海底に住むという伝説を持つ女神セドナの名前を当てられた。軌道確定前に名称が提案されたため物議を醸したが、2004年9月、小惑星番号90377番として登録された。
なお、2004年3月16日にいくつかのマスコミが「第10番目の惑星を発見」と報道したが、当初より、大きさや周囲の天体に対する影響力からセドナが惑星として分類される可能性は低いと見られていた。
[編集] 特徴
セドナの軌道は楕円形であり、近日点は76天文単位、遠日点は約900天文単位と推定されている。発見時には太陽から90天文単位の距離であった(冥王星と太陽との距離の平均は40天文単位)。セドナは、11,000年以上の周期で太陽の周囲を回っている。
直径は、冥王星の約4分の3倍の1,700km程度である。1930年の冥王星発見以降に太陽系で見つかった天体の中では、直径2,400kmのエリスが見つかるまでは最も大きかった。セドナが見つかるまで最大であった天体は直径が約1,250kmのクワオアーであった。
発見当初、自転周期はおよそ40日と非常に長いと観測されたことから、セドナには衛星が存在し、その潮汐力によって自転が減速されたのではないかと考えられた。しかし、ハッブル宇宙望遠鏡の観測では衛星は見つからず、ある程度大きな衛星を持っている可能性は極めて低いとされた[1]。さらにその後の観測によって、実際のセドナの自転周期はこの種の天体としては典型的な10.3時間であり、当初の観測結果は誤りであることが判明した[2]。これによってセドナに巨大衛星の存在を仮定する理由は無くなった。ただし、潮汐力によって自転を減速しない程度の低質量の衛星が存在する可能性は残されている。
セドナは太陽系では火星に次ぐ赤い色をした天体である。セドナがなぜこれほど赤い色に見えるのかは分かっていない。一説によれば、太陽光よりも宇宙線の影響を受け続けた遠い小天体ではソリン (Tholin) のような有色物質が表面に堆積して赤みを帯びると言われている。
[編集] 分類
- 軌道による分類
- セドナは近日点が76天文単位、遠日点が約900天文単位と、近日点においてもエッジワース・カイパーベルトより外側に位置している。また、1万 - 10万天文単位に広がっていると考えられているオールトの雲とも距離が異なっている。現在は便宜的に散乱円盤天体 (SDO) に分類されることが多いが、発見者であるマイク・ブラウンは、内オールトの雲 (inner Oort Cloud) と新たに定義されるべき天体ではないか、と主張しており、他にも Extended Scattered Disc Objects (E-SDO)、Distant Detached Objects (DDO) などの分類名が提案されている。
- その他
- SDOの中には、エリスのようにその遠日点がセドナの近日点より遠いものはあるものの、セドナのようなエッジワース・カイパーベルトより外側のみを通る軌道には2009年現在セドナほどの規模の天体は他に見付かっていない。しかしそれがセドナ自身の重力の影響で一掃された結果だとは見なされておらず、セドナは惑星には分類されていない。しかしその規模から将来準惑星に分類される可能性がある。
[編集] 関連項目
[編集] 出典
[編集] 外部リンク
- NASA's Sedna page(英語)
- 発見者Mike Brownのセドナのページ(英語)
- Official press release by NASA JPL/SCC(英語)
- セドナの軌道要素(JPL、英語)
- 国立天文台・天文ニュース
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